“子犬の社会化”と“犬の保育園”を日本に広めたい！

2023年7月3日 2023年7月15日

PLAYBOW

たどり着いた“犬の保育園プレイボゥの誕生”

こんにちは。プレイボゥドッグトレーナーズアカデミーです。

前回は、プレイボゥ創立者の故森山名誉校長がイギリスのフィリッパ先生からトレーニング研修を受けるようになるまでをお伝えいたしました。
その記事はこちらから↓
「【犬のやる気を引き出す最良の方法】モチベーショントレーニング」

イギリスで学んだモチベーショントレーニングを日本に帰国してお客様に実践する日々。
既に森山先生は訓練所を退所し、出張ドッグトレーナーとして独立し約10年が経過してました。
変動はありますが、月平均30名程の顧客をかかえており、いわゆる売れっ子ドッグトレーナーとして活躍するようになっていました。

『犬だけではなく飼い主にも実践的で分かりやすく、何より楽しいドッグトレーニングを教えてくれる、そんなドッグトレーナーがいるらしい！！』

気が付けば営業を積極的にせずとも、口コミだけで新規顧客が増えていきます。
次第に1人だけでは仕事が回らなくなり、スタッフをかかえなければならない程に。

しかしドッグトレーナーという職業柄、顧客数が多い時もあれば少ない時もあり、
収入の変動は売れっ子であったとしても起こります。
スタッフを雇うならば、スタッフの収入も確保しないといけない。

もっと安定したビジネスが出来ないだろうか・・・。
悩んだ森山先生は、個人事業主から仕事のシステムを変える決断をしたのです。

その時、閃きが！

イギリスで見た、犬のディケア施設で集う犬達の自由な光景を。
ただ自由なだけではなく犬にも社会化のプログラムを組み、犬と飼い主へトレーニングを教育する素晴らしい施設。

「犬の保育園プレイボゥ」の誕生です！

子犬の社会化とは？

さて、突然ですが、「子犬の社会化」をご存知ですか？
とても簡単にいうと、犬が人間社会で生活する上で経験するであろうあらゆる物事に慣れ、良い印象を持ってストレスなく暮らしていけるようにすることです。

子犬には「社会化期」という時期があり、その時期に社会化を怠ってしまうと、将来的に飼い主を困らせてしまう行動が増える可能性が高くなります。

そして、社会化期は生後3～12週齢と短く、非常に貴重な期間なのです。
子犬の脳は生後3か月で成犬とほぼ同じ働きをするようになるのですが、逆に言うと生後3か月までは脳が未発達な状態です。
この時期の子犬の特徴は、＜恐怖心が少なく好奇心が旺盛＞ということ。

しかし生後3か月を過ぎる頃から、好奇心が徐々に弱くなり恐怖心や警戒心が強くなり始め、様々なものに対し馴れ辛くなっていくのです。

子犬の【社会化期】はあっという間です。子犬を迎えたらすぐに社会化トレーニングを始めましょう！

これを読んで驚いた方も多くいらっしゃるのではないでしょうか？
しかし、自然界では至って当たり前のこと。
例えば、活動範囲を広げる4～5か月のころに自分の群れから離れて、たまたま見かけたライオンに「ライオンさん遊びましょ～！」と近づいて行ったら瞬く間に襲われてしまいますよね。
これが、自然の摂理なのです。