ある犬種の繁殖が禁止に・・・

こんにちは。
プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー事務局の佐藤です!

少し前のニュースとなりますが、皆さんはこちらをご存知ですか?
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022021400837&g=int

なんと、ノルウェーでイングリッシュブルドッグとキャバリアキングチャールズスパニエルという犬種の交配が事実上禁止されたというニュースです。

これらの犬種と暮らしている方からすると、少し衝撃的なニュースかもしれません。

こちらがキャバリアキングチャールズスパニエル

交配が事実上の禁止のワケ

何故、事実上交配が禁止されたかというと、それぞれの犬種特有の遺伝疾患によるそうです。

確かにブルドッグやキャバリアには、多く見られる遺伝的疾患があり、特に日本ではキャバリアの飼育頭数の方が多いことから、度々プレイボゥのドッグトレーナーたちの間でも話題に出ます。

今回の裁判は、ある団体が遺伝的疾患がある犬を交配させていたことが論点となったようですが、これはとても大事なポイントであると考えます。

少し話は逸れてしまいますが、以前プレイボゥでスウェーデンのブリーダーさんを招き、セミナーを開催いただいたことがあります。

そのブリーダーさんは「どんなに気質(性格)が良くても、遺伝的疾患の可能性が少しでもあるならば、交配は絶対にさせない。」と話していました。

その意思はとても固く、発病していなくとも、遺伝的疾患の可能性がある場合は交配はさせないのです。

ヨーロッパの方も人間ですから、本当はその犬の子供を・・・と頭をよぎることもあるかもしれません。

けれど、絶対に遺伝的疾患を持って生まれる個体がいる可能性があるならば、絶対交配させないのです。

ヨーロッパの動物愛護の考え方

話を元に戻しますが、ヨーロッパは日本よりも動物愛護の考え方がはるかに進んでいて、動物の福祉の基本である“5つの自由”をしっかりと基準にしています。

5つの自由についてはこちらから↓↓
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2708a/pdf/02.pdf#search='5%E3%81%A4%E3%81%AE%E8%87%AA%E7%94%B1

お隣の国スウェーデンではこんな動物保護法もあるんですよ。

◆ めっちゃ面白いスウェーデンの動物保護法
https://playbow-dogtrainers-academy.com/9733.php

日本も少しずつ動物愛護について考えられるようになってきましたが、まだまだヨーロッパとの違いは多そうだな…と感じます。

少しでも犬を始めとする動物たちにとって、過ごしやすい世の中になると良いですよね!

そのためにもまずは犬を知ることから始めていきましょう♪