私の被災ペットのボランティア体験談≪後編≫
こんにちは。プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー事務局の瀬尾です。
前回に続き、私の被災ペットのボランティア体験のお話です。
昨日は、人手が足りないながらもシェルターにいる方たちは少しでもペットと飼い主様のために行動していた、というお話をしました。
犬の気持ちが分からなくて悔しい
シェルターに犬がいる理由も様々です。
飼い主が分からず保護された犬。
飼い主が避難していて飼うことが出来ないため一時的に預かっている犬。
お世話で時間に追われる中、犬達と触れ合う時間も作りました。
でも、どう触れ合えばいいか分からない犬も。
しっぽは振っているのに近づくと吠える犬。
飛びつきがひどくて近づけない犬。
元気がなく部屋の隅にいる犬。
何も知識がない私はどう動いていいか分からず何もできませんでした。
あの時、あのボディーランゲージの意味が分かれば、
もっと犬について知っていれば、
犬にトレーニング出来れば・・・そう思いました。
私がプレイボゥに入学した理由は将来犬を迎える夢のために犬のこともっと知ろう、しつけが出来るようになろうとそんな思いからでしたが、この時の悔しさが入学を決めたもう1つの理由です。
やっぱり飼い主様のそばが一番♪
また、ボランティア中こんなこともありました。
私が最初に散歩を担当したポメラニアンのようなかわいいミックス犬。
見た目にちなんだ名前もついていました。とても人懐っこくて優しい犬です。
飼い主様も避難しているためシェルターで預かっているのですが、ある時、飼い主様が様子を見に訪れました。
その時の犬の様子といったら、もう私たちに見せていた時の比じゃないくらいしっぽをはち切れんばかりに振って、喜びを体いっぱい使って表現していました。
やっぱり、飼い主様の元が一番だよね。
おそらくそこにいた誰もがそう思ったと思います。
犬を見つめる飼い主様の表情。
飼い主様を見つめる犬の表情。
お互いに信頼している様子が伝わります。
今は震災によって離れ離れだけど、この飼い主様と犬の関係性が犬を飼っているすべての家庭で構築されるといいなと思います。
そして、少しでも多くの被災ペットが心安らぐ場所で生活できるようになることを願っています。
2回にわたり書いてしまい、長くなってしまいましたが最後まで読んでくださりありがとうございました。