犬に“友達”は必要なのか?

犬に「友達がいない」のはかわいそう?

こんにちは。
プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー事務局と講師も務めております佐藤ですU^エ^U

早速ですが本日はタイトルにあります通り【犬に“友達”という感覚は必要なのか?】という疑問について、お話していきたいと思います。


私の実家で過ごす犬たちは3頭いますが、基本的に外出時に出会った犬たちとは積極的に触れ合おうとはしません。

3頭同士の仲は悪くもなく、程よい距離の関係性を保っているので、犬嫌いではないと予想できますが、どうやらこの3頭の群れと、「余所の犬」では、距離があるように感じます。

愛犬と暮らす多くの皆さまも、お散歩中に出会う犬との距離感は個体個体の個性があること、なんとなくイメージはあることでしょう。

私自身、実家の犬たちが積極的に散歩時に他個体と触れ合うことは、特段望んでいません。

つまり人間感覚で言う“お友達(友人)”は、実家で暮らす3頭の犬たちにとって、いないことになります。

「え?!それってかわいそうじゃ…???」

と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

もちろん“お友達(友人)”がいたほうが良い場合もあると思います。
(子犬の時期は他の犬同士との触れ合いがとても重要なので、“お友達(友人)”に近い存在は必要ですよね!)

しかし!しかしです!
私たちヒトが犬と共生するうえで1番重要な考え方を、先に考えていただきたいのです!

犬の一番の友達は「犬」でなくてはいけないのでしょうか?

 

犬にとっての一番の友達は「飼い主」であってほしい

それは「愛犬にとって1番心許せる存在、一緒にいて楽しい存在である“お友達(友人)”」に近しい存在は、大前提として【飼い主】でなければならないこと。

なぜなら・・・!

常日頃一緒に暮らすのは、お散歩中に出会う“お友達(友人)”ではありません。

飼い主です。

「そんな飼い主の存在が1番身近にある、それが1番の幸せ」

と愛犬に思ってもらえた方が、お互い過ごしやすいと思いませんか?

決してこれは不幸せなことでもないと佐藤は思います。

よく犬と暮らす方から聞くお話「うちの子、ドッグランに行くと呼んでも戻って来なくて…。帰るためにいつも追い込み漁で捕まえているんです……。」というケース。

この要因は犬が「飼い主の存在が1番ではなく、“お友達(友人)”と遊ぶのが1番」という状態だからです。

こんな時に「飼い主が1番!」という犬であれば、飼い主さんが「おいで~」と呼んだら、喜んで、そしてすっ飛んで戻ってくるはずです。

そうではないということは…飼い主として少し寂しくも感じませんか?

 

犬の一番の友達であり理解者である飼い主とは?

常日頃一緒に暮らす飼い主だからこそ、1番!
そんな関係性が実は、恐怖を感じるシーンでも役立つこともあるんですよ。

恐怖を感じている際に、1番安心できる存在がいる安心感は大きいものです。

過去にスタッフがブログに書いていましたので、ぜひお読みいただければと思います。

愛犬の苦手なもの、どこまで克服すべきか?

ちなみにこちらのブログに登場した“ぼくくん”という児玉先生の愛犬。

児玉先生の存在が1番!!!!という、まさに飼い主冥利に尽きるワンコでした。

何か怖いことがあると児玉先生の足元にサササッと隠れることもあるのですが、児玉先生が不在時は、その場にいるスタッフの中で1番安心できる存在のスタッフの足元にサササッと隠れていました。

これがなんだかとっても可愛くて嬉しくて嬉しくて…!涙
(選ばれたスタッフは感謝感激雨あられです!!!)

もちろん怖いものは少ないに越したことはありませんので、克服させてあげられるのが良い場合もありますが、こんな風に愛犬の個性を受け入れて寄り添って過ごしていく形も素敵ですよね^^。

ぜひ皆さんも愛犬の1番の存在になり、個性を受け止めてあげ、より良い時間を過ごしていきましょう♪