ドッグトレーナーのお仕事
独立開業
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投稿者:森山敏彦
出張ドッグトレーナーは、基本的に個人事業主として活躍している人が多いと思います。
そこで今日は会社という組織の中で働いていた時と個人事業主として働き始めた森山が
どのような心の変化があったかをお話ししたいと思います。
森山も独立する前は訓練所という組織の中で働いていました。
訓練所といえども利益を追求する企業ですので、売り上げを上げなければなりません。
売り上げが上がらなければそのうちお給料は出なくなりますし、
訓練所自体の存在が無くなってしまっては職場が無くなってしまいます。
少し考えれば、いや、考えなくてもそれぐらい分かるはずですが、その頃はよく分かっていませんでした。
森山は、当たり前ですが訓練所から給料をもらっていました。
月末になると売り上げが上がっていようがいまいが自動的にお給料がもらえるのです。
(本当は自動的ではないのですが・・)
極端な話、訓練所が赤字だろうが黒字だろうが、自分には関係の無い話だったのです。
ひどいスタッフですね(汗)
その頃は一応、売り上げを気にはしていたものの所詮他人事だったと思います。
働いているんだから給料もらうのは当たり前ぐらいに思っていました。
たとえ訓練所が赤字でも・・・
今、社長になった立場でその頃の自分を思い出すと恐ろしくて冷や汗が出てきます。
その後、森山は無謀にも独立をしました。
独立すると全てが自分の責任です。
仕事をしないでサボっていても誰も文句を言う人はいません。
しかし、当たり前ですが、
自分で営業をして自分でお客さんを見つけなければ誰もお客さんを連れてきてはくれません。
おそらく多くの人が独立開業をするのに躊躇してしまうのはこの恐怖心があるからだと思います。
正直言って森山も独立するときに恐怖を感じました。
「お客さんが来なかったらどうしよう」
「自分にできるのだろうか」
しかし、逆説的に言えば、
だからこそどうすればお客さんが来てくれるか考えるようになったのです。
森山は一旦、独立してしまうと不思議に自分から行動することが苦ではありませんでした。
なんだか自然に体が動いたのです。
誰にも命令されること無くチラシを作って営業に出たり、人脈を作るために人に会いに行ったり。
もちろん最初から順風満帆とは行きませんでした。
中々お客さんは見つからないし、どんどん貯金も減っていくし・・・
しかし、こんな言い方はとても不謹慎なのですが、ゲーム感覚で仕事を楽しんでいました。
リセットの無いゲームです。
落ちればどこまでも落ちていってしまう。
しかし、諦めなければ必ず最終的にはうまくいく。
自然とそんな気持ちになれました。
そして、その気持ちは今も同じです。
問題が起こると、「お、そう来たか」
「それじゃあ、どうやってクリアーしてやろうかな」
と言った感じで問題を楽しんでいる自分がいます。
良くも悪くも必ず結果が出るので楽しいんですね。
おそらく、独立してしまったらくよくよ考えている暇がなくなったのだと思います。
行動して結果が出る、そして改善する
また行動する、結果が出る、そしてまた改善する
これの繰り返しです。
森山は知らず知らずのうちに自分の行動に責任がもてるようになっていたのです。
今起こっていることは良いことも悪いことも自分の行動した結果なんだと言うことを理解したのです。
独立をしていなかったらもしかしたら一生、気がつかずに生きていたかもしれません。
森山が言うのもなんですが、もし貴方が独立を考えていて今、組織の中にいるのでしたら
組織の中でじぶんの行動に責任を持つ練習をして見てください。
例えば何かの目標を立て、周りにコミットする。
最初は小さな目標で良いと思います。
小さな目標でしたら少しの努力で達成できます。
そして成功を積み重ねることで自信をつけていってください。
そしてだんだん大きな目標へと変えていく。
そして何が何でもその目標をクリアーする
その努力が貴方が独立したときにとても素晴らしい経験として役立つことでしょう。