モチベーターの使い方

今日は、ドッグトレーナー養成スクール8期生の認定筆記テストです。
今まで学んだ内容ですので、ゆっくりと落ち着いていどめば大丈夫な内容になっています。
しかし、決して簡単な問題ではありません。
しっかりと学習理論が理解できていないと合格できませんよ!皆、頑張れ!
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ドッグトレーニング方法
モチベーターの使い方

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人間は報酬を得るために仕事をします。仕事の報酬はお金です。

お金は金属や紙でできていますから、そんなに価値はありませんが、
お金は人間が欲しいもの、何にでも交換することができるので価値がうまれる訳ですね!

犬は残念ながらそのような抽象的な考え方は理解できません。
ですからお金には興味を持ちませんよね!

犬が欲しがるもは、食べ物や玩具のように手に入ったらダイレクトに嬉しい資源です。
これをトレーニング用語でモチベーターといいます。

犬のモチベーターとして代表的なものは食べ物ですが、玩具も十分モチベーターになります。

ちなみに食べ物は細かい作業を教えるときや室内でトレーニングをするときに便利です。
お座りや伏せ、芸などを教えるときは食べ物はとっても便利です。

しかし、欠点があります。
無くなってしまうと言うことです。
おやつが無くなったら言うことを聞かないのでは困ってしまいますよね!
ですからトレーニング中は常に食べ物を用意しておかなければなりません。

一方、
玩具は、川に流してしまったり、薮に投げ込んで無くしてしまわない限り、無くなることはありません。
ですからポケットなどに入れてお散歩に行けば玩具をモチベーターとして使うのにとても便利です。

主に玩具は犬の動きをスピードアップしたいときや集中力をあげたいときに用います。

トレーニングで言えば、横について歩くこと(ヒールウォーク)を教えるときや呼び戻し(リコール)を教えるときに使います。

 

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玩具を使ってヒールウォークを教える方法
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前回の記事で書いたような引張りっこをする玩具を使ってヒールウォークを教えて見ましょう

玩具に興味を持たない子は前回の記事を参考にして、まず玩具を大好きにさせてください。

まず、お散歩をするときにちょっと歩きづらいのですが玩具で引張りっこをしながら歩きます。
この練習を1週間行って、散歩のときでも飼い主さんに沢山遊んでもらえるんだと教えてください。

次の週は玩具を見せびらかしながら歩き、10歩でも上手に歩けたらご褒美に玩具で遊んであげます。

しかし、遊ぶ時間は長くしないでください。
犬が「え、もう終わり?」と思う位がちょうど良いのです。
遊びすぎてしまっては犬が遊びに飽きてしまう可能性があります。

最初は10歩からはじめ、徐々に長い距離を歩けるようにしていきます。
そしてまた10歩、上手に歩けたらまた、玩具で遊んであげます。
犬がずっと玩具に集中して歩けるようになるまで頑張りましょう。

次の週は、玩具をポケットかお散歩バックの中に隠して歩きます。

しかし、少しでも上手に歩けたらポケットから玩具を出して少しだけ遊んであげてください。
そしてまた玩具を隠して歩きます。

このトレーニングを繰り返します。
この場合も最初は短い距離からはじめ、徐々に距離を伸ばして行きます。

この段階になると犬は飼い主が玩具を持っていることを確信していますから
早く玩具で遊んで欲しくて飼い主に集中してきます。

犬が、玩具で遊びたい気持ちをうまく利用してヒールウォークを教えてください。
犬にとって匂いや鳥など外の刺激はとても興味のあるものばかりです。

ですから頑張って犬の気をこちらに引くように遊ばないと集中してくれないかもしれません。

しかし、散歩中も飼い主さんが遊んでくれると覚えた犬は、
飼い主さんから目を離すことなく集中して引っ張らずに歩いてくれるようになります。

 

森山はいつも生徒さんに言います。

「犬との遊びはテクニックです」
「犬と遊ぶテクニックを磨いてください」と。

犬との遊びを制するものは犬を制します。

 

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