愛犬のことを褒めていますか?
愛犬に「ありがとう」と伝えよう
こんにちは。
プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー依田です。
お恥ずかしい話ですが、先日夫婦喧嘩をしました。
仲直りをして、ふと思うことがありました。
そういえば旦那さんの悪いところばかりをみて、感謝の言葉が足りなかったな。なんて。
愛犬にはたくさん「ありがとう」と感謝を伝えているし、たくさん褒めているのに。
相手が人間となると、コミュニケーションが複雑なゆえに、様々な感情をつい抱いてしまいます。
もっと愛犬へ接するように自分に素直になり、感謝や良いところを見て、あえて言葉にしなくては。
と、思い立った私は、「あること」を実践しました。
それからの結果は、とても良い関係性へとなったのです。
けっしてノロケではありませんよ。
親しき仲にも礼儀ありだというお話です。
そこで今回は、その「あること」とは何をしたのかをご紹介したいと思います。
ぜひ愛犬にはもちろん、ご家族にも。
ぜひ恥ずかしがらずに実践していただきたい(笑)
褒める前に自身の心構え
はじめに、褒めるという行為はその行いを肯定し、理解や同調、共感をすることです。
心構えとして、自分の環境作りが大切です。
環境といってもお部屋の模様替えをすることではなく、自分の表情や自分の声を整えるところからはじめていきましょう。
○● 印象の80%は表情で決まる ○●
真顔で褒めても相手には伝わりません。
柔和な表情がなにより80%以上良い印象を人にも犬にも与えます。
にこやかに目を細め、口角を上へとあげ、自然な笑顔を用意します。
ただ犬は人と違って、真っ正面からのぞき込むように見つめる仕草は、犬に対してストレスを与えてしまいます。
犬同士のご挨拶は真正面からお互いに向き合いません。
威圧的な印象を与えてしまうので、友好的な関係が築きにくいと言われています。
人も犬に習って、視線をさりげなく外しつつ、柔和な笑顔で犬や人に話しかけることが何より大切です。
●○ 聞き心地の良い声 ●○
褒めることと大きな声はイコールではありません。
穏やかな安定した声で話しかけると、安心感を相手に与えることができます。
よく元気いっぱいな犬のテンションに合わせて、一緒になり元気な声を出しがちですが、若い犬程、同調した声はテンションを加速し続けてしまいます。
犬は人に比べて耳が断然良いです。
人にも聞こえないほどの小さな声でもキャッチしています。
犬へ安定した褒め方をするならば、声は高すぎず、低すぎず、穏やかな話し方をすると相手に安心感を与えることができます。
●○ 褒めるタイミングが超大事 ●○
プレイボゥドッグトレーナーズアカデミーでは世界基準のドッグトレーニングを指導しています。
その内容とは「モチベーショントレーニング」という方法です。
モチベーションという程ですから、褒めて気持ちを上げる行為を指し示すのですが、「クリッカー」という道具を使用します。
クリッカーは誉め言葉の代用なので、今の行動が素晴らしい!と犬に伝える時に道具を用いて、さらに褒めたことを再度伝えるため報酬(おやつ等)を与えます。
クリッカーを使ってドッグトレーニングを行うと、つくづく「あとから感謝を言うよりも、今その時に褒めたり、感謝を伝えないと相手には伝わらないものだな。」と感じるのです。
人と喧嘩をしている時なんて、余計しんみりと感じるものですよね(笑)
褒めや感謝は出来る限り、オンタイムを心得ましょう。
気が付いたら後回しにせず、今すぐにです。
褒めることについてのまとめ
今回のメルマガでは非常にあたりまえのことをお伝えしていますが、分かっていても中々行動に移すことが気恥ずかしかったり、無意識だったりしますよね。
あえて文章化することで、頭の中にインプットし、意識することで行動に移すことができます。
犬にも人にも愛情をもった褒め言葉や、感謝の言葉を伝えることを心掛け、共存するもの同士、安定した生活を楽しんでいきましょう。
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