世界最大のドッグショー、その魅力とは?

こんにちは。プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー事務局の大竹です。

先日、夫とYouTubeを見ていたら人と犬がダンスをしている動画が流れてきました。
犬を飼ったことがない夫は、その動画を見て驚愕します。
「何これ、すごくない?」
「どうやって教えてるの?」
夫を驚愕させたその動画の配信元は、「Crufts」という世界最大のドッグショーの公式アカウントでした。

130年の歴史を持つドッグショー【Crufts】

歴史ある世界最大のドッグショーCrufts

「Crufts」とは、1891年にチャールズ・クラフト氏が始めたとても大規模なドッグショーです。
アジリティーやフライボール、ガンドッグなどの競技が行われたり、日本でもメジャーな犬の品評会のようなドッグショーが行われます。
私はYouTubeでしかその様子を見たことはありませんが、画面を通じても、その規模の大きさや熱量を感じることができました!!

ちなみに、夫を驚愕させたYouTube動画はこちら↓↓
Mary Ray's Heelwork To Music Routine at Crufts 2017

「犬のイベントにこんなにも多くの人が足を運び、熱狂するのか」
「犬がこんなにも楽しそうにパフォーマンスをするのか」
「スポットライトや多くの歓声を浴びていても全く動じない犬がいるのか」

動画を見て受けた衝撃は挙げたらきりがありません。


日本でこのような光景を目の当たりにすることはまずないでしょう。
ちなみに、先程の動画でパフォーマンスをしているマリー・レイさんは、ドッグダンスの世界では知らない人はいない、というくらい有名な方です!


考え始めたら止まらない「Cruftsの裏側」

Cruftsのお土産でもらった鍋敷き。日本とはまた違った犬の可愛さがあります♪

犬好きにはたまらないCruftsですが、“犬”について学びを深めるとまた違った観点から犬たちのパフォーマンスを見ることができると思います。

「犬とあのダンスを踊るにはどうやってトレーニングをしていけばいいのだろう?」
「こんなにも賑やかな場所で堂々とパフォーマンスができるなんて、やっぱり社会化ってとっても大事なんだな」

こういった点を、ドッグトレーナー養成講座の生徒さんには目で、耳で、体で感じて欲しい。そんな想いから、プレイボゥドッグトレーナーズアカデミーは不定期ですが「イギリス研修ツアー」を行っています!直近では、2019年3月のCruftsを見に行きましたよ^^

Cruftsでは物販も行われており、生徒さんに同行したスタッフからはお土産ももらいました♪そのお土産からも、日本との違いを感じました。私は「鍋敷き」をもらったのですが、そこに描かれている犬の雰囲気がやはり日本とは違うのです!!

Crufts

Cruftsのお土産でもらった鍋敷き!日本とはまた違った可愛さがあります♪



日本だと割とかわいくキャラクターのように犬が描かれていたりするのですが、犬の描き方がリアルだけども可愛いというか…!分かっていただけますかね> <;

せっかくもらったこの鍋敷きですが、可愛すぎて、実際はあまり使えていません(笑)


Cruftsから感じる犬文化の違い

Cruftsの話や動画を見るだけでワクワクが止まらない一方、日本の“犬との関わり方”を考えさせられます。

会場内には多くの人や犬がいますが、同行したスタッフによるととっても静かだったそうです。
もちろん、犬同士すれ違っても吠え合ったり、喧嘩をすることもありません。人込みや大音量のBGMにも動じないのです。

なぜこんなにも犬が自然と人との生活に溶け込んでいるのか?それは、飼い主一人ひとりの“犬のしつけ”に対する意識が高いからです。
犬を迎えたら社会化をしたり、保育園に入れたり、トレーニングをすることが当たり前なのです。

犬との共生が当たり前のように生活の一部となっているイギリス。Cruftsは、イギリスの犬文化が凝縮されたドッグショーです。


いつか日本も、イギリスのように“犬”の存在がもっともっと自然なものとして
受け入れられる社会になってほしい、とCruftsのお話をしながら思った大竹でした。