資格を持つためには

実際資格を取得するには独学では厳しいため、専門学校かスクールに通うことになります。
ここでは、それぞれのメリットとデメリットをまとめました。
専門学校
大抵の場合、2年制で全日制となっており、費用が150万〜200万程度かかります。
総合的に犬や動物について学べるので、漠然と動物との仕事がしたいと考えている人には向いています。
対して働きながら学びたい、費用を抑えて資格の勉強をしたい人には不向きです。
ドッグトレーナースクール
仕事しながら学べ、費用も比較的低額で始められます。
現役で活躍している講師が在籍している場合が多く、より実践的な知識を学べることが特徴と言えます。
通う期間は1年間〜最短3ヶ月程度でカリキュラムを終えられるところもあるようです。
ただし、期間が短いスクールでは実践的な実習が少ない場合もあるので注意しましょう。
通信教育
時間の融通が利くため、仕事をしながらでも資格取得がしやすいです。また比較的費用が安く抑えられ、およそ10万円程度から始められるという特徴があります。さらに、一度履修した範囲を何度も繰り返し学びなおせるため、わからなかったところに絞って勉強ができるという良さもあります。ただし、通信教育の中には実際にドッグトレーナーのもとで実技講習を行わないカリキュラムのものもあるので注意しましょう。
独学
ドッグトレーナーになるために必須の資格や条件があるわけではないので、実際のところ資格がなくてもドッグトレーナーになることができます。独学の場合は費用が安く、自分のペースで学習できるというメリットがあります。ペットの専門学校に通う場合、一年で100万円程度の費用が必要になります。ケースによっては卒業するまでに数百万円の授業料がかかることもあります。それと比較するとかなり安い金額で学習が可能です。また自己管理能力は必要になりますが、自分の自由なタイミングで勉強を進めることができるのも独学のメリットです。
一方でデメリットとしては、教材を探す手間がかかることや、教えてくれる人がいないこと、実技が身に付きづらいことなどがあげられます。
独学には良い面も悪い面もあることを分かったうえで判断をするとよいでしょう。
※ドッグトレーナーとしての開業には「動物取扱責任者」の申請が必要となります。
申請にあたっては条件がありますので、事前によく調べておくといいでしょう。
スクール選びで重要なことは?
ドッグトレーナーの知識を学ぶための学校、スクールはとても多く、自分に合ったところはどこなのか、悩んでしまうこともあると思います。
一つの参考として、以下の項目をチェックすることが重要です。
- 実習時間の合計
- 実習プログラムの内容
- 実践的なスキルをしっかり学べるか
- トレーニングパートナーの犬はどんな特徴なのか
- 未経験でもプロとして活躍できるようになれるか
さらに、資格をとって独立を考えている人にとっては、その資格の合格率、独立までのサポート体制をしっかりチェックすることが重要です。
おすすめスクール「プレイボゥ」
そこでおすすめしたいスクールが「プレイボゥ」です。
ここでは、おすすめポイントをまとめていきます。
1.世界基準で最難関の資格「CPDT」の高い合格率
プレイボゥは世界基準であるドッグトレーナー資格「CPDT(※)」の合格率9割の実績を誇ります。
その秘訣は、CPDT資格保持者の講師が中心となって講義しているから。
さらに、日進月歩で変わっていくドッグトレーナーの情報も積極的に講義に取り入れ、常に最先端の授業を受けることができます。
2.独立サポートが半永久的
卒業後もスキルがしっかり身についているか自信がない人のために、現場実習を半永久的に無料で受けられる制度が用意されています。
ドッグトレーナーとして独立・開業したい人にとってはとても心強い制度と言えます。
3.安心の全額返金保証
入学して2ヶ月後まで、スクールで学べる内容に満足できなかった場合、返金保証が受けられます。
安心してスキルを身につけたい人にとっては、ありがたい制度ですよね。
※振込手数料・教材費を除いた金額の返金になります。
資格取得後のキャリアイメージ
資格を取得することで様々なキャリアに学んだ知識を活かすことが可能ですが、ここではPLAYBOW Academyを卒業された方のキャリアや、授業で学んだことをどのように活かしているかについて、いくつかピックアップし紹介していきます。
犬の保育園(ドッグホテル経営)
19期 牛尾博子さん
犬のしつけ&ホテルUSSHIY’s Doggy Care経営
