質問です。
1、貴方はドッグトレーナーを目指していますか?
2、貴方はドッグトレーナーになりますか?
さて、この2つの質問の1に「はい」と答えた方、貴方はドッグトレーナーになる可能性は低いです。
2に「はい」と答えた方はドッグトレーナーになれる可能性が高いです。
2に「はい」と答えた方は決断ができていますね。
1の方はまだ決断ができていません。
決断とは、決めて断つと書きます。
ドッグトレーナーになると決めて退路を断った状態です。
これは何もドッグトレーナーに限ったことではありませんが、この決断をできるかできないかで人生の質は変わってきます。
森山がイギリスのAPDTの資格を取った時のお話です。
http://www.apdt.co.uk/
英国のAPDTはアメリカのAPDTと名前は同じですが全く違う組織です。
イギリスのAPDTのメンバーになるには、学習理論に基づいた知識とスキルを持っているかアセッサー(評価する人)の評価を受ける必要があります。
それには自分が行うグループレッスンをアセッサーに見てもらい評価してもらうのです。
そして評価が基準以上でないと英国APDTのメンバーになることはできません。
はたして英語もまともに話せず、イギリスではグループレッスンはおろかクライアントもいない森山が
どうやって英国APDTのメンバ―になることができたのでしょうか?
ちなみにアメリカのAPDTは知識とスキルが無くても誰でもメンバーになることができます。
なぜかと言うとアメリカのAPDTはメンバーになって世界基準の知識とスキルを学ぶための組織なのです。
ですからアメリカのAPDTは今は体罰的なトレーニング方法を使っていても勉強して体罰的なドッグトレーニングから
学習理論に基づいたドッグトレーニング方法に変えればいいじゃん!と言う考え方です。
ですから、英国とアメリカのAPDTは全く違う組織なのです。
森山は独立当初、出張トレーナーとして仕事をしていましたがドッグトレーナーの資格は持っていませんでした。
実は日本では(海外もほぼ同じですが)ドッグトレーナーの資格を持っていなくてもトレーナーとして働くことはできます。
しかし独立後、毎年英国でドッグトレーニングの勉強をしていた森山は「どうせだったら英国のAPDTの資格がほしい」と考えたのです。
無謀な話ですよね!
英語も話せない人間が、英国のドッグトレーナーの資格を取ろうというのですから!!
しかし、森山はその時「決断」したのです。
「必ず英国APDTの資格を取る」と!
その時点で英国APDTのメンバーになる方法は全く分かりません。
しかし、決めてしまえば、あとは退路を断って行動するだけです。
ドッグトレーニングメソッドはフィリッパから毎年教わっています。
しかし、問題は学習理論です。
森山はフィリッパから学習理論はある程度教わっていましたが、確実に理解していたわけではありませんでした。
ですから、森山はそれから日本で発売されている数少ない学習理論の本を片っ端から購入して、猛勉強を始めたのです。
英語は話せないけど、とりあえず、知識は身に着けなければと考えたのです。
その頃、学習理論は教えてもらおうにも誰に教えてもらったらよいのかさえわかりませんでしたので完全に独学です。
しかし、初めて聞く難解な言葉に英語を習った方が早いのでは?と思えたほどです^^;
専門書を読み始めるとすぐに目瞼が重くなってきます。
学習理論の専門書は当時完全に森山の眠り薬になっていました^^;
さて、森山の運命や、いかに!次回に続く