犬の感情が科学的に検証された話

 

犬に感情ってあるの?

こんにちは。
プレイボゥドッグトレーナーズアカデミーの依田です。


前回の記事で『犬と人の脳には似た部位があるらしい』と記載したところ、嬉しいことに読者の方から反響を頂いたため、さらに深掘りをしていきたいと思います。


前回の記事は→こちら


犬の感情とは?


犬が大好きな私たちにとって、犬に感情があると確信していることは、ごく当たり前なことだと感じますよね。


とくに現在、犬と生活をしている人にとって、言葉は交わさずとも、愛犬が何を伝えたいのかを手に取るように分かる方は、きっと少なくないと思うのです。


しかし、科学者側の見解としては、動物が感情を抱くという概念自体、首をかしげるところがあるということ。


『確証的なエビデンスがあるわけではない。』

『飼い主は犬にとって、ただのおやつをあげるマシーンだ。』

 

初の犬のMRIを実施

そんな発言が多い中、真相究明の始動をした科学者をご紹介します。


米 エモリ―大学神経科学者グレゴリー・バーンズ氏は、犬をMRI(磁気共鳴画像装置)で、検査をすることを試みます。


MRIは機械自体が大きく、音も大きい。
初めて出くわすMRIの機械を犬は受けいれてくれるのでしょうか?
きっと人だってMRIを初めて経験する時、抵抗ある方がきっと多いのではと思います。


なので始めは、MRIの刺激に慣れてもらえるよう、進めていく必要があります。


「この場所は大丈夫だよ。。。」

「音が大きいけどあなたに害はないよ。。。」


おやつを使ってコツコツとトレーニングをしていきます。


後日、晴れて犬にMRIを実施することができました。
脳内の結果はいかに。


人と犬の脳の部位構造、そして機能が類似している箇所が具体的に分かりました。
それは、大脳に位置する『尾状核』というドーパミン受容体が密集する部位です。


尾状核の機能、それはポジティブな刺激が講じ、犬が強い期待を感じた時、その部位が強く反応を示すのだそうです。


つまり感情がゆすぶられる感覚へとなること。

black and white short coated dog

「ワクワクすること大好きだよ!」

犬の感情についてのまとめ

私たち人間にも持ち合わせている機能なので、ドーパミンが増える感覚をイメージできるのではと思います。


ではその刺激を司るならば、ドッグトレーニングだとポジティブな刺激を与えることが可能です。


実際、ドッグトレーニングを通じて犬が1つでも多くのことを出来る様になると、犬も嬉しくってやる気に満ち溢れ、次の指示を待ちきれない心境になることでしょう。


ぜひ、犬が感情をゆすぶられる出来事を、飼い主さんなりに考えて、提供してあげてくださいね。


ドッグトレーニングについて書かれている記事も下記よりご覧ください!

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タイトル:言葉の教え方
URL:https://playbow-dogtrainers-academy.com/10043.php

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