犬の捕食行動

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ドッグトレーナーのお仕事

タイトル

【 犬の捕食行動 】

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本文

犬は捕食動物です。

捕食動物とは生物が他の生物を捕らえて食べることです。

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「え~うちの子こんなことしません」と言う声が聞こえて
きそうですが、福島の原発事故の後のまったく人間が関与
しなくなった地域に残された犬たちは鶏小屋などを襲って
食べていたそうです。

人間に餌をもらっているときは捕食しなくても生きていけ
ますが人間の関与がなくなると犬は捕食して生きていく
ようです。

森山の知り合いの動物カメラマンは沖縄のジャングルで
自然動物の写真を撮っていたそうです。

その時に野犬の群れに襲われたそうですが、その群れの中に
ミニチュアダックスがいたそうです。

森山はその話を聞いて嬉しくなってしまいました。

「ダックスも野犬になれるんだ!!」と思ったのです。

同じく沖縄のジャングルの中にも人間の手はあまり入らない
と思います。

そのような場所で生きていくには獲物を捕らえることができ
なければ生きて行くことはできないでしょう。

犬科の動物の捕食行動を大別すると・・・

1、獲物の匂いを探し、追いかける

2、忍び寄り獲物を睨み付けて動けなくする

3、襲い掛かりかみ殺す

4、摂取する

5、食べきれなかった獲物を巣穴に持ち帰る

になります。

これらがイヌ科の動物が主に行う行動レパートリーです。

野生の犬科の動物は獲物を得るために一日のうち多くの時間
をこのような行動に当てます。

前回、前々回と書いてきた内容からすると犬にこれらの
行動をさせる必要があります。

これらの行動を普段の生活の中に入れてあげる必要がある
と言う事です。

まず、犬の本能でかなり大きなウェイトを占める匂いを嗅ぐ
と言う行動を満足させる必要があります。

散歩のときに他の犬のおしっこの匂いや足跡の匂いを嗅ぐ
のはこのような意味があります。

しかしこの行動は匂いにつられて引っ張る原因になりますから
しつけの観点から見ると自由にやらせると悪影響があります。

ですから横について匂いを嗅がずに歩いてくれた方がよい
のですが、それでは犬の欲求を満たすことはできませんので
オンとオフをしっかり付けて散歩をしてあげるとよいと
思います。

森山は、ヒールウォークと自由散歩を交互に入れています。

横についてしばらく歩いたらフリーにするという方法です。

しっかりヒールウォークができていればフリーにして貰え
ます。

しかしヒールウォークがちゃんとできなければフリーには
して貰えません。

これは行動が行動を強化する「プレマックの原理」と言う
方法です。

しばらくヒールウォークができたら今度は自由に匂いを
嗅いだり排泄したりできます。

そしてまたヒールウォークをします。

このようにしてヒールウオークとフリーを交互にする事に
よって森山は匂いを嗅ぐ欲求を満たしています。

そして自然の行動では走ったり、歩いたり、時には数時間、
かけて獲物を追いかけます。

この行動を散歩で補うとしたら犬種にもよりますが相当の
時間散歩をしなければなりません。

しかも歩いたり走ったりと色々な動きを取り入れながらです。

森山はこの欲求はボール投げをすることで補っています。

ボール投げをすることで全身の筋肉を使いますし、歩くだけ
よりもかなり体力を使います。

更にボールをブッシュの中に投げ込むと獲物を追いかける
欲求も探す欲求も満たせます。

後は獲物に襲い掛かり振り回して息の根を止める欲求を満たす
必要があります。。

これは引っ張りっこの遊びを取り入れることで解消しています。

ペットとして飼われている犬たちは飼い主から食事を与えて
貰っている訳ですから捕食行動はしていません。

ですから普段の生活の中でこのような欲求を満たしてあげる
必要があると言う事です。

日本の規則では中々犬の欲求を満たして上げることは難しい
ですよね!

しかし色々と工夫すればかなり満足させてあげることは
できます。

あなたも色々と工夫してみてください。

森山は将来日本中にパピーナーサリーが増えることで全ての
犬達が社会化されて、しつけされるという大きな夢を持って
います。

そして社会化されたお利口な犬が増えることで日本でもいつの
日かオフリードが解禁される日が来ることを夢見ています。

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プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー校長

ガンドッグレトリーブトライアル協会会長

日本APDT事業企画委員

英国APDT公認ドッグトレーナー

米国CPDT公認ドッグトレーナー

森山 敏彦

犬と一生一緒宣言

愛犬を迎えたら一生一緒に暮らす。
それが当たり前の社会であって欲しいですね。

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