何故ドッグトレーニングのノウハウを無料で教えるのか?
経営者としてやらなければなならないことは沢山あります。
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ドッグトレーナーのお仕事
【 何故ノウハウを無料で教えるのか?】
昨日の続きです。
森山はドッグトレーナーの卵たちを出張ドッグトレーニングに同行させたり、パピーナーサリーの研修生を全て無料で受け入れ、
普通に考えたらせっかくお金かけて、時間かけて得た物を、
しかし、森山はあえてそれをやっていたのです。
価値ある情報や技術、自分の持っているものは惜しみなく提供すると言うのが森山の考え方なのです。
実は、森山のその考え方の根底にあるものはある友人から教えてもらった言葉だったのです。
その言葉とは・・・・
「情報は発信するところに集まる」と言う言葉です。
実はその言葉をちゃんと知ったのは大人になってからです。
森山が聞いたのは、まだ子供の頃でしたので「大切な事はみんなに教えてあげた方がいいよ」的な簡単な言葉で聞いたように記憶しています。
まだ子供の頃でしたので今ではどんなシチュエーションでその言葉を聞いたのかはっきりは覚えていませんが、
しかし 森山はなんとなくですがその言葉を体現することで人生が変わった経験をしているのです。
この言葉の語源はどこから来ているのかははっきりしないようです。
おそらくその友人もどこかで聞きかじった程度で、本人もよく理解しないままに発していたんだと思います^^;
しかし友人から聞いたその言葉は、森山の心に深く深く刺さっていました。
ちなみに森山は田舎生まれのせいか、子供のころから人とのコミュニケーションがとても苦手でした。
対人関係がうまくいかない事があるといつも「あの言葉通りにやってみたらどうなんだろう」と考える事もしばしば。
しかし「せっかく得た貴重な情報をたやすく人に教えてしまうなんてもったいない」と言う気持ちがぬぐいきれません。
例えば「今日のおやつはショートケーキだよ!お兄ちゃん達に伝えといて」と母親から聞いていたとします。
しかしこの情報を兄に教えなければ、もしかしたら自分がショートケーキを独り占めできるかも・・・などと姑息な事を考えるのです。
そんな淡い期待を抱いて家に帰ると偶然兄の友人が家に遊びに来ていて自分の分のショートケーキを兄の友人が食べているとか・・・
情報を独り占めしようとすると、そんな事がしょっちゅう起こったのです。
ですから森山は「そうだ、あの言葉通りにやってみよう」と、
ある時から自分が「運よく知ることができた重要性の高い情報」を少しずつ周りに発信するようにしてみたのです。
それは本当に他愛もないことだったように記憶しています。
「○○のお店で、めったに手に入らないプレミアム商品売ってるよ」とか「君の事を○○さんがが褒めていたよ」
とか、相手にとって有用だと思われる情報を少しずつですが意識的に発信するようにしていったのです。
そしてその言葉を体現するようになってから、森山を取り巻く環境はがらりと変わっていきました。
それまでの森山は「自分が苦労して得た情報はお金をもらっても教えない」的な主義でした。
するとどうなりますか?森山から情報を教えて貰えなくて損をした友人は意識的に森山に情報を提供してくれなくなります。
考えてみれば当たり前ですよね。
それが、逆に周りの人にとって重要だと思われる情報を教えるようになった瞬間から逆に色々な情報が手に入るようになったのです。
これはロバートチヤルディーニの著書「影響力の武器」にも書いてある「返報性の法則」でも説明ができます。
人は何かを貰ったらお返しをしようとする習性があるそうです。
貴重な情報を貰ったら何かお返ししなければ!と思うのは普通ですよね。
周りに貴重な良い情報を発信するようになると逆に自分のところにもたくさんの貴重な良い情報が入るようになります。
しかし、情報発信することによって得られるものは情報の事も多いのですが何も情報に限られるわけではありません。
それは友情だったり、尊敬だったり、チャンスだったり金銭的なものだったりするのです。
すると、当然良い思いをする事が増えてきますから更にハッピーになるではないですか!!
そうなんです!
森山の情報発信は、周りもハッピーになり自分もハッピーになるために行っているのです。
長くなってきましたので明次回はもう少し具体例をお伝えしましょう。