【徹底解説】あったほうが良い?!ドッグトレーナーの資格

こんにちは。アカデミー事務局の佐藤です。
突然ですが皆さまはドッグトレーナーの資格について、調べたことはありますか?

プレイボゥドッグトレーナーズアカデミーに来校されるお客様とお話する際に、高確率で質問をいただく『ドッグトレーナーの資格』について。
医師には医師免許、調理師には調理師免許・・・といった様々な公的な資格がありますが、今回ドッグトレーナーの資格はどんなものなのか、徹底解説したいと思います!

ドッグトレーナーの資格って、たくさんあるような…。

ドッグトレーナーの資格にはどんなものがある?

まずドッグトレーナーの資格は、国家資格ではありません。
つまり、それぞれの団体が認めているドッグトレーナーという資格になるため、医師免許や調理師免許のような公的な効力は持たない、というのがドッグトレーナーの資格の特徴です。

例えばプレイボゥドッグトレーナーズアカデミーでは、「プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー認定資格(PA認定ドッグトレーナー)」という資格を発行していますが、これは簡単に言うなれば、「プレイボゥが認めたドッグトレーナーですよ。」という証明書のようなものなのです。

ちなみに現在、犬業界(動物業界)で公的な効力を持つ国家資格は獣医師のみとなっていますが、令和に入り、これまで民間の資格であった動物看護師が“愛玩動物看護師”という名前で国家資格になる法が施行されました。令和5年に第1回目の試験が行われる予定のようですので、これ以降は、犬業界での国家資格は獣医師と愛玩動物看護師の2つとなります。

ぶっちゃけドッグトレーナーの資格はなくてもOK?!

上記項目での説明に続きますが、ドッグトレーナーの資格だけに観点をおいてお話をすれば、ドッグトレーナーの資格は国家資格ではなく民間の資格になるため、持っていなくとも開業が可能である、といえます。ドッグトレーナー以外にもトリマーという犬と携わる仕事も同様です。

つまり、ドッグトレーナーの資格を持っていなくとも「私はドッグトレーナーです。」と活動することが可能になるのです。

しかしお客様である犬の飼い主様は、資格を持っていないドッグトレーナーより、資格を持つドッグトレーナーを選ぶ方が多いかと思います。
そしてその資格が公的な効力を持っていなくとも、飼い主様にとっては「このドッグトレーナーさんはどこで学んだトレーナーさんなんだろう?」とドッグトレーナーを選ぶうえでの1つの選択材料になります。

ということでプレイボゥドッグトレーナーズアカデミーでは、「ドッグトレーナーの資格はなくても開業できるが、持っていた方が良いですよ。」とお伝えしています。

それではドッグトレーナーの資格を何かしら持っていて(もちろん持っていなくても)、開業の意思があれば、すぐに開業できるのか?
実はドッグトレーナーの資格を持っているだけでは、開業は出来ません。

ドッグトレーナーを含め、犬と関わる仕事をするにあたって必要な資格

犬と携わる仕事を開業するためには、開業する地域の保健所等に動物取扱業という登録をしなくてはいけません。この動物取扱業を申請するには、必須の資格や要件があります。大きく分けると次の2つが必要です。

・公平性及び専門性を持った団体が行う客観的な試験によって得た資格
・開業する内容に関する半年以上の実務経験

「公平性及び専門性を持った団体が行う客観的な試験によって得た資格」は、動物取扱業を申請することが出来る民間の資格を持っていること、ということになります。
詳しくは、各自治体のホームページ等で動物取扱業の申請について、といったページをご覧いただけると、「公平性及び専門性を持った団体が行う客観的な試験によって得た資格」にはどんな資格が含まれるのか、確認することができますよ。

プレイボゥドッグトレーナーズアカデミーで発行している「プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー認定資格(PA認定ドッグトレーナー)」は、この資格には該当しないため、この資格とは別に、該当する資格を取得する必要があります。
プレイボゥでは、日本ペットシッター協会さん(http://www.pet2211.com/)と提携し、資格取得していただくカリキュラムを組んでいますので、独立開業を視野に入れられている方にもお勧めです。

そして上記と合わせて「開業する内容に関する半年以上の実務経験」という要件も必要になるため、ドッグトレーナーを始めとする犬と関わる仕事に興味をお持ちの方は、実務経験が必要なことも視野に入れて学校探しをされると良いかと思います。

資格よりも、もっと大切なこと

ここまでのお話で、ドッグトレーナーを仕事とする場合には何が必要か、資格は必要か…という点がイメージできたかと思います。
そして多くの方は、「ドッグトレーナーの資格は持っていないよりかは持っていた方が良い」とイメージされていることと思いますが、実はもっと大切なことがあります。

では皆さまが犬の飼い主であるお客様だったら…と仮定してみましょう!
何を基準にドッグトレーナーさんを選ばれますか?

・ドッグトレーニング技術
・料金
・対応エリア

実は多くの飼い主様は、『ドッグトレーナーの人柄』を基準に選ばれます。
どんなに素晴らしいドッグトレーニング技術を持っていても、犬の飼い主である自分と合わないと、継続しにくいですよね。
さらにはドッグトレーニングは継続して初めて結果が出るものですから、人も犬も楽しくトレーニングに取り組めるよう、自分に合った人柄のドッグトレーナーを選ぶ方が多いのです!

まとめ

犬まみれの仕事は楽しさ満載、やりがいもあるよ!

いかがでしたか?
たくさんあるドッグトレーナーの資格について取得することはもちろん大切ですが、動物取扱業を申請するための資格を持つこと、半年以上の実務経験をすること、そしてとても大切なホスピタリティの心も忘れずに、ドッグトレーナーやその他の犬に携わる仕事に携わっていただけると嬉しいです!