犬が排泄を外す理由は人側にも原因が
こんにちは。プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー講師の矢川です。
突然ですが、皆さんは職場に愛犬を連れていく事は出来ますでしょうか?
いわゆる<愛犬同伴出勤>は可能かどうか、という事です。
なぜ、この話題を取り上げたのかというと、先日ある企業の方からこのようなご相談メールを頂戴したからです。
ちょっと特殊な依頼
メール内容を簡単にまとめると、
・社員に愛犬同伴出勤を認めている。
・多い時で10頭ぐらいいる時がある。
・犬を飼ったことがある人、初めて犬を飼う人、それぞれいる。
・ひどくはないものの、吠えや噛み、トイレのしつけなどでルールが遵守されず困っている
・愛犬を可愛いがるあまり問題が問題として理解されていない
・可能であれば社員向けにセミナーや社員犬向けにトレーニングなどを実地していただきたい
なんとなく映像が浮かびましたが、なかなか大変そうですよね。
会社が貸しビルやテナント契約等をしていると、特に排泄の失敗は気になるかもしれません。
場合によってはマナーベルトなどを使用する事も対策になるかと思いますが、そもそもなぜ使用しなければならないかを飼い主さんが理解する事が必要です。
また、マナーベルトもメリットばかりではありませんから、そのあたりも考えながら勧める必要があるでしょう。
(犬がマナーベルトに慣れる必要性、使用後の陰部周りのケアなど)
現在の所、このお話に進展はないのですが、もし仮に出張カウンセリングにお伺いすることになったら、後にお伝えしていこうと思います。
これも排泄のお悩みのひとつ
一般的に犬の排泄のお悩みでは、トイレシーツで上手くできない、トイレシーツをビリビリ破いてしまう、うんちを食べてしまう(食糞)、などがあると思います。
ですが、稀に飼い主さんからこんな相談を受けます。
「体を触るとおしっこがでちゃう」
いわゆるうれションですね。
うれションの主な原因は犬をより興奮する状態にさせることで起こります。
嬉しすぎて感情が高まって粗相をしてしまうのです。
例えば、犬がお留守番をしていて、ようやく飼い主さんが帰ってきてそれだけですごく嬉しいのに、
さらに飼い主さんから
「〇〇ちゃん!ただいま~!」といいながら抱っこや触ったりされ、さらに嬉しくなった時などです。
つまり、考え方によっては、人側がうれションをさせてしまっていることになります。
このうれションの原因を飼い主さんに伝えると
「そんなに嬉しいの~、ありがとう~!」
という返答。
先に述べた社員さんが問題を問題として理解されていない部分と似ているかと思います。
しかしこんな条件下ではどうでしょう。
お知り合いのご自宅に愛犬をどうしても預けなくてはいけなくなりました。
用事が終わり迎えに行った時、廊下でうれションをし、それを尻尾でフキフキしてしまいました。
ちょっと申し訳なく感じませんか?
また、ご自宅でもうれションを繰り返していたら、体のどこかは汚れるはずです。
その子がその後、何かで拭かれるのが苦手だとしたら?
もしシャンプーがストレスに感じる子だとしたら?
うれションをした事で後々はちょっと嫌な思いをするわけです。
せっかくの嬉しい気持ちが半減すると思うのですが、、。
ご自宅でトイレが上手くできていても、場所が変わると、、。
プレイボゥの授業をちょっとだけ覗いてみては?
このようにその場その場だけの安易な判断だけでは、思いがけず犬にストレスをかけてしまう事もあるのです。
人がいる時、触ってもらっている時はうれションをするぐらい嬉しいのです。
反面、人がいなくなった時、はどうでしょう?
そのギャップも考えてあげてほしいのです。
この辺りはプレイボゥの社会化の授業などでもお伝えしている部分になります。
社会化とは人や犬を大好きになる事ではないのです。
何事も極端になりすぎてしまうと、デメリットが生まれてしまう場合があります。
これは犬のしつけに関しても言えるでしょう。
メルマガではこのように、プレイボゥの授業に関して触れる場合がありますが、やはり実際に見て頂いた方が断然わかりやすいかと思います。
プレイボゥの授業に関しましては、見学も可能となっておりますよ!
ご興味がある方は以下HPをご確認の上、お申込みくださいませ。
<スクール見学会>
<授業中継会>
お申込み、お待ちしております。
犬のしつけ以前に大切な事。
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