おなかを見せる犬の気持ち
おなかは急所のひとつ
こんにちは。
プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー事務局の神野です。
犬の可愛い仕草のひとつ、おなか見せ。
「可愛い~!」って、ついつい犬が 寝転んだ時に見せる柔らかいおなかをサワサワと触っていませんか?
犬にとって、おなかは大切な急所です。
犬がおなかを見せることは、けっして「甘えたい」という理由だけでは無い事を今日は知ってもらいたく、ご紹介したいと思います^^。
おなかを見せる理由
犬がおなかをゴロンと見せてきた!そんな時には、こんな理由が考えられます。
・信頼の気持ち・甘えたい気持ち・止めてほしい気持ち

≪信頼・甘えたい気持ち≫
尻尾を振りながらつぶらなおめめで見つめられると、思わず顔からおなか目がけて、覆い被さりたくなるくらい可愛くて触りたくなるものですよね。
この場合、犬は信頼感、そして甘えたいという気持ちを示していると思います。
そして基本的にこの動作、初対面の人に対して行うことは極めて少ないです。
≪止めてほしい気持ち≫
犬がおなかを見せる動作には、好意的とは反対に、嫌悪的な意味合いとしても表現される場合が多々あります。
例えば、犬の嫌がる不快なことを相手が一方的に繰り返して行う場合、犬がストレスを感じて現実逃避をしている際に見られる行動です。
人はおなかを見せられると好意的に感じてしまいがちですが、尻尾が中に入っていたり、犬が怪訝そうな表情をしていたり、犬の全体を見て、判断する必要があります。
そのように感じた場合は、すぐ触る ことを止めて犬から離れ、犬が抱えたストレスを早く解放をさせてあげたいものです。
犬の気持ちに寄り添う
例えば、飼い主と犬が遊んでいる時、 犬がハッスルしすぎて、飼い主の手にたまたま犬の歯が当たって しまった場合、きっと飼い主から「痛い!」と、叱られてしまいます。
そんな時に「ごめんなさい、落ち着いて」と、メッセージを伝えるためにゴロンとおなかを見せ、争いを避ける動作をします。
飼い主も強く叱ることは避け、モチベーショントレーニングで犬をたくさん褒めて、自信に満ちた犬へと育ててあげましょうね。
以上、犬の行動でおなかを見せるというよく目にする動作ひとつでも、様々な気持ちが込められてることをお伝えさせていただきました。
その思いを理解し、犬の心に 寄り添った空気の読める優れた 飼い主となりましょうね。
