例えばあなたが愛犬にしつけをしようと思ったときに
どんなドッグトレーナーにお願いしたいと思いますか!
1、腕はいいが高飛車なトレーナー
2、腕は悪いが人当たりの良いトレーナー
3、腕も人当たりも良いトレーナー
森山なら3番ですね。
ドッグトレーナーの中には腕はいいけど高飛車な人が結構います。
犬には優しいけど人には厳しいタイプの人に多いです。
「あなた犬を叱ったでしょう!犬を叱っちゃいけないって 言ってるでしょ!プンプン」
犬は絶対に叱ってはいけないと言っているのですが、当人は飼い主を思いっきり叱っているトレーナー!
多いんですよね~このタイプ!
これって本末転倒だと思いませんか!!
犬は罰を与えてしつけるよりもご褒美を使ってしつけた方が無理なくのびのびと学習ができます。
それは人も全く同じことなのです。
いや、犬よりも人の方が罰を使ったときにかなり悪影響が出やすくなります。
やる気が無くなったり、反発したりと厄介なことが起こりやすいのです。
ですからドッグトレーナーは飼い主がへまをしても絶対に叱ってはいけません。
ドッグトレーナーは飼い主さんがトレーニングを上手に出来ないとついつい文句を言いたくなります。
しかし文句を言うと先ほどのようにやる気をなくしたり反発してきます。
ですから教えた通り上手にできたら褒めてあげてください。
しかも完ぺきにできなくてもいいのです。
少しでもうまく出来たら大げさに褒めてあげましょう。
そうすれば飼い主さんのやる気はアップするしこちらに協力的になります。
結果犬の行動は良くなり、ドッグトレーナーは信頼されるようになります。
相手の行動を変えようと思って文句を言ったり叱ったりすることは会社の部下に対してや親子関係等でもよくあることだと思います。
しかしコミュニケーションとは「相手がとった行動の結果」なのです。
もう一度言います「相手がとった行動の結果」です。
たとえば「言われた通りにちゃんとやってください」とトレーナーが言ったとします。
すると飼い主さんはトレーナーの高飛車な態度に反発して言われた通りにやらなくなります。
それはドッグトレーナーが「言われた通りにやらないでください」と言ったのと同じことですよね。
ですから飼い主さんはさらにこちらの望んだ行動はしてくれません。
高飛車なトレーナーは「こいつむかつく」と心の中で思い、さらに「なぜ出来ないのですか(怒)」
なんて言ってしまいそうです。
そうすれば飼い主さんはさらに心を閉ざしてしまいます。
感情で相手を変えようとしても変わってくれませんよね!
そうではなく、文句を言いたいのをぐっと我慢してでも飼い主さんが少しでも上手にできたら、
大げさに「そうですそうです!それでいいんですよ、天才!」と言ってみてください!
飼い主さんは気を良くしてどんどんこちらの言う事を聞いてくれるようになります。
そうすれば犬の行動は良くなるし飼い主さんからの信頼もアップして紹介も沢山出ることでしょう。
相手が変わるのを待つのではなく自分が変われば相手も変わってくれますよ!
と自分に言い聞かせる森山でした。。。。