貴方の想いで日本の犬達の殺処分を０に
近づけましょう
プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー校長
森山 敏彦
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ドッグトレーナーのお仕事
タイトル
ショート小説【柴犬「そら」の冒険】
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本文
僕の名前はそら。
生後５ヶ月の柴イヌの男の子。
僕はまだ子犬だから、兄弟と遊びたいんだけど
遊べないんだ。
だって兄弟は５頭いたんだけど、みんな貰われて
いっちゃった。
つまんないな～
僕はブリーダーという職業の人のところに
生まれてから１ヶ月になるまでいたんだ。
それからはペットショップっていうガラスの
ケースの中で３ヶ月ごろまで暮らした。
そこに今のお母さんとお父さんが僕を買いに
来てくれて、その日から僕は人間のお父さんと
お母さん家の犬になったんだ。
僕達犬族は社会化期という大切な時期があって、
生後３ヶ月ぐらいまでに親や兄弟と一緒に
いて色々なことを学ばなければ
ならないんだ。
特にこの大切な時期に大きくなったらお散歩で
沢山会う犬や人に馴れておかないと将来、
他の犬や人が怖くなっちゃうんだ。
だから本当は子犬のときに、一杯他の子犬と
遊んだり、人に触ってもらったりする必要が
あるんだよ。
でも僕はガラスケースの中にいて一緒に遊ぶ
兄弟も友達もいなかったから他の犬が嫌い
なんだ。
人間ともあまり触れ合ったことが無かったので、
今のお父さんとお母さん以外の人は怖いんだ。
それと、本当は
僕達犬は、小さい頃に遊びを通して狩の仕方を
学んだり、ボディーランゲージを学んだり、
噛む力を加減することを学ばなければ
ならないんだ。
プロレスごっこの遊びの最中に降参のポーズを
覚えたり、相手をなだめるポーズを覚えたり
するんだよ。
だから生後半年ぐらいまでに兄弟と遊ばないと
降参や相手をなだめるポーズを覚えることが
できないから、本当に喧嘩になったとき
降参や相手をなだめることができなくて
本気でやっつけられたりしちゃうんだ。
それとね、僕達犬は子犬のときに兄弟で遊びながら
噛む力を加減することを学ぶんだ。
どうやって噛む力の加減を学ぶかって言うとね、
相手を本気で噛むともう遊んでくれなくなっちゃう
でしょ。
だから優しく噛むようにするんだよ。
だけど僕は兄弟と遊ぶことが無かったから噛む力を
加減することを学べなかったんだ。
だからお母さんが僕に足拭きなんかの嫌なことを
したときに力の加減が分からないからお母さんが
怪我をするほど本気で噛んじゃうかも知れないよ。
そうなっても僕の責任じゃないからね。
今も、お散歩の後にお母さんが僕の足を
拭くんだけど、僕は足を拭かれるのがあまり
好きじゃないから軽くお母さんの手を噛むんだ。
そうするとお母さんは足を拭くのを止めてくれる。
お母さんは優しい人だから僕の言うことを
何でも聞いてくれるんだよ。
他にもね、
お母さんが何かおいしそうなものを食べていると
匂いにつられてつい欲しくなって飛びついたり、
吠えたりするとお母さんはすぐに食べ物を
くれるんだ。
だからお母さんが何か食べていると僕はいつも
飛びついて吠えることにしているんだ。
最初からフードボールに入っている食べ物
以外は食べちゃだめって教えてくれれば
そんなことしないんだけど、お母さんは
優しいね
僕を生んでくれた両親や兄弟はいないけど
人間のお母さんがいるからなんか楽しいや
さ～これから僕の冒険が始まるよ！
みんな、応援してね！
ぽちっとお願いします♪
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