【犬のやる気を引き出す最良の方法】モチベーショントレーニング

モチベーショントレーニングとは?

こんにちは。
プレイボゥドッグトレーナーズアカデミーです。

モチベーションという言葉、よく人も口にすることありますよね。
「モチベーションあげなくちゃ!」みたいに。

モチベーションとは、動機づけのこと。
「個体の行動を引き起こす動因、また、そういう動因を与えること」とされています。
モチベーショントレーニングは、オヤツやオモチャなど犬が喜ぶご褒美を使い、良い行動を褒めて犬が楽しく継続してトレーニングを行う方法です。

これを読むだけで、ワクワクと楽しい気持ちになりませんか?

「罰」のトレーニングから「ほめる」トレーニングへ

十数年前の日本では罰を中心に犬を訓練する方法が主流でした。
プレイボゥの創立者である故森山敏彦名誉校長は元々犬の訓練所で働いていた経歴があります。
小型犬~大型犬と様々な犬に罰を用いたトレーニングを行う中で、「こんなに厳しくしなければ犬は覚えないのか・・・?」と疑問を感じずにはいられない日々を過ごしていました。

そんなある日、ふと目に留まった本に衝撃的な内容が書かれていました。
その記事には、ヨーロッパのドッグトレーニングに対する考え方や犬の飼い方の概念等が紹介されていました。

その本を手にした森山先生は、確信を得ました。
なぜなら、そのトレーニング方法は今勤めている訓練所での罰を与える方法と真逆の位置にある内容だったからです。

ヨーロッパのドッグトレーニングは、オヤツやオモチャなど犬が大好きなものを使用し、犬も人も楽しくトレーニングを行おうと考え抜かれた方法でした。

「モチベーショントレーニング」もしくは「陽性強化」と言われるこのトレーニング方法。
求めている行動を犬がした時に褒めてその行動を強化して(行動を増やして)いくのです。

モチベーショントレーニングは、おやつやおもちゃを使って人も犬も楽しくトレーニングできる魔法のようなドッグトレーニングです!

モチベーショントレーニングを学ぶために渡英した森山先生

「このヨーロッパのトレーニング方法を学びたい!」
体中に電流が走るような感覚がした森山先生は、イギリスのドッグトレーナー「フィリッパ・ウイリアムズ」という女性に志願します。

彼女はイギリスやアメリカにある世界最大の家庭犬のトレーナーの団体であるアソシエーション・オブ・ペットドッグトレーナーズ(APDT)のメンバーでした。
さらに、フィリッパ先生はイギリスでAPDTのメンバーになることを希望するトレーナーを審査するアセッサーでもありました。(正式にはイギリスとアメリカのAPDTは違う組織)

そのフィリッパ先生が行うセミナーに参加した森山先生は、初めてクリッカートレーニングや学習理論を応用したトレーニング方法を学び、様々なことを吸収します。

そしてセミナーの中で一番衝撃を受けたこと、それは自分の犬を連れてグループレッスン形式で講義を受ける中、フィリッパ先生は受講者が失敗しても嫌な顔ひとつ見せず、丁寧にどうすればいいのか笑顔で説明してくれていたことでした。

そして、飼い主と犬がトレーニングに成功した時には大げさなくらいに飼い主を褒めるのです。
レッスンの間中はずっとジョークが飛び交い、笑い声が終始絶えない楽しい時間となりました。

これが、モチベーショントレーニングか・・・!
目から鱗の連続ばかりでした。

このトレーニング方法は、当時の日本では森山先生が知る限り、どのドッグトレーナーも打ち出してはいない新しい内容でした。

「これだ!これこそが私が求めていたトレーニングだ!」

以降も森山先生はフィリッパ先生の元へ足しげく通い詰め、日本にもモチベーショントレーニングを広めたい思い一心でトレーニング研修を受け続けたのです。

本日も最後まで読んで頂きありがとうございます。
次回お届けする記事は、犬の社会化と犬の保育園の重要性についてです。
どうぞお楽しみに!

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