犬におやつをあげるのやめさせたいんです
ご褒美を使った“世界基準”のドッグトレーニング
こんにちは。プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー事務局の大竹です。
プレイボゥでは犬とのトレーニングでご褒美を使います。ご褒美を使うことで、犬はトレーニングに良い印象を持ちます。そして、ポジティブにトレーニングに取り組んでくれるようになります!
このようなトレーニングを“モチベーショントレーニング”と言います!
モチベーショントレーニングは世界的に主流となっているトレーニング方法ですU^(ェ)^U
愛犬へのご褒美、どうしていますか?
さぁ、ここで犬を飼っている方にお聞きします!
ドッグトレーナーから「上手に出来たら犬を褒めてあげてください!」と言われたら、あなたはどうしますか?
「よく出来たね~!!」と犬を撫でまわしていたりしませんか?
しかし、それは犬にとっての本当に一番のご褒美となっているのでしょうか?
ご褒美となるものは犬によって異なりますが、一般的にはおやつ、おもちゃ、飼い主さんからの声かけや撫でられることが挙げられます。
一番用いられるのが多いのは、やはり「おやつ」ですね!
食べ物や水、性的快楽などは専門的な用語で“一次強化子”とも呼ばれます。生まれながらに欲するもの、といったイメージですね。おやつ(食べ物)は生まれながらに欲するもののひとつであることから、ご褒美としての価値が高いです。つまり、ドッグトレーニングなど、犬を褒めたいとき(モチベーションをあげたい時!)に使うものとして適していることが多いのです。
もちろん、食に対して貪欲でない犬もいます。「おやつよりもおもちゃよりも飼い主さんに撫でられることが嬉しい!!!」という犬には、「撫でる」ということがご褒美になります。
「飼い主に撫でられることよりおやつをもらうほうが嬉しいなんて…」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、犬は現金な動物です^^;生きるために本能的に欲する「食べ物」が一番!と思うのは自然なこと、と思ってあげてください(笑)
トレーニングにおやつ(ご褒美)は必須?
さて、前置きが長くなりましたが、ここでタイトルの内容に戻ります。
おやつを使ったトレーニングをしていると飼い主さんからこういった要望を受けることがあります。
「おやつがない状態でも言うことを聞いてくれるようにしたい」
確かに、日々の生活の中で指示を掛けるたびにおやつを準備するのも大変かもしれません。そして、おやつがなくともびしっと飼い主の指示を聞いてくれたら、やっぱりかっこいいですよね!
しかし、思い出してみてほしいのです。そもそも、私たち人間はなぜ犬にトレーニングを行うのでしょうか?
犬とともに生活をするにあたり、犬にとっては当たり前の行動(吠える、飛びつく等)が人間社会では「問題行動」と捉えられることがあります。
そうすると、犬も人も日々の生活がストレスフルになります。
つまり、人間社会でも快適に暮らせるように犬にトレーニングを頑張ってもらう、と私たちは考えます。
人間社会で暮らすために行うトレーニングでおやつ(ご褒美)をなくすということは、人間でいえば、「お給料なしで働いてください」と言われているようなものなのです。
こういったことから、プレイボゥでは、おやつをあげる回数を減らすことはありますが、おやつを「ゼロ」にすることはありません。
また、「おやつをなくしたい」と飼い主さんから要望を受けた時も、この考え方をお伝えして飼い主さんからはご理解をいただくようにしています。
※おやつ以外のご褒美(おもちゃ等)の場合も同じです!
ご褒美は犬と人のコミュニケーションツールのひとつ
「犬は人間の最良の友」と言われるくらい、私たちにとって身近な存在です。
しかし、人間と犬は全く異なる生き物であることも忘れてはいけません。
おやつ(ご褒美)は、言葉が通じない人と犬とのコミュニケーションツールのひとつなのです。
犬との信頼関係を築く上で、そして犬との日々の生活を快適でより良いものにするために、ご褒美ってやっぱり大事なのね。と今日のブログで感じていただけましたら幸いです♪