年間多くの犬猫が殺処分されてしまう現在の日本。
殺処分されてしまう犬の中には、愛犬の行動に悩んだ飼い主自身が、愛犬を保健所に持ち込むケースもあると言われています。
プレイボゥドッグトレーナーズアカデミーでは、この悲しい現実から少しでも脱するため、「飼育放棄される犬」「飼育放棄する飼い主」を減らすという点に着目し、殺処分0を目指しています。
この「蛇口を締める」ということを目標に、プレイボゥドッグトレーナーズアカデミーでは、下記の3つのことに全力で取り組んでいます。
1.ヨーロッパのような犬と人が自然に共生できる社会を実現するために
質の高いドッグトレーナーを社会に送り出します。
世界的にも動物愛護先進国と言われるヨーロッパ。
そんなヨーロッパの方々はどのように動物たちと共生しているのでしょうか?
ドッグランなどの囲まれた区域でない公園を、犬たちがノーリードで走り回っています。
犬が遊んでいるそばには、小さなお子さんと散歩を楽しむお母さんや、ジョギングを楽しむ人もいれば、寝転がって読書を楽しんでいる人もいます。
このようにヨーロッパに暮らす人と犬との関係は、お互いがお互いに干渉しすぎず、適度な距離を保ちつつ、犬が人の生活に溶け込んでいて羨ましくなるほど素晴らしいものです。
さらには「5つの自由※」を尊重し、動物本来の行動が出来るような環境がある犬たちと自然に暮らす、こういったことが当たり前のヨーロッパと比べ、日本の社会は犬たちにとってどう見えているのでしょうか?
私たちはこういったヨーロッパの動物への考え方をお手本にして、もっと犬が社会に受け入れられる日本独自の文化や考え方を創りたいと考えています。
そのためにも正しい情報を伝えられるドッグトレーナーの活躍は不可欠なのです。
※「5つの自由」とは、人間の飼育下にある動物が苦痛や不快な思いをしないために英国が提唱した5項目の国際的動物福祉の基本。
⓵飢えと渇きからの自由 ⓶不快からの自由 ⓷痛み・傷害・病気からの自由 ⓸恐怖や抑圧からの自由 ⓹正常な行動を表現する自由
2.正しい子犬の社会化を日本に広め定着させる指導者を育てます。
「社会化」とは、子犬の社会化期と呼ばれる時期に将来成犬になってから経験するであろう物事に慣れさせることを指します。
この社会化トレーニングをきちんと行うことで、成犬になってから「犬の問題行動」と言われるような飼い主が困ったと感じる行動頻度が減ると言われています。
施設で処分される日本の犬の1/3が飼い主が困ったと感じる愛犬の行動による放棄だと言われており、その行動の多くが社会化期の社会化不足に起因していると考えられます。
私たちは正しい子犬の社会化を日本に広く定着させ、飼い主が困ったと感じる行動を未然に防ぐことで、飼い主さんから飼育放棄される犬をゼロにしたいと考えます。
だからこそ正しい子犬の社会化を指導でききるドッグトレーナーが必要なのです。
3.正しい犬のしつけを提供できるドッグトレーナーを育てることで、殺処分0を目指します。(飼い主様への教育)
愛犬のしつけに悩んだ飼い主は、一般的にどうするのでしょう。
本を読む、インターネットで検索する、友人に聞くなど調べる方法は様々あるかと思いますが、情報が錯そうする今日、一体何が正しいのでしょうか?
犬たちにも個性がありますから同じ方法ですべての犬たちのお悩みが解決できるとは限りません。
私たちは、犬1頭1頭に合わせた正しいしつけを提供できるドッグトレーナーを社会に送り出すことで、ペットの飼育放棄をさせない、一生添い遂げる様にサポートする人材の育成が草の根運動のように広がっていく。
その実現を目指すための具体的な手段に直結すると私たちは考えているのです。
プレイボゥドッグトレーナーズアカデミーでは、大きな理念を達成するために独りの力ではなかなか実現できないことも仲間たちと一緒にチームで取り組んでいくという活動があります。
故・森山名誉校長はこのチームのことを大きな理念達成の想いを込めて「チームプレイボゥ」と名付けました。
私たちはプレイボゥドッグトレーナーズアカデミーに通う先輩、同期生、後輩の繋がりをとても大事に、そして連携し、様々な活動をチームで実現できるような活動のサポートをしています。
「犬を迎えたら、愛犬の命が燃え尽きるまで一生一緒に暮らす」
これが日本の社会で当たり前になるように、イベントや講演会の企画、行政や企業と連携してのしつけ教室やパピーパーティーの開催など、チームメンバーそれぞれの持ち味を生かして、アカデミーの理念に基づいて活動をしていくのです。