牛尾さんは茨城県牛久市で、犬のしつけ教室(保育園)・ドッグホテルを経営しています。
獣医師資格を取得後、全く別の仕事に就いていましたが、プレイボゥでドッグトレーナーの資格を取得し、念願の犬のお仕事へと転身いたしました。
PLAWBOWの授業で報酬ベースのトレーニングが動物の行動学に基づいていることを学び、おやつを使ったトレーニングをしつけの中でも特に重要なワークとして新たに捉えるようになったとのことです。
17期 神藏妙子さん
ドッグホテル・トレーニングDOG PIT経営
神藏さんは河口湖のすぐそばで、ドッグホテルを経営しています。
土地柄、観光でご愛犬と飼い主様がやむを得ず一緒に行動出来ない時のお預かりや、旅先でもご愛犬がストレスなく過ごせるよう、ドッグトレーナーとしてアドバイスされています。
インターネットで多くの情報を得る事が出来る現在。ペットのしつけを本から学ぶのではなく動画を参考にしている飼い主様が多くなっています。動画はわかりやすい一方、正確性にかけることもあるのでイベント等での無料相談やワンコイン相談を行ったり行政と協力しながらトレーニングを行っていくことで、飼い主様のしつけに対する理解度を高めていくよう努めていらっしゃるとのことです。
資格取得を通じて、トレーニングの理論を学んだことにより、過去に行ったトレーニングでは犬の行動に改善が見られなかった理由などが明確化され、現場でのトレーニングの質向上につながったとのことです。
9期 田邉和代さん
犬の保育園プレセア経営
田邉さんはドッグスクールを卒業してから1年足らずで犬の保育園を開業しました。
資格取得からかなり短期間での開業だったため、不安があったものの毎日かわいい子達に囲まれて、忙しくも幸せな毎日を過ごしているとのことです。
出張ドッグトレーナー
16期 濱田由佳さん
出張ドッグトレーナー「DogPaw」
本当に自分の情熱を傾けられる仕事につきたいと思い一念発起し、異業種から出張ドッグトレーナーとして「DogPaw」を創業。トレーナーが自宅に訪問してワンちゃんの「嬉しい」「楽しい」を引き出すポジティブトレーニング(罰を使わないトレーニング)を実践しています。普段生活している環境で飼い主様にも参加していただいてトレーニングを行い、飼い主様がワンちゃんとの関係性をしっかり構築して日常生活に必要な対処ができるような指導を行っています。
在学中のみならず、卒業から開業、そして開業してからもPLAYBOWのフォローサービスを積極的に活用し、精力的にトレーナーとして活動されています。
17期 小野弘恵さん
出張ドッグトレーナー「with a smile」
小野さんは一般企業で働いていましたが、愛犬と参加していたイベントで森山元校長と出会い、今は出張トレーニングをメインにイベント出演などでドッグトレーナーをしています。
ドッグコミュニケーショントレーナー
16期 濱田由佳さん
出張ドッグトレーナー「DogPaw」
小林さんは、プレイボゥドッグトレートレーナー資格取得後、ヴィべケ・リーセ氏の動物行動学トレーニングRPTM 認定コース、獣医師・阿部美奈子氏の動物医療グリーフケア受講中。
ドッグトレーナーとセラピストの立場から、Dog Communication Trainer®として、人と動物の関係性に重視した活動を行っています。
まとめ
ここまで、ドッグトレーナーの仕事内容、資格を取ることの重要性などをまとめてきました。
ドッグトレーナーはまだ発展途上の市場と言え、なかなか安定した職場に就職できるほど社会環境が整っていないことが現状です。
しかし、ペットを飼う人は年々増加し、しつけに困っている人も増えてきています。
そのため、質の高いスキルを持ったドッグトレーナーはますます重要視され、将来性が十分にあると言えるでしょう。
犬と一緒に仕事がしたい、やりがいを持った仕事に就きたいと考えている人は、選択肢の一つとしてドッグトレーナーを考えてみてはいかがでしょうか。
監修者紹介

坂井 恵介
株式会社PLAYBOW代表取締役
犬の学校minakuru代表

米国CPDT-KA認定ドッグトレーナー
JKC公認トリマーB級
JKC公認ハンドラーC級
愛玩動物飼養管理士2級
略歴
2007年4月株式会社PLAYBOW入社。
PLAYBOWkids、PLAYBOW中目黒店、犬の学校minakuruの立ち上げを主導。
PLAYBOW運営のドッグトレーナー養成スクールの講師、
PLAYBOWエリアマネージャーを経て代表取締役に就任
監修した本
犬を楽しくしつける本(笠倉出版)
LOVE柴( マガジンボックス)