ある事件が始まりだった

貴方の想いで日本の犬達の殺処分を0に
近づけましょう

プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー校長
森山 敏彦

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近況

今週の土日は、
小田原ダイナシティ―でドッグイベントです。

お時間のある方はいらしてくださいね~~

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ドッグトレーナーのお仕事

タイトル

【 ある事件が始まりだった 】

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本文

見習い訓練士だった森山は、お客さんが
見放した、噛み癖のあるハスキーを引き取って
飼い始めました。

森山は念願の犬を飼い始めたわけですが、
この犬は一筋縄ではいきません。

パピーの頃に体罰を受けて訓練をされたのが
きっかけでハスキーは、ハンドシャイ
(手が怖い)になってしまったのです。

怖いだけならまだいいのですが、不意に手が
近づいて来ると反射的に噛むのです。

あるとき、ベッドで寝ていた森山は、寝返りを
打った拍子に手がベッドの下に垂れ、運悪く
ハスキーの目の前に手を出してしまいました。

その瞬間、激痛を感じ、手を見てみると血で
真っ赤に染まっていました・・・

そうかと思うと、ご機嫌に撫ぜさせてくれる時も
あります。

ソファーで寝ているハスキーを撫でながらテレビを
見ていると次の瞬間、ガブっと手をかまれたり・・・

どんな時でも決して安心してハスキーに触ることが
できませんでした。

愛犬と楽しい生活をするはずが血みどろの戦いの
日々が始まったのです。

森山は、見習い訓練士として働いていましたので
その当時知っていた色々な方法を駆使して噛み癖
を治そうとしました。

しかし、一向に噛み癖は治りませんでした。

ですが、トレーニングはかなり入っていたので、
不意に手を出したりしない限り、他人を
噛んだりすることはありません。

散歩もオフリードでできるレベルです。

噛み癖はありましたが何はともあれ子供の頃の
夢がかないました。

犬と一緒に生活をすることができるように
なったのです。

ま~悪い癖はありましたが、できの悪い子ほど
かわいいもので、結構かわいがっていました。

ハスキーは車が大好きで、散歩の途中、すぐ
そばにタクシーが止まり、後部座席のドアが
開くとちゃっかり乗り込んでしまったことが
何度かありました^^;

森山は車で訓練所に通っていたのですが、
ハスキーも同伴出勤していました。

ハスキーは出勤の時間になるとそわそわし始め、
車のドアが開くと中に飛び込みます。

プライベートでも仕事でも毎日毎日ずっと犬と
一緒の生活です。

森山は子供の頃の憧れたずっと犬と一緒の生活を
謳歌していました。

そのうち森山は出張トレーナーとして独立
しました。

出張トレーナーはお客さんのおうちにお伺いをして
ワンコのトレーニングをします。

すると、さすがにハスキーをお客さんのおうちに
連れて行くことはできず、お留守番をする機会が
増えてきました。

車が大好きなハスキーは森山が出かける支度を
し始めるとそわそわし始めますが、むなしくドアが
目の前で閉まります。

ハスキーにはかわいそうなことをしました。

1人で留守番するのでは退屈だろうと思い、
森山はゴールデンレトリバーを飼い始めたのです。

実は森山は、訓練所で働いていた時ゴールデンが
ブームで、たくさんのゴールデンレトリバーを
訓練していたのですが、ゴールデンの性質が
大好きだったのです。

森山の飼い始めたゴールデンはとても気立てが良く、
生後4か月でノーリードで散歩ができるレベルに
達していました。

もちろん噛み癖もありませんから、森山は
ゴールデンをデモ犬として毎日連れまわしました。

ハスキーは相変わらず、留守番です。

独立して間もなく、森山はイギリスに研修に行く
事になったのです。

そしてイギリスに行く間にペットホテルとして
預けた神奈川の訓練所のずさんな管理で
ハスキーは亡くなりました。

亡くなった理由はどうであれ、ハスキーの死に目に
会えなかったこと、

ずさんな管理の訓練所に預けてしまったこと、などが
悔やまれて仕方がありませんでした。

それまで森山は、出張訓練の傍ら、ペットホテルの
業務もやっていました。

お客さんが旅行に行くときなどは、森山がワンコを
お預かりしていたのです。

これが副業として結構な収入になっていたました。

しかし、森山は、ハスキーが亡くなったのをきっかけに
ホテルとして犬を預かることを一切、止めました。

犬を預かるということは、命を預かるということ。

遅ればせながらその重大な意味に気づいたのです。

自分の犬を亡くして、初めてその重大な事実に
気が付いたのです。

お客さんの大切な命を預かるということは本当に
責任のある仕事です。

自分の愛犬を亡くした森山は、何があっても
お客さんの愛犬の命を守り通すという当たり前の
自信がなくなってしまったのです。

数年がたち、その後も毎年、イギリスに研修に
行っていましたが、やはりゴールデンを日本に
おいていかなければなりません。

森山は、あの時のトラウマが残り、ゴールデンは
必ず、自分の犬をよく知っている友人のところに
預かってもらうことにしていました。

しかし、森山は、ふと思ったのです。

仮に友人が預かってくれなかったらゴールデンは
どうなるのだろう。

森山は「安心して預けられるホテルがない」
ということに気が付いたのです。

そして森山は、森山が困っているのだから、
海外へ行く人や出張で犬を長期に預けなければ
ならない人は本当に困っているだろうと思いました。

わが子(犬)を安心してあづけられるペットホテル。

そんなペットホテルをやろう!!

そして生まれたのが、プレイボゥのペットホテルです。

お友達の家に預かってもらうような感覚のペット
ホテルを作る決心をしたのです。

24時間スタッフが在沖し、極力フリーの状態で
ハウスに入れっぱなしにしないホテル。

ほかの子と遊べる子はプレイルームで自由に
遊びまわれる環境。

ほかの犬が怖い子は落ち着いて一人でいられる
スペース。

散歩は1日3回行きます。

何よりもスタッフがトレーニングのプロで
ワンコ大好き。

決して完ぺきにとは言い切れませんが、お預かり
するワンコには極力ストレスを与えないように
おうちにいるときと同じような感覚でお泊りが
できる環境が出来上がりました。

ドッグトレーナーを目指す貴方、トレーナーの仕事は
とってもやりがいのあるお仕事です。

しかし、犬を預かるということは命を預かる
ということ。

本当に責任のあるお仕事です。

それを肝に銘じておいてくださいね。

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