プレイボゥでは「殺処分ゼロを目指しています」と前面に掲げています。
世の中には保健所に持ち込まれた犬達を助け出し、シェルターに一時避難させたりで自宅に預かったりするボランティアの方々が大勢います。
以前、森山がお手伝いさせていただいていたシェルターがありました。
そのシェルターには子供たちのボランティアチームがあるのですが子供たちは学校が終わると犬たちの散歩やお世話のためにシェルターに来ます。
散歩やお世話が終わると森山はその子供たちにクリッカーの使い方を教えるのです。
子供たちはクリッカーの使い方を理解すると楽しそうに犬達にクリッカートレーにイングを行っていました。
そうすること犬たちがお座りや横について歩くことを覚えてくれるので里親になってくれる人を見つけやすくなるのです。
そのシェルターでは週末になると子供たちが街に出て募金活動をしていました。
それ以外にもいくつものボランティア団体さんとお付き合いをさせて頂いてきました。
このようにボランティア団体では捨てられた犬達を救い出して新しい飼い主さんを探します。
イギリスにはものすごく立派なシェルターが沢山あり、年間十数億円の運営資金が集まり専属トレーナーや獣医さんが常駐していたりします。
週末になると新しい飼い主になることを希望する人たちが沢山シェルターに集まります。
形は違いますが両方とも素晴らしい活動だと思いますし、本当に頭が下がる思いです。
このような活動をする人達がいなければペットの殺処分をゼロにすることは難しいでしょう。
しかし森山の目指す方向は少し違います。
森山の目指す方向は、捨てられない犬を育てる事と捨てない飼い主さんの心を育てることです。
要するに捨てられる犬達を助ける活動も大切なのはわかっているのですが
ドッグトレーナーは蛇口を閉める活動を中心にやっていってぽしいと思っています。
ですから森山はパピーナーサリーを沢山作って飼い主さんとドッグトレーナーが接触する機会を増やします。
パピーナーサリーでは子犬の社会化が行われますから社会化されたしつけの入った捨てられない犬が育ちます。
そしてドッグトレーナーが飼い主さんと接することによって飼い主さんに正しい犬の飼い方を伝授することができますから
捨てない飼い主さんの心を育てることができます。
もちろんパピーナーサリーを作らなくても個人でも同じ活動はできると思います。
ドッグトレーナーであれば蛇口を閉める活動に力を注いでほしいと考えるのです。
捨てられない犬と捨てない飼い主を育てる活動と捨てられた犬を助ける活動がもっと広がれば
日本の犬の殺処分ゼロも不可能ではなくなるのではないでしょうか。