犬種から考えよう!犬の心の満たし方
こんにちは。
プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー事務局の大竹です。
先日育休より復帰いたしました^^
お久しぶりの方、初めましての方、どうぞよろしくお願いいたします!
犬の心を知るには、まず犬種から
さて、早速ですが、皆さんは自分の愛犬の心が満ち足りていると思いますか?
私たち人間も、心が満たされていないと、なんだか気持ちがモヤモヤしたり、イライラしたりしますよね。
それは犬も一緒!
犬の心が満たされず、モヤモヤ・イライラを抱えていると、それが問題行動の原因になることも…!
犬の心の満たし方は、その犬それぞれにあるかと思いますが、今日は「犬種」という部分にフォーカスしてお話したいと思います^^
そもそも、なぜ犬は種類が多い?
まず、犬と他の動物の違いとして、「種類の多さ」が挙げられます。
猫の種類が100種類程度なのに対し、犬は公認されているもので300~400種類といわれ、非公認のものも含めると800種類を超えるといわれています。
なぜこんなにもたくさんの種類がいるのでしょうか?
それは「犬に仕事を持たせたから」です。
犬は人とともに仕事をするために、その仕事に合った姿形となるよう、品種改良がおこなわれました。
わかりやすい例を以下に挙げます。
<ボーダーコリー>
牧羊犬。羊などの家畜を集める仕事を担うため、動くものへの執着が強い。
また広い牧場を走り回るため、体力がある!
<ビーグル>
麻薬探知犬。鼻が良いため、鼻を使う仕事を担う。
大きな垂れ耳は、においを鼻のあたりから逃さない蓋のような役割があるとか!
このように、犬はそれぞれの仕事に合った特徴を持っており、その特徴毎に10のグループに分けられています。
長くなりますので、詳しくは以下URLをご覧ください♪
参考:ジャパンケネルクラブ 世界の犬
ちなみに、先ほど例に挙げたボーダーコリーは「牧羊犬・牧畜犬」、ビーグルは「嗅覚ハウンド」に分類されます!
犬種の特徴で“心”を満たす
さて、この「犬種」と「犬の心の満たし方」がどう関係するのでしょうか。
犬は仕事に合った姿形に改良された、と言いましたが、それはつまり「その仕事をすることが生きがい」のような状態になるわけです。
例えば先ほど例に挙げたボーダーコリー。
広い牧場を走り回れるほどの体力があるにも関わらず、お散歩は近所を少し歩くだけ。
それでは、ボーダーコリーの心は満たされません。
有り余った体力を発散できずイライラし、「もっと走らせて!」と吠えにつながったり、おもちゃを壊してしまったり、という問題行動につながる可能性もあります。
ビーグルも、においを嗅ぐことが仕事ですので、におい嗅ぎが大好き^^
お散歩のときもにおい嗅ぎに夢中で、お散歩が全然進まない!
これはビーグルあるあるです(笑)
飼い主さんからすると困った行動のように思えますが、においをたくさん嗅いだビーグルはきっと心がとっても満たされているはずです^^
お仕事が忙しい中、パワー有り余る犬種を迎えた飼い主さんのエピソードも載せておきます。
これもまさに、心が満たされていなかった状況です…
ぜひご覧ください。
犬種を知って、愛犬とワンダフルな毎日を♪
どの犬種がどういった特徴を持って生まれているのか。
これを知ることは、ドッグトレーナーとして働くうえでも重要なポイントです。
問題行動のお悩みを受けたとき、「この生活が果たしてこの犬の心を満たせているのか?」という考えも巡らせられないと、問題行動の根本的な解決には至れません。
なので、当スクールでは犬種の勉強にも力を入れてほしい!と生徒さんにお話ししています^^
「犬種」への理解を深めれば、おのずと愛犬への理解も深まります。
ご自身の愛犬がどんな仕事を持って生まれた犬種なのか?
ぜひ一度調べてみてくださいね~♪