最軽量を更新した犬
こんにちは。プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー講師の矢川です。
連日、暑い日が続いていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
夏バテで食欲がなくなったりしていませんか?
私はというと、出張トレーニングで外を移動することが多いので、特に朝ごはんは必ず食べるようにしています。
また、お昼ご飯も1件目のお客様が終わって、頭をフル回転し糖分が不足しているので、しっかり食べます。
そんなこんなで理由をつけて食べているので体重が絶賛増量中です、、。
久しぶりに店舗での実習でお会いした方はビックリしないでくださいね。
600gの犬
さて、今回ご紹介するお話は、体重がなんと600gのティーカッププードルのお話です。
私が犬の保育園で担当した犬たちを含めても最軽量になります。
プードルは柴犬などと同様に小型化が進んでいますね。
超小型犬ならではのお悩みを最近よく聞くようになってきました。
今回お伝えする内容が少しでも参考になりましたら幸いです。
このティーカッププードルの飼い主様からのご相談は主に排泄についてでした。
月齢が3か月を過ぎたばかりでしたので、トイレが上手くできないのは仕方のないことかもしれません。
排泄を我慢する事はもちろんできませんし、ちょっとした感情の変化で排泄してしまう事もあるでしょう。
それよりも話を聞いていて私が気になった部分が実は他にありました。
トイレトレーニングよりも大切かも
この飼い主様には4歳と3歳のお子さんがいらっしゃるのですが、そのお子さん達に関係するものです。
それは、4歳の子が愛犬を抱えて3歳の子とリビングを走り回っている事でした。
愛犬の取り合いになってしまっているのです。
もし愛犬を数十センチの高さから床に落としてしまったら大怪我に繋がってしまいます。
このようなケースの場合、子供達に、
「犬を抱っこして走らないで!」
と言った所で子供達はその行動をやめるでしょうか?
まだ幼い子供達。おそらくは何度も走りまわるでしょう。
ですからこの場合は、子供達に言葉で命令するよりも「子供達が走れない環境で愛犬と触れ合わせる事」が大事になります。
具体的には少し広めのサークル内で愛犬と触れ合わせると良いでしょう。
愛犬と触れ合う場所を限定する事で、愛犬を抱っこして走り回る事もなくなります。
また、ある程度愛犬の行動範囲も限定できますから、トイレトレーニングにも繋がるのです。
ご飯の量や回数は適切?
そのほかに食事についても、ほんの少しですが時間の間隔が空きすぎていたようでしたので、複数回に分けて与えるようにアドバイスしました。
時間の間隔が空きすぎてしまうと胃液を吐いてしまったり、月齢が若いと低血糖の症状が出てしまう場合もありますので、その対策になります。
参考までに与えていたご飯の量をお伝えすると、1回10gだそうです。
1日20gのご飯で足りてしまうんですね、、。
ちょっと衝撃的です。
ちなみにご紹介した内容をメルマガに載せる事は飼い主様にご了承済みです。
思い出してくれると良いのですが。
飼い主様からの主訴(メインのお悩み)の解決策を提案する事は大事ですが、その時々で主訴と同じぐらい優先して解決すべき事もあるでしょう。
ですが、飼い主様は主訴(メインのお悩み)にとらわれ、本来優先すべき事に気が付きにくい場合も。
そんな時に適切にアドバイスしてあげることもドッグトレーナーの大切な役割と言えるでしょう。
犬種や年齢、家族構成や取り巻く環境などでトレーニングの優先事項は変わっていきます。
しっかりと飼い主様とコミュニケーションをとってトレーニングを進めていきましょう!
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次回のブログ更新は8月12日(土)の予定です。