故森山名誉校長のリード論

 

犬へのリード着用が求められる日本

こんにちは。
プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー事務局と講師も務めております佐藤ですU^エ^U

つい先日都内を歩いていたら、なんと!ノーリードでお散歩する飼い主様とその愛犬を見かけました。

以前神奈川県の田舎に住んでいたことがあるのですが、そこでもたま~に見かけるか…見かけないか…と言ったくらいでしたので、特に都内ではリードを付けることが当たり前になっているだろう、と思っていたので、少し驚きでした。。。

ちなみに現在の日本では、犬を連れて散歩する場合はリードを犬に着け、散歩するのが基本的には条例で定められていますので、皆さまも愛犬とお散歩する際には必ずリードは付けた状態で行きましょう!


◇ 東京都動物の愛護及び管理に関する条例(第9条参照)

 

日本ではリードをつけてお散歩が当たり前!でも海外では…?

なぜ?ドッグトレーナーがオフリード派な理由

さて、そんな条例があることを紹介しておきながら、プレイボゥドッグトレーナーズアカデミーを創立した故森山名誉校長、実はリードを付けない“オフリード賛成派”でした。

前提としてお間違いないようお読みいただきたいのですが、決してむやみやたらに「オフリードにしましょう!!!」と言っていたわけではありません!!!!

その理由、気になりませんか?

私はこの理由がとても好きです。
ぜひ皆さまにも故森山名誉校長の想い、知っていただければと思います。

その内容はこちらから・・・↓↓↓

動物の権利

いかがでしょうか?

故森山名誉校長の目指していた「日本の犬達もいつの日かヨーロッパの犬達のように自由に公園をオフリードで散歩できる日が来る日を夢見ています。」という想いを叶えるには、ドッグトレーニングが必要不可欠なのです。

私自身もイギリスで、犬たちが自由に走り回り匂いを嗅ぎ、でも飼い主がしっかりとコントロールしている様子を見て、

「ああ…、これが動物と自然に共生出来ているということか…」

と感銘を受けました。

❝リードの有無❞から感じる動物福祉のあり方

最近では知名度も上がってきたと思われる、動物の福祉(アニマルウェルフェア)。

プレイボゥではよく犬にまつわる動物の福祉を取り上げていますが、他の動物でも日本はヨーロッパに比べ、まだまだな部分も多いと聞きます。

例えば鶏。

私は学生時代、鶏の飼育について学ぶ機会がありましたが、実際に私が目にした養鶏場ではバタリーケージと呼ばれる1羽当たりの面積は鶏の体よりも小さいサイズのケージで飼育されていました。

現在の割合は分かりませんが、日本の養鶏場の92%がバタリーケージで飼育しているというネットの記事も見たことがあります。

しかし世界に視野を広げてみると、バタリーケージでの飼育を禁止している国やバタリーケージの環境を見直している国も増えています。

バタリーケージ (ウィキペディア参照)

このように動物に関することは、他国に比べるとまだまだ課題点が多いと感じるわけです。

調べるとまだまだたくさんの動物で考えなければいけない動物の福祉があります。

皆さまも、ぜひ身近な動物(犬以外でももちろん構いません)の福祉を考えてみませんか?

動物が動物らしく人間と一緒に共生できる、そんな素敵な社会になると良いですよね。

ぜひ動物の福祉を意識して生活してみてくださいね!