系統的脱感作

貴方の想いで日本の犬達の殺処分を0に
近づけましょう

プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー校長
森山 敏彦

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近況

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ドッグトレーナーのお仕事

タイトル

系統的脱感作

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本文

学習理論の中でよく登場するものに系統的脱感作
と言うものがあります。

例えば犬が恐怖心を覚える刺激(犬や人など)に
対して恐怖心を感じない程度の強度で刺激を与え
徐々に馴らしていくというものです。

この方法は教科書のような本には必ず出てきます。

蜘蛛恐怖症の人にこの方法を使うと、手のひらに
蜘蛛を乗せても大丈夫になってしまうらしいです。

あまり必要性は感じませんが・・・^^;

森山も恐怖心を持った犬にはよく使う方法です。

例えば、アジリティーのシーソーから落っこちて
シーソーを大嫌いになってしまった犬がいました。

シーソーに近づけようとしても踏ん張って絶対に
近づかないのです。

その子に、シーソーを意識しないレベルの場所で
美味しいおやつを使ってアイコンタクトを
教えていきます。

トレーニングが始まると、犬はシーソーを意識
しないでおやつに夢中になりました。

そして徐々にシーソーに近づけていきいきます。

シーソーのすぐそばまで来ることができたので、
今度はシーソーの上におやつを置いていきます。

腰が引けて恐る恐るですがおやつを食べることが
できました。

そして、
何日かするとその子はまた、シーソーに乗れる
ようになりました。

何日もかけて徐々に徐々にです。

この方法は、もの凄く時間がかかるのです。

系統的脱感作を使う場合、刺激(シーソー)を
コントロールする必要があります。

刺激が勝手に動いてしまったりしてコントロール
できないとこのトレーニングは失敗に終わります。

例えば、お散歩中、他の犬を怖がったり攻撃して
しまうようなケースです。

ようするに、
相手の犬も、お散歩していますから「そこで
動かないでちょっとまってください」とは
いえませんよね!

曲がり角で急に犬が飛び出してくるかもしれません。

しかし、このようなケースでも教科書的な本には
系統的脱感作を使いなさいと書いてある本が
多いのです。

系統的脱感作は犬が刺激に反応して情動反応を
起こしてしまったら最初に戻ってまた犬が反応
しないレベルの刺激からはじめなければなりません。

ですから系統的脱感作を行うときは情動反応を
起こさないようにしてくださいといわれます。

お散歩で攻撃行動をおこしてしまう子は外で犬に
合わないように時間をずらすなどしてくださいと
書いてあります。

森山は
「それってどうなの?」と思ってしまうのです。

いまどき早朝だって真夜中だって犬のお散歩
してる人いますよ!

「散歩に行く時間無いじゃん」って事です。

お客さんはたとえ自分の犬が攻撃行動をしても
愛犬のためにお散歩には行きたいのです。

ドッグトレーナーの中には、お客さんに教科書
通りのアドバイスをする人がいます。

本に「絶対に犬を叱ってはいけません」と書いて
あれば、その通りに飼い主さんに言うのです。

森山はそういうドッグトレーナーに聞きたいです、
あんたは絶対に犬を叱らないんだね?と!

怖がりな犬に「系統的脱感作をやりましょう」
「徐々に馴らして行って下さい」

と簡単に言うトレーナーがいます。

森山も最初は教科書通りに色々やってみました。

でも、森山が何回もトライして、うまくいかない
ことは飼い主さんにはお勧めしません。

だって一応、森山もプロのドッグトレーナーです。

プロがやってもうまくいかないことを一般の飼い主
さんに「やってください」とは言えません。

と言うことで
ドッグトレーナーは、教科書に書いてあることを
絶対に自分で一度は試してみるべきです。

そして、効果があるか、無いのか、難しいのか、
簡単なのか、飼い主にできるのか、できないのか、
など検証をしてみる必要があると思います。

そして、効果があって、飼い主にもできそうだと
分かって、初めてお勧めすることができるのだと
思うのです。

人生もそうですけど世の中教科書通りにいったら
苦労はしませんよね!

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