犬の痛みのシグナルを知ろう!
季節の変化は体調の変化もご注意!
こんにちは。
プレイボゥドッグトレーナーズアカデミーの依田です。
プレイボゥ地方(東京都・神奈川県)では、すっかり秋空です。
夕方のお散歩もすっかり夕焼け小焼けで日が暮れてきました。
1年は、あっと言う間ですよね。
愛犬との生活を日々大切にしたい思いが募ります。
さて、季節の変わり目は人も動物も体調不良を感じる方が少なからず、いらっしゃるのではないかと思います。
私も然りで、持病のアレルギー疾患が出てきました。
犬の体調変化は、痒みの仕草であれば人も汲み取りやすいです。
しかし、痛みの仕草は汲み取り難い場合が多々あります。
何故かというと、犬をはじめ動物は痛みに耐える傾向があるからです。
といっても個体差はあって、野生動物と家庭で育った動物とを比較すると、やはり野生動物の方が痛みに強いです。
決して、家庭で育つ動物が弱い訳ではありません。
信頼のおける相手(家族)に、痛みのシグナルを伝えやすくなったこともあります。
家族としては、一つでも多く愛犬のメッセージをキャッチしたいもの。
そしてすぐ様、動物病院へ連れていけたら、痛みを取り去る事が出来、犬のQOLを高める事が出来ます。
今回は、愛犬の不調を仕草で読み取れる一例をご紹介したいと思います。
是非とも、愛犬マスターになって頂ければ嬉しいです^^。
急にどうしたの?!お顔ブンブン?
咄嗟に、顔に虫がついて「うわ!」っと顔を振る仕草って、あなたもしたことはありませんか?
犬も咄嗟にブンブンと顔を振る、もしくは前足で顔をゴシゴシして、顔周辺の違和感を取り除こうとする仕草をすることがあります。
この仕草で多く関連するのは、顔というより耳の違和感。
外耳炎や耳垢がたまり、不快感を感じている時に起こり得ます。
私は愛犬がこんな仕草をした時には、耳の中を嗅いでみます。
異臭というか、すこし香ばしさを感じる独特な匂いがした場合には菌が繁殖している可能性もあるので、すぐ動物病院へ連れて行きます。
特に、耳が垂れている犬は耳の中が蒸れやすい環境下にあるので、気を付けてあげたいですよね。
遊んでほしいの?!お祈りのポーズ?
上半身を床につけて、お尻を高く上げる。
プレイバウという「遊ぼうよ!」というボディランゲージに一見間違えそうな仕草です。
でも、なんか様子が違うんだよな・・・という違和感を感じたら、スルーをせずに疑う要素があります。
実はこの姿勢、強い腹痛を感じている時に取る仕草と言われています。
お尻を高く上げて、お腹の位置を高いところに維持していた方が、多少の痛みの回避が出来るからと言われています。
時が過ぎれば治ると思って放置をせず、相当痛い状態だと予想されますので、嘔吐や下痢等、消化器症状が出る場合もありますので、動物病院へすぐ様連れて行くことが賢明です。
実は、このポーズ。
我が愛犬も先日、この仕草をしたのです。
一見、プレイバウなので「どうしたの?遊んでほしいの?」なんて、笑って話しかけていたら、目線が合わない、尻尾が垂れ下がっている、前足を噛み噛みしながらストレス行動が見受けられるという、様々な違和感を感じ、様子を見ていたらその後ペットシーツに下痢をしました。
動物病院へ連れて行き、適切な処置が出来たので脱水症状に至らず、数時間後には柔らかいごはんも食べられるまで回復しました。(ホッ。)
痛みのシグナルまとめ
犬のお勉強を始めたばかりの方は、ボディランゲージを読み解くのが楽しくなってくるものです。
プレイバウと思いこみ、痛みを放置してしまう可能性が非常に高いので、様々な個所の検証をし、適切に対応できる様にしたいものですね。
以上、まだまだたくさんのシグナルがあるのですが、今回はここまでです。
暑い夏からの反動で、徐々に寒くなる傾向です。
飼い主も犬も互いにご自愛しつつ、季節や環境が変わっても、健康体で過ごせる身体づくりを日々大切にしていきましょう。
そして、犬の些細な変化に気が付いてあげられる、優秀な飼い主にもなれれば理想的ですよね^^。