レトリバーの本当のお仕事
※この記事は、2014年1月9日に投稿された記事に加筆修正したものになります。
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近況
今日の夜は東京も雪が降るかもと誰かが言っていました。
皆さん帰宅するときは気を付けて!
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ドッグトレーナーのお仕事
タイトル
【 レトリバーの本当のお仕事 】
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本文
19期生の授業が始まっています。
最初の授業なので犬種のお仕事についてのお話が中心です。
たとえばゴールデンレトリバーのお仕事はどんなお仕事でしょうか?と言ったお話です。
ゴールデンレトリバーのお仕事
殆どの日本人はゴールデンレトリバーがどんな仕事をしているか知りません。
そりゃそうですよね!
日本ではレトリバーのガンドッグ競技なんてやってないですもんね!
見たことないのは当たり前!
ですから、ガンドッグの競技がどんなものなのか教室の中で愛犬ボイシーと一緒にデモンストレーションをします。
ボイシーとデモンストレーション
まず、別の部屋にボイシーにいてもらい、その間にみんなのいる教室のどこかにおもちゃを隠します。
そして、教室にボイシーを連れてきて玩具を探してもらうのですが、レトリバーはハンドラーが手で指示した方向にどこまでも真っ直ぐ進まなければなりません。
本当は屋外で行う場合、100メートルとか200メートルとか前進させるのです。
ヒールポジション(森山の左横)にボイシーを座らせ、合図でボイシーを前に送り出します。
デモンストレーションですから最初からおもちゃのほうに行かせてしまうと面白くないので、玩具とは全く違った方向にボイシーを送り出します。
狭い部屋ですから10メートルも進めば壁にぶち当たってしまいますのですぐにストップホイッスルで止めます。
そして右に左にハンドシグナルで遠隔操作してから玩具の方向に誘導し、玩具を見つけさせます。
見事ボイシー君が玩具を見つけて回収してくると「おー!」と歓声が上がります。

実際のガンドッグ競技会は・・・
競技はこの操作を100メートル以上離れた屋外で行うのです。
本当の競技会では、50メートル先に見えている回収物を無視させて、最初からブッシュの中に隠してある100メートル先の回収物を先に取ってくると言ったようなトリッキーなコースもあります。
何故そのようなコースがあるかと言いますと、本場イギリスで行われているガンドッグ競技は散弾銃で撃ち落とした鳥を回収する競技です。
しかし、散弾銃の弾が当たっても致命的な傷にはならずに生きたまま撃ち落とされる鳥もいます。
一度に何羽も撃ち落とすのですが、すでに死んでいる鳥はいつでも回収できます。
しかし、生きている鳥は走って逃げていく可能性があります。
すると逃げた鳥は傷を負っていますから苦しみながら死んでいくのです。
ですから逃げる前に早く回収して来て息の根を止め早く楽にしてあげると言う優しさ?なのだそうです。
回収されてもまだ生きている鳥は、最後は20センチぐらいの棍棒で頭を思い切り叩き息の根を止めます。
そしてその鳥たちは肉業者に売られていき、パブなどで料理として食べられます。
犬種のお仕事
森山がイギリスで実際に撮ってきた映像も授業で生徒さんに見てもらいます。
イギリスではこんな競技が行われているのですよ。
レトリバーはこの競技をするために作られた犬なのですよ!と言うお話をします。
ちなみに鳥を撃ち落したり、最後の鳥の頭を強打するのは森山も苦手ですから、日本では鳥の代わりに練習用のダミーを使って競技をやっていますが。
レトリバーはこの競技をやらせると目をキラキラと輝かせて楽しそうに行います。
そりゃそうですよね!この仕事をするために作られた犬なのですから!
このように犬たちはほとんどの犬種が何らかの仕事を持っています。
日本ではペットとして飼われている犬が99%以上ではないかと思われますから「犬が仕事をする」と言う概念が生まれにくいですね!
ですから、授業では今はペットとして飼われている犬のほうが多いですけど、犬はもともと作業動物として作られたのですよとお話しているのです。
犬はペットとして飼われている今でもそのような体力と能力を兼ね備えているのです。
その体力と能力をどこかで発散させてあげなければ違う形で問題行動となって現れてくる可能性が大です。
ですから普段の生活の中にドッグスポーツなど何か犬の本能を発散させてあげるものがあるとよいでしょうね!
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プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー校長
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森山 敏彦
犬と一生一緒宣言
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