ドッグトレーナー養成スクールPLAYBOW ドッグトレーナーになりたい!応援ブログ 犬のしつけは飼い主次第2

犬のしつけは飼い主次第2

ドッグトレーナーのお仕事
犬のしつけは飼い主次第2
=====

昨日の記事には犬のしつけは飼い主さんがやらないと意味がありませんと書きました。

訓練士が犬に訓練をしリーダーシップをとっても
飼い主さんがリーダーシップを取れていなければ意味がありませんよね!

ですから犬のトレーニングは飼い主さんが行うべきなのです。
ドッグトレーナーはそのお手伝いをする立場です。

 

しかし、飼い主さんは24時間犬と向かい合っているわけではありません。
家事や、仕事をしています。
その合間に「あ、しつけしなきゃ」となるわけです。

しかし、犬の行動は習慣ですのでたまにトレーニングをしてもあまり効果は望めません。

一番効果的な方法はしっかり犬に向き合い、
して欲しくない行動の全ての芽を摘み取る事です。

 

ですから、犬のしつけが習慣にならないと犬の行動はあまり変わらないと言うことになります。

 

例えば、チャイムの音に反応して吠えてしまうとのお悩みを抱えていらっしゃる飼い主さん。

おうちに伺って様子を見ていると、犬が吠えても待ったく気にしていない様子。
森山からすればうるさくてしょうがないのですが、飼い主さんは慣れてしまっているようです。

これが習慣なのですね!

おそらく最初は飼い主さんも「うるさいな」と思ったはずです。
ですが、そのうちに慣れてしまうのです。
犬もチャイムが鳴ると吠える行動が当たり前になってきます。

これも習慣です。

ですからドッグトレーナーは飼い主の習慣を変えることによって、犬の習慣を変えるのです。
しかし、飼い主さんの習慣を変えることはとっても大変です。


ちなみに貴方は朝、何時に起きますか?

明日から1時間早く起きて、ジョギングをしてくださいと言われたらどうでしょうか?

めんどくさーい!
となりませんか?

 

犬のトレーニングも同じなのです。
でも、その飼い主さんの行動を変えないとドッグトレーナーはお仕事として成り立ちません。

 

幸いにして最近の犬のトレーナーは学習心理学を学んでいる人が多くいます。
この知識を飼い主さんにも応用すればよいのです。

「え~犬のトレーニング方法を人間に使うの?」
と思われるかもしれません。

 

ちなみに現在ドッグトレーニングに使われている学習心理学は元々は人間の理論なのです。

パソコンで「古典的条件付けやオペラント条件づけ」と検索してみてください。

犬のトレーニング方法としては殆ど出てきません。

 

例えば、古典的条件づけは人間の恐怖症を治す方法として発達してきました。
それらの技術を犬に応用したものが現代のドッグトレーニング方法なのです。
ですからドッグトレーナーは少々難解な学習心理学を学ぶ必要があるのです。

さて、本題の飼い主の行動を変える方法ですが、
基本は「些細なことでも褒める」から始まります。

トレーニングを受けはじめた飼い主さんは最初はまじめにトレーニングに取り組みます。

少しでも上手にできたときはすぐに飼い主さんを褒めて行動を強化します。

これを学習心理学で「正の強化」と言います。

 

すると褒められた飼い主さんはトレーニングをまじめにやると褒められて良い気分になりますので
トレーニングにまじめに取り組むようになります。

褒められた飼い主さんは、やる気が出てきますのでもっと頑張るようになります。
そして更に頑張るという好循環になります。
この方法はシンプルですが飼い主さんの行動を変える一番良い方法です。

 

それと、飼い主さんを褒めると同時に、飼い主さんの「できない」「難しい」等の愚痴を無視します。

これは「消去」と言って、愚痴を言う行動に対してトレーナーが対応すると、
「愚痴を聞いてくれた」と言うご褒美になってしまい、正の強化となって愚痴を言う行動が増えます。

ですから愚痴を無視すると強化が行われないので「愚痴を言う行動」はやがて消去されるのです。

しかし、その前に「何故私の話を聞いてくれないの」と、一時的に愚痴が多くなることがあります。
この行動は「消去バースト」と言い一過性のもので我慢して無視を続けると消去されます。

 

一番よくないのが、できない飼い主さんをを叱る方法です。

「何故できないんですか」「へたくそ」
こんなこと言うトレーナーはいないと思いますが、
飼い主さんが失敗するとチッと「舌打ち」したり、ため息をついたり・・・

これを学習心理学では「正の罰」といい、
叱られた飼い主さんは、自信をなくし、トレーナーを怖がるようになります。

トレーニングの日が近づくと胃がきりきり痛み始め、頭痛までしてきてトレーニングをお休みする羽目になります。

結果、トレーナーは仕事を失い犬も飼い主さんも不幸になってしまいます。

 

いかがでしたでしょうか?

学習心理学、飼い主さんにも使えます。