ボイシー君2

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ドッグトレーナーのお仕事

タイトル

ボイシー君2

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本題

昨日は愛犬ボイシー君はすごい!と言うお話を
させていただきました。


数名の方から直メールをいただきました。
有難うございます。


ほとんどの方がフィールド系の
ゴールデンレトリバーについての質問だったので、
今日はフィールド系ゴールデンレトリバーの
お話をしたいと思います。


実は犬種には2つの種類があります。


1つはショータイプと言いまして、
ドッグショーに出るような姿かたちを重視した
犬種。


もう1つはフィールドタイプと言って、その犬が
本来行っている作業能力を重視したタイプです。


日本で見る犬達は、ショータイプの子達が殆どです。


なぜなら、日本では犬種図鑑に出てくる犬と
そっくりな犬が好まれるからです。


真意は分かりませんが、森山はもしかしたら
犬種図鑑に出てくる犬と同じ形、被毛の色でないと
他の人に分かってもらえないからではないかと
思っています。


しかし、犬種の本場、イギリスでは見た目、
何の犬種だかさっぱり分からない犬がごろごろ
います。


イギリスでは犬は本当に仕事をしていますので、
見た目より、その犬の作業能力が重視されるのです。


更に、もっと作業能力を上げるために他の犬種と
交配することもあるそうです。


ですからイギリスで見る犬は犬種図鑑に出てくる
犬と見た目がかけ離れていますので、なんの犬種
なんだかさっぱり分からないことも多いのです。


イギリスのショータイプのゴールデン
レトリバーは白熊のように大きく真っ白な子が
殆ど!


日本のゴールデンレトリバーと見た目
はまるで違います。


日本でもたま~に真っ白なゴールデンレトリバー
を見ることがあると思いますが、あの子たちを
ふた周りほど、大きくしたのがイギリス系
ショータイプゴールデンレトリバーの典型的な
姿です。


しかし、ボイシー君は典型的なイギリス系
ゴールデンレトリバーとはかけ離れた姿を
しています。


よく「ゴールデンレトリバー・・・・・ですか?」
と聞かれることがあります(苦笑)


森山は冗談で「ゴールデンに鹿が4分の1
入っているんです」と言うのですが、たまに
信じてくれる人がいます(すいません、汗)
(嘘ですよ~)


と言うぐらい痩せていてピョンピョン跳ねる
のです。


ボイシーを見たこと無い人は想像するのが難しい
ですよね!


犬と鹿のミックス?


しかし、本当にそんな感じなんです。


森山がフィリッパにゴールデンレトリバーだけの
ガンドッグ競技会に連れて行ってもらっときのこと、


競技会場には、いかにも機敏そうなゴールデン
がわらわらといます!


そこで森山が受けた第一印象は、殆どの子が
「柴犬ぐらい」の大きさにしか見えないのです。


しかもカラーはゴールデン(ゴールデンレトリバー
はその被毛の色からゴールデンレトリバーと
言われています)と言うよりもレッドと言った方が
よいような明るいカラーの子が殆ど!


ドッグショーで見た真っ白なゴールデンは1頭も
いません。


後でゆっくりその時撮ったビデオを見ると
柴犬は大げさですが、日本でよく見るゴールデン
よりも一回り小さめの子が多かったですね。


おそらくフィールド系ゴールデンとショータイプの
ゴールデンを並べたら「これって本当に同じ犬種
なんですか?」という質問が来ると思います。


イギリスではショータイプとフィールドタイプでは
それぐらいの違いがあるのです。


姿かたちも違えば、性格もまるっきり違います。


ショータイプはペット飼われることが多いので
おっとりしているのに比べ、フィールドタイプは
本当に仕事をしていますので機敏で精悍です。


ゴールデン1つ取って見ても、イギリス人の
犬へのこだわりがひしひしと伝わってきます。


書き始めたら終わらなくなってしまいました・・


次回もボイシー君シリーズかも・・・

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