遠くから見守っていてねの目印、知っていますか?2022年ver.

見守っていての目印=イエローリボン

こんにちは!
プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー事務局の瀬尾です。

本日は、去年の今頃にもご紹介した『イエローリボン』についてお話ししようかなと思います。

ブログ読者の皆様は、『イエローリボン』をご存知でしょうか?

この言葉をインターネットで検索すると、“障害がある人びとの社会参加を推進していくためのシンボルマーク”や
競走馬の名前としてもあがってきました。

今回私がお伝えしたいイエローリボンは、「近づかないでね」という意思表示として、犬のリードに黄色いリボンなどの目印を付ける運動のこと。

去年書いた記事を参考までにご紹介いたしますね。

〇●ーーーーーーーーーーーーーーーーー
【遠くから見守っていてねの目印、知っていますか?】
https://playbow-dogtrainers-academy.com/30470.php
〇●ーーーーーーーーーーーーーーーーー

イエローリボンをつける様々な理由

スウェーデンから発祥した運動で、様々な国が賛同し広まっているそうですが、
日本での知名度はいまひとつ・・といったところでしょうか。

イエローリボン(=近づかないでね)をつける目的としては、

<療養中など健康上の理由>
元々体が不自由だったり、手術後の回復期など、他犬や人との接触があると、
思わぬ事故や術後経過の悪化につながるおそれがあるため。

<トレーニング中>
盲導犬など人のために仕事をする犬は、トレーニングがとても大切。
そんな大切なトレーニングの最中、声をかけてしまうと集中力が途切れトレーニングの妨げに。
また、社会化不足から、すこしずつ慣らしトレーニングをしている犬も。
むやみに近づくとその犬にとって大きなトラウマにもなりかねませんし、恐怖のあまり攻撃行動に出てしまう恐れもあるため。

<他犬や人が刺激になる犬>
怖がりな犬は、不用意に犬や人が近づくとパニックに陥ることも。
また、犬や人が近づくと興奮しすぎて制御がきかなくなる犬も。
大事故やトラウマを避けるため。

(参考URL:https://petokoto.com/articles/1950)

知名度を上げたい、でも懸念点も・・・

ご自身の周りでイエローリボンを付けた犬は見たことはありますか?
もしくは、愛犬がそうです、という方もいらっしゃるかもしれません。

私はまだそれを付けている犬を見たことはないのですが、写真で見るととてもかわいらしいものが多く、実際に、「カワイイ飾りね~」と声をかけて近づいてくる方もいらっしゃるようです。
威圧感を与える目印にはしたくないけれど、こういったことがあると意味がありませんよね。
やはり、もっともっとこの運動の知名度が上がるべきだなと思います。

ただ、知名度が上がると、今度は「うちの子怖がりだからイエローリボンをつけて距離を取ってもらおう。」と安易につける飼い主様も出てくるかもしれません。
怖がりの度合いにもよりますが、本来であれば少しずつ慣らしていけばクリア出来たかもしれない・・
そんな可能性の芽を摘み取ってしまう恐れも。
そういった点には、今後気を付けていかないといけませんね。

イエローリボンもトレーニングも知っておくことは大切

ちなみに、この苦手なものを「少しずつ慣らしていく」というテーマは、
毎週水曜日12:30より当スクールが行っている≪インスタライブ≫でも今週お伝えしたばかりなのですが、とてもよく使うトレーニング方法の1つなんですよ^^

インスタライブでは、本来なら有料でお伝えしたいくらい内容の濃いトレーニング方法を特別にお伝えしております!
アーカイブには残さない限定配信なので、リアルタイムで視聴してくださった方だけにお届け!
(当スクールのカリキュラムなどのご案内もさせていただいております。入学をご検討中の方は、こちらも要チェックです♪)

===============

インスタグラム&インスタライブやってます☆

フォローはこちらから↓↓
https://www.instagram.com/playbowacademy/

===============

最後に余談ですが、競走馬ではしっぽに赤いリボンをつけている馬がいることがあります。
「あれは気性が荒い馬で、“近づくと蹴る可能性がありますよ”という目印だぞ」と幼少期に父から習いました(笑)
そちらも共有し、本日のブログを終了したいと思います。

私の今年のブログは、これが最後になりそうです。
今年も大変お世話になりました!よいお年をお迎えください。

たくさんの犬

十犬十色。様々な性格の犬がもっと暮らしやすい社会になることを願ってやみません。