付添犬ってご存知ですか?
付添犬という介在療法を知ろう
こんにちは。
プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー依田です。
2020年10月にYahoo!をはじめ、各種の媒体で取り上げられて話題となった、付添犬というお仕事の犬をご存知ですか?
まず付添犬のお仕事についてお話しますね。
付添犬とは被害を受けた子供が、安心して自分の受けた出来事について、他者(司法や医療従事者等)に物事を伝えられるよう、側に寄り添い援助をする犬のことを指します。
子供の被害を具体的に記すると、虐待や性的被害等、トラウマに残るほどの被害を被った時、子供が事情聴取等でさらなる精神的苦痛を和らげるために付添犬が心の支えとなります。
この活動が日本で導入されたきっかけが、アメリカで活動するコートハウスファシリティドッグの活動からです。
日本初の付添犬が裁判所に
2020年10月日本で初めて、付添犬同伴で子供が証言台に立ち刑事裁判が行われました。
裁判所には立ち入った経験はありませんが、想像するだけで大人も緊張するような異空間なのではないでしょうか。
小さな体の子供には荷が重く、身心共に押しつぶされてしまうことでしょう。
当時の付添犬「ハッシュ」というゴールデンレトリーバーです。
虐待被害を証言する子供に付添い、精神的支えとなりました。
付添犬に適する気質とは?
つぎに、付添犬に適する気質等のお話を挙げていきましょう。
・獣医学的に健康であること
・攻撃性がないこと
・包容力のある穏やかな犬であること
・一般の犬が入ることの出来ない施設でも落ち着いて行動が出来、指示に適切に従うなどの安全性があること
というような、元々の気質に加え、特殊な活動内容と日本の現状に適応した犬への教育が必要となります。
人よりも感覚が優れた犬に、緊張するような場へ連れて行くこと自体、人はもちろん、犬にも相当な心の負担を被ります。
だからこそ、日々の特殊な練習が必要になってくるのですね。

犬にはいつも精神的支えを受けて感謝でいっぱいですね!
付添犬の今後の活動に期待
まだ動き出したばかりの付添犬の取り組みですが、注目の非常に高い活動だと感じています。
普段の生活でも非常に心の支えになっている犬たちには、感謝の気持ちをもった飼い主さんも多いかと思います。
ぜひ感謝の思いとともに、精神的負担を一緒に伴った犬達には発散する時間を与え、思いきり犬らしく遊んでもらう時間も作ることも恩返しのひとつだと考えます。
これなら、普段の犬との生活で行える犬への心のケアですよね!
人と犬とが両思いな関係性になれる、素晴らしい社会へとなることを願い、プレイボゥもドッグトレーニングの魅力をこれからも継続してお伝えしていきます。
参考記事:NPO 神奈川子ども支援センター つなっぐ
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