ドッグトレーナーのお仕事
森山の尊敬するトレーナー
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投稿者:森山敏彦
森山の尊敬するトレーナーに太田智美さんという方がいます。
彼女は学生の頃、盲導犬のトレーナーをめざしていたそうです。
盲導犬のトレーナーになりたくて自ら盲導犬協会に連絡を取りトレーナーになる道を探されました。
しかし、当時、協会はトレーナーを募集していなかったそうです。
森山も詳しくは知りませんが、盲導犬のトレーナーになるのはかなり狭き門のようです。
その後、彼女は盲導犬のトレーナーになることは断念され就職し、数年間勤務された後、結婚を期に退職されました。
彼女の凄い所はそこからなのですが、退職後 三十路になっていたのですが、
叶えたかったけど叶わなかった夢に再チャレンジしたのです。
盲導犬のトレーナーにはなれませんでしたがどうしても犬のトレーニングの仕事がしたくて
ドッグトレーナーになるために成人対象の犬の専門学校に通い始めたのです。
その学校で森山がトレーニング講師を勤めていました。
彼女は在学中から森山の運営する「パピーナーサリー」に研修生として通い、
学校を卒業後はスタッフとして片道2時間掛けてかよっていました。
かなり天然なところもありますが^^;
とても周りに気を使う優しい性格で、スタッフからもお客様からも本当に好かれていました。
そして、3年ほど前に出張トレーナーとして独立をされました。
実はプレイボゥはスタッフが独立をすることを勧めています。
森山としては同じ釜の飯を食った人間が去っていくことはとても寂しいのですが、
その人がそれで成長していくのであれば喜んで応援します。
そのとき担当していたお客様もそのまま引き継いでもらうこともあります。
彼女が独立を決めたとき、もちろん森山は喜んで送り出しました。
実は彼女はホームページを持っていません。
今の時代、どんな仕事でもホームページを作るのが当たり前の時代です。
しかし、彼女は口コミでどんどんお客様が集まってくるのです。
彼女の人間性なのでしょう。
誰からも好かれる性格なので、紹介が沢山出るのだと思います。
ドッグトレーニングの技術や知識があるだけでは売れっ子のトレーナーにはなれません。
どんなに素晴らしいトレーニング技術を持っていても性格の悪いトレーナーには習いたくないですよね!
一番大切なものはその人の人間性です。
今まで組織の中で働いていた人間が独立する時に必ず感じる恐怖があります。
(森山もそうでした)
「お客さん集まるかな」
「うまくいかないんじゃないかな」
「失敗したらどうしよう」
「失敗したら笑われるかも」
「自分にできるかな」
独立はとても勇気のいることなのですが、
彼女が独立するとき、森山は絶対に大丈夫だと確信していました。
なぜなら彼女には「人を思いやる心」があるからなのです。
ドッグトレーナーとしてではなくても「人を思いやる心」を持っている人は好かれます。
自然とお客様が集まってきますし、応援してくれる人が沢山出てきます。
もちろん彼女が困っていれば森山も応援します。
先日、彼女から電話があり、
「トレーニングイベントをやるのでアカデミーの生徒さんで誰か手伝ってくれる人いませんか」と連絡をもらいました。
すぐに手配をしました。
お客様が集まりすぎてしまったそうです。
この時代に羨ましい話ですね!
彼女は時間が空いているときに駅2つ程離れた場所でボランティア活動をしています。
飼育放棄された犬達をお世話している団体でトレーナーとしてお手伝いをしているのです。
実はその仕事も彼女がやりたかった仕事だったのだそうです。
人は、本当に自分のやりたかった仕事に出会えると輝いて見えます。
今、太田さんはとても輝いています。
森山はトレーナーとして、人として、そんな太田さんをとても尊敬しています。