犬にも人にもオスワリ!

トレーニングの基本はこんな風に誘導していきます

こんにちは。
プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー事務局と講師も務めております佐藤ですU^エ^U

最近子供(1歳)が犬を見て、「にゃんにゃん」と言うようになりました。

近所に野良猫(TNRという避妊去勢手術をされている猫)が多いので、お散歩中、よく猫を見かけては「にゃんにゃんいたね~」なんて、話しかけていたら、いつの間にか4足歩行している動物は皆“にゃんにゃん”になってしまったようです。

「ま、そのうち“わんわん”と言えるようになるだろう!」とぼんやり思っているのですが、やはり犬好きで、犬に関わる仕事をしている身としては、「いや!ここは正しくわんわんと言わせたい!」なんて思い、近所の犬を見かけては、呪文のように“わんわん”と唱えている最近です・・・(笑)
(とは言え、結局「ま、そのうち言えるようになるか…」と我に返っています(^^;)

そして最近大人が言う言葉に対して、しっかりと行動してくれるようになりました。

例えば、「座って」と声をかけると座ってくれるように!!

犬のお座りも、人間のお座りも教え方は同じ・・・?!

実はこの言葉に対して行動を取るというシンプルな学習は、犬に「オスワリ」と声をかけて、犬が座れるように教える方法と同じ原理です。

簡単に説明するならば、「オスワリ」という言葉に対して、“座る”という行動を条件づける作業をします。

この作業とは、“座る”という行動の直前に「オスワリ」と声をかけるのです。

我が家の子供の場合は、毎回座ってほしい所で「座って」と声をかけて、偶然座ってくれたら「わ~すごい!天才!」と家族総出で声高らかに褒めていました。

犬の場合も同じで、「オスワリ」と声をかけて、座ってくれたら褒めるのです。(犬に褒める場合はオヤツやオモチャなどのご褒美を使うと、褒めパワーが全開で、効果がバッチリです!)

ただ、偶然座ってくれるまで待つのは根気が必要ですので、犬のトレーニングの場合は効率的になるように手の誘導で座れるようにあらかじめ練習しておきます。

単純な教え方だけど、上手くいかないことも

とにかく「オスワリ」と言った後に犬が座ってくれたら褒める、という基本ですが、実際やってみるとうまくいかないこともあります…。

例えば・・・
お外が大好きな犬が、外で飼い主さんとオスワリのトレーニングするとき、お外の刺激ばかり気になってしまい、オスワリのトレーニングに集中してくれない・・・といった状況です。

トレーニングの基本でもありますが、トレーニングする場所は最初は、犬の興味をひく刺激が少ない場所でやることをお勧めします!

人も同じで、興味をひく刺激が近くにあると、物事には集中しづらいですよね。。。


なので、普段生活しているお家の中で最初は練習し、お家の中で完璧に出来るようになったら、お外で練習・・・。
(このお外の状況レベルもとても大事ですよ!)

そんな風に段階を踏んで練習していくことで、新しい環境下でのオスワリという指示にも、しっかりと耳を傾けてくれるようになるのです。

犬の知能は人間で言う2~3歳児と言われていますので、まさに我が家の子供もお外の刺激が多い中では、なかなかこちらに意識を向けてくれませんので、段階を踏んで練習していかなくてはいけませんね(泣)

犬のトレーニング方法は犬に限らず、猫や鳥などに応用することも出来ますし、人に使うことも出来るので、とーっても奥が深い分野です♪

ぜひご興味持たれた方はプレイボゥに遊びにいらしてくださいね!