群れの掟

貴方の想いで日本の犬達の殺処分を0に
近づけましょう

プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー校長
森山 敏彦

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近況



明日からデンマーク人トレーナー
ヴィベケ・リーセ女史の集中講座が始まります。



募集したらすぐに埋まってしまった講座です。



先日、回線テストも無事終わり、あとは本番を
待つばかり。

森山が主催者ですが一番楽しみにしているのは
私だと思います。

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ドッグトレーナーのお仕事

タイトル

【 群れの掟 】

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本文

ボイシー君がイギリスから生後4か月で家に
来た日、事件は起こりました。

ボイシーははるばるイギリスから飛行機で
12時間かけて日本にやってきました。

森山は成田空港までボイシー君をお出迎えに
行きました。

12時間、食事を取っていなかったのですから
さぞかし、お腹がすいているだろうと思い、
先住犬のコウメちゃんと一緒に食事を
与えました。

ボイシーはばくばくと食べます。

一方、コウメちゃんはおしとやかなのでゆっくりと
ご飯を食べています。

するとなんと自分のご飯を食べ終わったボイシーは
コウメちゃんのご飯を横取りしに行ったのです。

おしとやかに食べていたコウメちゃんですが新参者
に食事を横取りされそうになって流石に「ガウ」と
ボイシーを一括しました。

コウメに一括されたボイシーはびっくりしたのでしょう
遠巻きにコウメの食事している所を見ていました。

驚くのは、それ以来、ボイシーはコウメが10歳で
亡くなるまでコウメのご飯を横取りしに行くことは
一度もなかったことです。

大人になったボイシーは、オスですし喧嘩をすれば
絶対にコウメちゃんより強いはずです。

でも、ボイシーはコウメに敬意を評しているかの如く
絶対に食事を横取りしに行かないのです。

森山は、
「犬ってこうやって群れの掟を作っていくんだな」
とつくづく感心しました。

自然界のオオカミの群れは、むやみに喧嘩をしません。

なぜならば、オオカミは群れで獲物を摂る動物です。

そのほうが、1頭で狩りをするより効率よく獲物を
捕らえることができるからなのです。

ですから、群れの仲間が喧嘩などで怪我をすると
うまく狩りができなくなってしまいます。

よっぽどのことがない限りオオカミは相手を傷つける
ような喧嘩はしないのです。

何かあっても殆どは単なる威嚇で終わってしまいます。

コウメちゃんも、自分の食事を守るときにボイシー君に
攻撃をしたわけではなく単に威嚇しただけです。

そしてその効果はコウメちゃんが亡くなるまで一生
続いたのです。

森山は、犬のトレーニングをするときに罰で学ぶことも
ありだと考えています。

ただし、体罰や恐怖心を与える必要はありません。

びっくりさせると言うのがちょうど良い表現では
ないかとと考えています。

次回はこのビックリの活用法について!

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