ハザードマップを活用しよう
こんにちは。プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー講師の矢川です。
1年半ほど前に犬の聖地(犬連れの聖地)という場所をご紹介するメルマガを書かせていただきました。
その場所は東京の世田谷区にある駒沢公園で「犬の聖地」で検索すると、今でも最初の方に出て来ます。
とても季節を感じられる場所で、今月末には桜も満開となりたくさんの人でにぎわう事でしょう。
先日も実は出張トレーニングで飼い主さんとその愛犬を連れて公園に行ってきました。
お散歩でのお悩み
その方の愛犬はお散歩中、通りすがりの人に吠えてしまうのがお悩みでした。
吠え方ですが、勢いよく吠えるのではなく、警戒吠えのような感じでしたので、
10か月という月齢からも警戒心が上がってきた事によるものなのかなと思っていました。
ご自宅周りをお散歩していて、人が近くを通るとやはり警戒吠えのような吠えが出始めます。
ところが駒沢公園内に入り、人も犬もより多い場所に来ると全く吠えが出なくなっていました。
尻尾もしっかり上がって振っていましたから、不安や怖さは感じられませんでした。
人に対して警戒するのであれば、場所や人数が変わろうと吠えの反応が出なくてはいけませんから、原因が人だけではなさそうですね。
最近出張トレーニングにお伺いしたばかりなので、進展があればまたお伝えいたします。
ハザードマップで検索を
さて、今日は出張トレーニングのお話ではありません。
明日が3月11日、東日本大震災が起きた日という事で災害への備えについて少しだけ触れてみたいと思います。
災害と一言で言ってもいろいろな災害があります。
地震、洪水、土砂災害、津波、高潮など数え上げればきりがありません。
それぞれの災害によって備えるべき物は違ってくると思いますが、家族が最低3日間過ごせる分の水と食料は準備しておきたいところです。
この辺りは皆さんも把握している所かと思います。
今回お伝えしたいのは、それらを準備する前の段階です。
それは、自分たちがどういった場所に住み、また起こりえる災害を把握しているかという点についてです。
皆さん、ご自宅を住所検索ハザードマップで検索された事はありますか?
住所を入力すると災害が起きた時の予想被害などを推測してくれます。
桜が満開になる前にハザードマップで検索してみては?
結構細かく分析してくれます
ちなみに私の実家、宮城県石巻市(番地は控えさせていただきます)を入力するとこんな感じで出て来ます。
一部紹介いたします。
・この場所では、最悪の場合、津波による浸水が発生してその深さが3メートルから5メートルになることが想定されています。
・津波発生のおそれがある場合には、浸水が想定されない場所へ直ちに立退き避難することが必要です。
・この場所では、最悪の場合、洪水による浸水が発生してその深さが50センチメートルから3メートルになることが想定されています。
・これは床上浸水に相当する深さです。
・水害発生のおそれがある場合には、浸水が想定されない場所へ早期に避難することが必要です。
・浸水が解消するまで我慢でき、水や食料などの備えが十分であれば2階以上の屋内で安全を確保することも可能です。
などが書かれていました。
自宅の裏手がすぐ川なので、水害に弱い事が多く書かれていますね。
食料などの準備も大切ですが、まずは自分の住んでいる場所を把握し、どのような災害に弱いのかを知るのが大切かと思います。
余談になりますが冒頭にお伝えした駒沢公園は、避難場所としては都内でもかなり有力な場所として位置付けられています。
広い敷地があり、川や海からもある程度離れていますし、土砂崩れなどの心配もないですからね。
救急や支援の車が入りやすい事も挙げられるでしょう。
その事を把握しているかどうかは定かではありませんが、とにかく犬を飼っている人が多いです!
犬と一緒に避難できる場所としてはかなり適した場所ですね。
これから都内で犬を飼おうと思っている方は、もしもの災害に備えて、居住する場所を考えましょう。
「同行避難」「同伴避難」の違いはご存知ですか?
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