“犬の歯磨き”と“ドッグトレーニング”
こんにちは。プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー事務局の大竹です。私の実家にはアメリカン・コッカースパニエルが2頭いるのですが、つい先日実家に帰った時久々に一緒にお散歩に行きました^^
実家ではお散歩から帰ってきたときに、お腹を冷やさないように1つだけ、そして飲み込んでものどに詰まらせないサイズの氷をあげます。どちらの犬も氷をあげると、それぞれ自分のお気に入りの場所に持って行き、バリバリッ!と良い音をさせかみ砕きながら氷を楽しんでします。
最近咀嚼音の動画が流行っているということは知っていたのですが、先日犬の咀嚼音を聞いて「あぁ、こういうことか~」とその心地よさを実感しました(笑)氷をバリバリといわせながら楽しむ犬たちの様子を目で、耳で感じ、「相変わらずだな」なんてことを思いながら、犬たちとのふれあいを楽しめた1日でしたU^(ェ)^U
犬の歯は何本?歯にも種類があるの?
さて、「咀嚼音の動画が流行っている」なんて話をしましたが、人と同じように、犬は食べ物をよく噛んでから食べているのでしょうか…?「うちの子、噛むというより飲み込んでいるなぁ」という方、いらっしゃると思います!実は、犬は人間のように食べ物を「よく噛んで(すりつぶして)食べる」といったことはしていません。
犬の歯(永久歯)は全部で42本あり、歯の種類は切歯(いわゆる前歯)、犬歯、前臼歯、後臼歯の4種類です。人の臼歯(奥歯)は平らで、食べ物をすりつぶすときに使いますが、犬の場合は臼歯も尖っており、犬の臼歯の役割としては食べ物をすりつぶすためではなく、引き裂いたりするために使います。そして、引き裂いた食べ物をごっくんと飲み込み、胃酸で消化していくのです。
なぜドッグトレーナーが犬の歯磨きを学ぶのか
プレイボゥドッグトレーナーズアカデミーでは、ドッグトレーニングを学ばれた生徒の皆さん向けに「犬の歯磨き」についてのセミナーを定期的に行っています。なぜ、ドッグトレーナーが犬の歯磨きについて勉強するのでしょうか?
皆さんも何となくイメージがあるかもしれませんが、歯磨きを苦手とする犬は多いです。しかし、「嫌がって歯磨きが出来ない」といって歯磨きを怠ると歯周病などになり犬が辛い思いをします。かといって、「仕方ないから押さえつけて歯磨きをする」というのも、犬にとってはとてもストレスです。そんなときに、犬の歯みがきに必要なトレーニングを飼い主さんにお伝えできるのが、ドッグトレーナーという存在。つまり、ドッグトレーナーが犬の歯磨きについて学べば、人も犬もストレス少なく、犬の健康を維持できる方法と手段を提供できるのです!
実際にはどんなトレーニングが必要?
歯磨きをするために必要なトレーニングは様々です。顎を人の手にのせてくれるようなトレーニングや、口周りを触るトレーニング。それらが出来るようになれば、今度は歯ブラシ慣れのトレーニングに移ります。犬種によってマズルの大きさは異なり、それによって歯磨きをしやすい人間側の体制や手の向きも変わってきます。つまり、その犬とその飼い主さんに合ったトレーニングが必要になるのです。
一番良いのは、子犬の時から口周りを触る練習をし始めて、歯ブラシ慣れも行っておき、歯ブラシを習慣化させることです。もしかしたら、このブログを読んで「もううちの犬は子犬じゃないし難しいのかな」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、大丈夫。犬は歳を重ねてもトレーニングが出来ます。ただ、やはり子犬に比べると歳を重ねただけトレーニングには時間がかかります。長い目で見て犬と一緒にトレーニングを頑張りましょう。
最後に…
愛犬が歳を重ねても食べ物をかみ砕けるような健康な歯でいられるように、日頃の歯磨きはしっかりいと行っていきたいものです。
目で見て、触れ合って、だけでなく音でも私達を癒してくれる犬達。本当に愛おしい存在ですねU^(ェ)^Uその犬たちの健康を守るお手伝いも、ドッグトレーナーは出来るのです。今日のブログで皆さまの中での「ドッグトレーナーの存在価値」が少しでも高まれば…幸いです!