犬の○○のために必要なトレーニングとは?


こんにちは。プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー事務局の大竹です。
ついこの間の休日、急にLINEが届き、「なんだろう?」と思って開いてみたら…

バリカンやドライヤー慣れのトレーニングもばっちりよ♪


ドッグトレーナー養成講座で講師を務める児玉マネージャーの愛犬“あたちちゃん”のトリミング後の写真が送られてきていました!トリミング前はもっふもふのもっこもこで、それもそれで可愛かったのですが、トリミングで顏周りもすっきりし表情がはっきりわかるようになりさらに可愛くなっていました^^

健康維持に必須の【ハズバンダリートレーニング】

トリミングを始め、爪や歯磨きなどのお手入れ、動物病院での診察など犬の健康を維持するためには人が犬の身体の色々な部位に触れる必要があります。犬によっては身体に触れられることが苦手で、なかなか診察やお手入れがスムーズに進まないことも…


しかし、犬の健康維持のためにはこれらを行うことは必須ですよね。そういった日常の診察等を犬も人もストレスなく行うためにしておくべきトレーニングが「ハズバンダリートレーニング」です!ハズバンダリートレーニングは日本語でいうと【受診動作訓練】というものになります。診察を受ける時の動作をあらかじめトレーニングしておきましょう、といったイメージですね。

始まりは動物園・水族館の生き物たち

もともとは動物園や水族館などで、動物たちがストレスなく健康管理や治療等を受けられるよう、診察がしやすい体勢や行動を教えることを目的として行われるようになったものです。

実はぼくたちもトレーニングしているんだよ!

上野動物園にいるパンダのシャンシャンも、ハズバンダリートレーニングを行っているようですよ!私が見た動画では、檻から自ら腕を出し、注射針を腕に当てることで採血がスムーズに行えるようトレーニングをしていました。
そのトレーニングでは教えたい行動をとったときに食べ物を与えていましたが、食べ物欲しさからか、積極的に檻からにょきっと腕を出してくるシャンシャンの姿に癒されました(笑)

犬におけるハズバンダリートレーニングと、ドッグトレーナーの役割

近年、このハズバンダリートレーニングの考えが犬でも取り入れられるようになりました。例えば、犬が顎を人の手のひらに乗せるトレーニングをしておけば、口周りの診察がスムーズに行えるようになりますし、ゴロン、と横になることを教えておけば胴体部分の健康チェックが行えるようになります。

ハズバンダリートレーニングの一環として「ゴロン」を練習しています


この「顎のせ」や「ゴロン」、実はプレイボゥでも生徒さんに学んでいただくトレーニング項目に含めているのです^^問題行動を改善に導くだけじゃなく、診察の時に役立つ行動等、日々の生活をストレス少なく過ごせるようにする方法をお伝えすることもドッグトレーナーの大切な仕事のひとつ。
プレイボゥを卒業した生徒さんには、犬も人もストレス少なく日常を送るために出来ることを日本中の飼い主さんにどんどん広めてほしいのです。

まとめ

犬との生活で欠かせない健康チェック。それをスムーズに行うためにやっておくべきハズバンダリートレーニング。ドッグトレーニングというと、問題行動の改善などが思い浮かびますが、このような日々の生活に欠かせないものを、人も犬もストレス少なく行えるようにするためのトレーニングもとても大事です。

愛犬との生活をより快適で素敵なものとするために、どんなハズバンダリートレーニングが必要でしょうか?是非考えてみてくださいね。