今日もあえて書きます

貴方の想いで日本の犬達の殺処分を0に
近づけましょう

プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー校長

英国APDT公認トレーナー

米国CPDT公認トレーナー

日本APDT事業企画委員

森山 敏彦

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ドッグトレーナーのお仕事

タイトル

【 今日もあえて書きます。 】

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本文

ちなみに最初に言っておきます。

森山は罰(嫌悪刺激)の推奨者ではありません。
(一般の方にも分かりやすいようにあえて罰と言って
 いますが正しくは嫌悪刺激です)

逆に罰(嫌悪刺激)はできるだけ使わないようにお伝え
しています。

しかし最近本から得た知識だけでトレーナーを名乗り
飼い主さんを翻弄させている「にわかトレーナー」が
増えてきているようなのであえて書きます。

嫌悪刺激を使わずに結果を出しているトレーナーさんも
いると思いますので、そのような方にケチを付ける
つもりで書いているわけではありませんので
ご理解ください。

嫌悪刺激を使ったトレーニングは訓練士さんや強制訓練を
習得したトレーナーが使うのなら、犬は非常に早く学習
します。

たとえばチャイムに吠える犬。

強制訓練のトレーナーはわざと犬がほえるような状況を
つくりだし犬が吠えた瞬間にスリップカラーでショック
を入れます。

大体の犬はそれだけで吠えなくなるのです。

だから2秒で吠えなくすることができるのです。

何かのDVDで見たことのある人も多いと思います。

ただし、この方法はタイミング、嫌悪刺激の強さ、一貫性
などが必要とされるので強制訓練に熟練した職人の技です。

一般の飼い主さんには難しいでしょう。

ですから森山もこの方法は飼い主さんにはお勧めしません。

確かに犬は嫌悪刺激を受けた時はストレスを感じると
思います。

ですから犬がチャイムを無視できるようになったらその
あとに古典的条件づけをやっていけばよいのです。

チャイムが鳴る、ご褒美がもらえる、またチャイムが鳴る
ご褒美がもらえる、をくり返していけば最終的に犬は
チャイムが鳴ることを喜ぶようになるでしょう。

理解していただきたいのは嫌悪刺激は学習と結びついて
いるという事です。

ちょっとその一例を!

森山の愛犬ボイシーは4か月の時にイギリスから我が家に
来ました。

飛行機で12時間もの長旅をしてきたボイシー君、さぞ
お腹もすいていることでしょう。

成田から車で家に帰ってきた森山とボイシー。

森山は早速ボイシーに食事を与えることにしました。

そこには先住犬のコウメちゃんがいたのですがコウメちゃん
にも一緒に食事を与えました。

先住犬のコウメちゃんはお淑やかな性格ですのでゆっくり
と食事をしています。

しかし4か月のボイシーは3秒で食べ終わると、なんと
コウメちゃんのご飯を狙いに行くではありませんか!

「お、行った行った」森山はあえてボイシーの行動を
止めなかったのです。

案の定いつもは大人しいコウメちゃんがボイシーの不作法
さに激怒し「ガウ」と一括したのです。

もちろん傷などは負わせません。

コウメちゃんは空気を噛んだだけです。

その後、食事が終わるとすぐにボイシーはコウメを遊びに
誘っていました。

それから4年間、コウメちゃんが他界するまでボイシーは
コウメちゃんのご飯を狙う事は一度もありませんでした。

一度も、です。

ボイシーが2歳になる頃には体力的には逆転していたと
思いますがボイシーは礼儀を守りました。

これは犬たちが生きていく上で頻繁に起きている学習
なのです。

もちろん2頭はとても仲が良かったですよ!

人間の子供だって小さいころは取っ組み合いの喧嘩を
したり、罵り合ったりして、殴られたら痛い、嫌なことを
言われたら傷つくという事を学習していますよね!

最近は先生が子供を殴ると大変な騒ぎになりますが、
森山の時代は親や先生に殴られるなんてしょっちゅう
でした。

でも今は、別に親や先生を尊敬こそするものの恨んでは
いません!

自分の子供が友達を殴ったら自分の子供を叱らない親って
いるんでしょうかね?

他の子供が持っているおもちゃを自分の子供が盗んでも
叱らない親っているのでしょうか!

人間に当てはめてみれば理解できるのですがこれが犬に
なると感情的になってしまうトレーナーが多いようです。

絶対に叱ってはダメ!   罰(嫌悪刺激)はダメ!

教科書に書いてあるようにチャイムで吠える犬に古典的
拮抗条件づけ(恐怖心と相反する感情を条件づけする方法)
や、

系統的脱感作(徐々に刺激に馴らしていく方法)を
使って吠えなくすることは可能かもしれません。

この方法なら罰(嫌悪刺激)は使いません。

が、この方法は森山から言わせれば強制訓練以上に飼い主
には難し方法です。

これらの方法をちゃんと使いこなせるトレーナーが
どれだけいるかも疑問です。

結果、吠える事を治すことができないのであれば本末転倒
絵に描いた餅、泣きっ面に蜂?です。。

教科書通りにやっても良い結果が出るとは限りません。

実は森山も教科書通りに古典的拮抗条件づけや系統的脱感作
をやっていた時代もありました。

しかし、一応プロである森山がやってもうまくいかない
ことの方が多いのです。

ですからよっぽどトレーニングのセンスのある飼い主
さん以外、殆どの場合は失敗に終わります。

殆どの飼い主さんは一瞬だけ嫌悪刺激を使ってもすぐに
治してあげれば喜んでくれます。

近所から吠え声でクレームが来ていればなおさらです。

罰(嫌悪刺激)は感情的に使うと副作用があります。

しかし、教育的に使えば副作用はないと森山は考えて
います。

だからと言って嫌悪刺激を奨励している訳ではありませんよ!

まずは色々な方法を検討して、おもちゃやおやつを使った
方法でトレーニングが可能かどうかを検証します。

その方法を実施してみて、それが無理だと判断したら
できるだけ犬にストレスを与えない方法を選択するように
しています。

一番良いのは悪い癖がつかないように予防することです。

パピーの頃から社会化をして、フレンドリーな性格を育み、
吠える引っ張るなどの悪い癖が出る前にトレーナーに
相談するなどして早い段階で予防することが何よりも
大切です。

今日はちょっと厳しい内容になりましたが、
トレーナーは教科書に書いてあることを実際に行ってみる
必要があります。

その上で「この方法は効果がある」「この方法は難しい」

などの判断をするべきです。

自分でやってみたこともないことを、知識だけでどうこう
言うのであればあまりにも無責任です。。

世の中、教科書通りにはいかないことも結構ありますから

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