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ドッグトレーナーのお仕事

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本文

今日のアカデミーの授業は、
期間中でも一番混乱をきたす授業でした。

オペラント条件づけの4つのカテゴリーで
説明される、正の強化、不の罰、正の強化、
負の強化についてお勉強しました。

この授業は、初めて聞くと、
何がなんだかさっぱり分からなくなります。

生徒さんたちは例題問題に苦しみながら、
何とかこなしていました。

今日の授業の中で、森山は
罰の定義について、森山の考えを少し丁寧に
述べさせてもらいました。

最近のドッグトレーニングでは、
罰を使わないで行うトレーナーさんが
多いのですが、森山は罰を使います。

このような内容のブログを書くと、
『犬に罰を使うなんて』とお叱りを頂く
ことは承知の上なのですが、
それでもあえて、書きたいと思います。

アカデミーには色々なところで
勉強された方が来校されます。

その中には、全く罰を使わないで
トレーニングを行うところで勉強された方
などもいらっしゃいます。

例えば子犬が甘噛みをしてきたら無視をする
と教わるそうです。

しかし、一緒に習いに来ていた3ヶ月の
ジャックラッセルの飼い主さんの手は
パピーの鋭い犬歯で噛まれて腕中みみず腫れ
になり、出血までしていると仰るのです。

その腕を見ても、担当のトレーナーは数週間
「無視してください」の一点張りだったそう
です。

理論的には正しいのかもしれませんが、
飼い主の腕は出血までしているのです。


そのまま無視を続けていて、果たしてその
ジャックラッセルのパピーが甘噛みを
止めるようになるのかどうかは甚だ疑問に
思います。

トレーナーの仕事とは飼い主さんに正しい
犬の飼い方、しつけ方を教える仕事だと
思いますが、森山はそのほかに必ず何らかの
結果が出なければならないと思っています。

結果が出ない理想のトレーニングを
いくら行っても机上の空論、絵に描いたモチ

犬の行動は変わりませんし、飼い主さんは
不幸なままです。

森山はジャックラッセルの甘噛みを
おそらく3分あれば辞めさせることが出来ます。

飼い主さんにやってもらっても10分かかり
ません。

パピーに噛まれたら少し強めに「痛い」
と叫ぶのです。

しかし、叫ぶだけでは子犬の甘噛みは
止まりません。

同時に、自分の顔を子犬の方に勢いよく
近づけるのです。

その動きが子犬の甘噛みを止めさせるのに
効果があります。

例えば母犬は犬歯の伸びてきた子犬に
耳などを噛まれると、痛いので子犬に
向かって「ガゥ」と威嚇します。

そのときに顔を素早く子犬の方に向けながら
「ガゥ」とやるのです。

これはスナッピングと言われる行動で、
犬同士が相手を傷つけづに威嚇するときに

行うボディーランゲージです。

これを人間がまねするのです。
非常に効果があります。

このように少し厳しい方法でもパピーの心を
傷つけずに教えることは出来るのです。

プレイボゥドッグトレーナーズアカデミーは
現場で鍛えられた、
より実践的なトレーニング方法を
生徒さんにお伝えしています。



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