とかく毎日の生活では緊急の電話が掛ってきたり、突然のセールスマンが訪問してきたり、
お客様からのクレームがあったりと緊急性のある問題に振り回されることが多いですね。
どうにか対処するのだけれど次から次へと緊急事態が舞い込んで来てしまいます。
そのうちに自分の本当の仕事は何だったか分らなくなってしまう事もあります。
そんなときは時間管理の方法を変える必要がありそうです。
それではどんな時間管理の方法があるでしょうか?
まず自分の行動を4つの領域に分けます。
1番目の領域は緊急ですぐに対処しなければならない事。
上に書いたように緊急な電話だったりお客様からのクレームだったりします。
現代社会では常にこの領域で生活している人が沢山います。
2番目の領域は重要だけど緊急ではない事。
それは人間関係作りだったり勉強や自己啓発、健康管理などなど。
重要なのはわかっているのですが緊急ではないのでつい、おろそかにしてしまうタイプのものです。
3番目の領域は重要ではないけれど緊急なもの。
あまり意味のない会議や報告書、接待や付き合いなどなど。
自分がやらなくてもだれでもできるような用事なんですがついつい手を出してしまうようなものです。
4番目の領域は重要でもなく緊急でもないもの。
たんなる暇つぶしや多くの娯楽テレビ、ゲームなどなど。
この4つの領域の中で3番目と4番目はあまり必要ない活動です。
なぜならば両方とも重要ではない活動だからです。
3番目の領域では意味のない会議や付き合いでの飲み会などははっきりと断る勇気を持つ必要があります。
4番目の活動は殆んど必要のないものです。
ですからあなたが意識しなければならない活動は1番目と2番目の活動なのですが、多くの方は1番目の活動に振り回される羽目になっています。
そこが問題なのですが、あなたが一番力を入れなければならない活動は2番目の領域です。
ですから2番目の活動を行うためには自分がやらなくても誰かに任せることのできる事柄は他人に任せる勇気を持つ事が必要です。
あなたがやった方が効率よくうまくできることでも誰かができることであれば任せる勇気を持ってください。
なぜならば一番大切にしなければいけないことは仕事でもプライベートでも「あなたにしかできない事」なのです。
自分にこんな質問をしてみてはいかがですか?
「もし日常的に行っていれば自分の生活や仕事の質を著しく向上させてくれるような活動は何だろう」
一年でたったそれだけしかできなかったとしても体が健康的になったり、
人間関係を深くすることで、会社の経営を安定させるだけの大きな契約が取れたりすれば、
それで十分ではないですか。
時に「最良」の敵は「良」だったりします。
ですからあなたに本当に必要な活動である2番目の領域の人間関係を深める活動や健康管理、
核となる仕事の準備や計画作り勉強や自己啓発などを最優先する必要があります。
長くなりましたので具体的な方法は次に続きます。