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近況
今日は卒業生が森山を訪ねてわざわざ来校してくれました。
今度ご自分の自宅を改良してオープンするトレーニング施設
の相談にいらしたのです。
話は弾み、施設の相談のみにとどまらず、色々なところに
飛び火して盛り上がりました。
こうやって卒業生が相談で訪ねてきてくれるのは講師冥利に
尽きますね。
やってて良かったって思える瞬間です。
Yさん!いつでも相談に来てくださいね!
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ドッグトレーナーのお仕事
タイトル
【 クマが檻の前を行ったり来たり 】
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本文
昨年、プレイボゥではデンマークのヴィベケのところへ
ツアーを組んで行ったときにヴィベケがトレーニングを
していたトラやライオンのいる動物園に見学に行きました。
そうです、昨年、猛獣に殺処分したキリンを食べさせた
事で有名になったデンマークの動物園です。
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森山達が訪れたときも、「猛獣のえさになるんだよ」と
言ってぶら下っている馬の首を見せてくれました。
その馬を解体するところも来場者に見せるのだと言って
いたのを聞きちょっと驚いてしまいました。
首だけになった馬の血の匂いに気持ちがが悪くなったのを
覚えています。
その動物園ではその馬の肉を毛が付いたまま白熊に与えて
いるところを森山達に見せてくれました。
その意味は、自然の中で白熊はアザラシなどを食べている
のですが、皮に付いている皮下脂肪を歯でこそぎ落として
食べるのだそうです。
それを再現しているのだと言っていました。
これが環境エンリッチメントなのですと仰っていました。
昨年の話は増えすぎてしまったキリンを殺処分して猛獣の
餌にするという事で話題になりました。
良し悪しは別にして、職員の方の話を聞いていると動物の
自然な行動レパートリーを再現させてあげることにすごく
神経を使っているなと感じました。
何故、動物園で動物の自然な行動レパートリーを再現する
必要があるかと言いますとそれをしないと動物が精神的な
病に侵されてしまうからなのです。
本来であれば広大な場所で暮らしている動物たちですから
広大なテリトリーを移動しながら狩りをしています。
それが、動物園と言った限られたものすごく狭い環境に押し
込められてしまうと、自然の中ならできた行動ができなく
なりストレスになります。
そのストレスが高じてくるとステレオタイプ(常同行動)と
言った心の病に侵されるようになります。
クマが檻の前をず~~~~と行ったり来たりしているあれ
です。
常同行動は犬でも起こります。
尻尾を際限なく追いかけたり、足先を炎症が起きても舐めて
いたりするのは常同行動の可能性があります。
その原因は、鎖につなぎっぱなしにしたり、狭いケージに
ずっと閉じ込めていたりするとそのような行動を起こす事
があります。
そこまでいかなくても犬が自由に走ったり匂いを嗅いだり
することができないとストレスを溜め問題行動として違う
形で出現することがあります。
日本ではリードをつけて散歩する事を義務付けられています
からそのような子は多く見られます。
イギリスの動物病院で働いていた獣医師の先生は「イギリスの
犬達のほうが診察台に乗っても全然落ち着いていられます」
「日本の犬達は落ち着きがないように感じます」
「イギリスではオフリードで散歩できるからその差が出て
いるのではないかしら」と仰っていました。
明日に続けます。
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プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー校長
ガンドッグレトリーブトライアル協会会長
日本APDT事業企画委員
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米国CPDT公認ドッグトレーナー
森山 敏彦
犬と一生一緒宣言
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