ドッグトレーナー養成スクール

PLAYBOW Dog Trainers Academy

  https://playbow-dogtrainers-academy.com/


突然ですが1ヶ月前に私(森山)の愛犬小梅が癌の手術を受けました。


仕事から帰って犬達に食事をあげようしました。


しかし、食事の時だけは元気一杯の小梅が全く食欲を示さなくなったのです。


それどころか大きくお腹で息をしていてかなり苦しそうです。


私は病気のことは素人ですが、明らかに急を要する事態です。

すでに時間は夜の8時、病院は閉まっています。


もしかしたら先生が残っているかもとの思いから掛かりつけの病院に電話をしてみました。


幸いにも電話がつながり、急遽見ていただくことになりました。


エコーを当ててお腹を見るとお腹の中に水溜りのようなものが映っています。


エコーで探りながら注射針を刺すと。そこには大量の血が溜まっているようでした。


先生の診断は脾臓の血管肉腫(レトリバー主に多い血管の癌)による腹腔内出血で虚脱状態に陥ったのではとの事です。


先生曰く、CTでしっかり調べてみないと分かりませんがもし脾臓の血管肉腫なら抗がん剤を使って6ヶ月、何もしなければ2ヶ月ぐらいしか持たないでしょうとの事・・・・・・私は話を聞きながら頬を伝う涙を止めることが出来ませんでした。


さっきまで多摩川でボール投げをして遊んでいた小梅が・・・あと数ヶ月で

この世からいなくなる?


小梅は今年の8月で10歳ですからそんなに遠い将来ではなくこうなることは予想していましたが今の私には現実を受け入れる事が出来ません。


私は約10年前、イギリスに勉強に行く際に愛犬のハスキーをホテル代わりに預けた訓練所で死なせた事があります。


遠くイギリスの地で愛犬の死を知らされ、何もしてあげることが出来ずに帰国するまで何日間も涙が止まらなかった辛い経験を思い出しました。


そのときは昼間はトレーニング研修を受けていますので何とか気を紛らわす事が出来るのですが夜一人になると愛犬との楽しかった経験を思い出して涙が止まらなくなります。


そんな経験から、小梅には出来ることは全てやってあげようと思いましたがその場で何もすることが出来ず、その晩は入院させ家に帰りました。


翌日の先生からの電話では、診察はほぼ間違いないが詳しく調べるには大学病院か動物高度医療センターしかありませんとの事、小梅の場合は急を要する状態でしたから時間の掛かる大学病院は避け、翌日、川崎市にある動物高度医療センターに詳しい検査のため転院することになりました。


動物高度医療センターは家から車で20分ぐらいのところですから小梅を預けて一旦仕事に戻り、夕方再度伺い担当の先生から結果を聞きました。


予想通り脾臓の血管肉腫・・・・でした。


今はお腹の中の出血が一時的に止まっていますがいつまた再出血するか分からないとの事でしたのでその日の内に手術となりました。


手術は無事成功したようで担当の先生から夜の9時過ぎに電話をいただきました。


翌日も翌々日ももちろん面会に行きました。


ICU(集中治療室)で点滴や排泄のためのカテーテルなど何本もチューブが体に刺さっていて酸素吸入をしている小梅を見ているとまた涙が止まらなくなります。


小梅は私が駆け出しのトレーナーとして苦労している時からずーと一緒に苦楽をともにしてきました。


大人しくて誰とでも仲良く出来て皆に好かれる小梅


ボール投げが大好きで毎日散歩でボール投げをしました。


夏は泳ぐのが大好きで水の中に入ると全然出てこようとせず夕暮れまで小梅に付き合った記憶があります。


私が多摩川で昼寝をしていても小梅はフリーの状態でもどこにも行かないと確信できるほど信頼していました。


そんな小梅がこの世からあと数ヶ月でいなくなる?


その時点で私は抗がん剤の使用は止めようと決めました。


先生から犬の抗がん剤は人間程副作用が強くないとの説明を受けたのですががん細胞も正常な細胞も殺してしまう抗がん剤を私の気持ちが受け入れることが出来ません。


周りの友人も抗がん剤は使わなくてもよいのでは・・との意見をくれました。


幸いなことに私の周りにはホリスティックをやっている友人知人が沢山いますのでホリスティックのがん治療などの情報は沢山集まってきます。


すでに小梅のことを知った友人から沢山のお見舞いメールやサプリメントが届き始めました。


私はサプリメントと食事で免疫力を高め、小梅のQOLを出来るだけ高める生活をさせてあげたいな、と思いました。


小梅は思ったより元気でしたし術後の経過も良好でしたので3日間の入院で退院することができました。


しばらくは安静にしていましたが、散歩のボール投げも無理の無い程度に少しずつ再開し、どこに行くにも小梅をつれて出かけ、時間を大切にるようにています。


今まではよく留守番をさせられていた小梅ですが、こうなってみると時間がとても大切に感じます。


なるべく一緒にいてあげたい、少しでも寂しい思いをさせたくないと思うようになりました。


今、小梅は職場の私のデスクの足元ですやすやと寝息を立てています。


今年一杯持つか・・・


頑張れ小梅・・・愛しています







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