GRTA競技会

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ドッグトレーナーのお仕事

タイトル

GRTA競技会

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本題

先週末、蓼科高原にて森山が会長を務める
ガンドッグレトリーブトライアル(GRTA)協会の
競技会が行われました。


今年は、震災で、1回目、2回目の競技会は
中止としましたので、今年初めての競技会と
なりました。


この記事を最近読み始めた方はGRTAがどんな
競技か分からないと思いますので、簡単に
説明しておきます。


ガンドッグとはポインター、セッター、
スパニエル、レトリバー、HPRなどの鳥猟犬の
総称で、GRTAの競技はガンドッグの中の
レトリバーが、撃ち落された鳥や布袋でできている
練習用のダミーなどを回収する競技です。


落ちている鳥、ダミーを見つけて持ち帰るだけの
とてもシンプルなドッグスポーツなのですが、
実際に行ってみると、とてもエキサイティングな
ドッグスポーツなのです。


元々はイギリス貴族のスポーツとして
発展しましたが、最近では一般の市民にも浸透
してきました。



森山の英語の先生、ジョナサンに聞くと
ガンドッグスポーツはイギリスでもアッパークラスの

ドグスポーツだとの事でした。


本場イギリスで行われる競技会は広大な貴族の領地で
行われ、(日本の小さな町程の広さがあります)
男性はスポーツジャケットにネクタイを
しています。



森山の師匠であるフィリッパ・ウイリアムズは
ガンドッグトレーニングのトレーナーでも
ありましたので森山はフィリッパからガンドッグの
トレーニングも教わることができました。


イギリスでこの素晴らしいドッグスポーツを
経験した森山は是非、日本にこのドッグスポーツを
紹介したい!と考え、協会を立ち上げ、定期的に
競技会を行っているのです。



こんな面白いドッグスポーツが何故今まで日本に
無かったのかが不思議なくらいです。


トイグループの犬以外の全ての犬達は人間と一緒に
仕事をするために作られました。


犬は作出された仕事をこなす能力を持っています。


ですから、この能力をどこかで発揮させてあげる
必要があるのです。


逆にどこかでこの能力を発揮させてあげることが
できなければ、ストレスを溜め、問題行動へと
発展する可能性も出てきます。


犬を飼ったら是非、ドッグスポーツを教えて
一緒に楽しみながらストレスを発散させて
あげてください。


さて、今回の蓼科の競技会は天候に恵まれ、とても
暖かな1日でした。


おかげで森山は競技会修了の時にはお猿さんの
ように顔が真っ赤になってしまいました。


参加者は50組み以上と大賑わい。


今回はノービスクラスの方が多く、ミドルクラス
アドバンスクラスはいつも通りの参加者でした。



この協会も発足からはや7年が経過し、関東を
中心に行ってきましたが、最近では、関西など、
広範囲でガンドッグファンシャーが
増えてきました。


最近、森山の愛犬ボイシー君は非常に優秀な
ラブラドール勢の台頭に阻まれ、最近の
競技会では中々上位に食い込むことが
できませんでした



しかし、今回、並み居る入りラブラドールを
押し分け、1位と僅差で2位に入賞することが
できました。


ボイシー君も先月、7歳になり、若い頃よりは
少し落ち着きも出てきましたので、コマンドが
以前より効くようになってきたからかな?


競技会のご報告でした。



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