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 ドッグトレーナーになりたい!を応援するブログ

1番大切なトレーニングって何だろう?

こんにちは。
プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー事務局と講師も務めております佐藤ですU^エ^U

突然ですが、質問です!

普段メールマガジンをお読みの皆さまは、身近な犬と何かトレーニングをする機会はありますか?


私は現在犬と生活を共にしていないため、「今後犬を迎えるならば~」という妄想をよくしているのですが、その妄想の中で、まだ出会ってない犬の名前や犬種を想像してみたりすることはもちろんながら、トレーニングの順番を考えたりも。

今日はこのトレーニングの順番を考えている時にふと、「1番大切なトレーニングって何だろう?」と疑問に思ったので、そのお話を。

とは言え、これは明確な答えがあるわけではなく、現実では犬1頭1頭に合わせたトレーニングが必須の為、今日お届けする内容はあくまでも参考としてとらえていただけますと幸いです^^。

絶対やるべき!社会化トレーニング

それでは・・・↓↓

まず僭越ながら私が思う1番大切なトレーニングは…


「社会化トレーニング」です。

「アイコンタクト」「おすわり」「ふせ」などの基礎トレーニングとも迷ったのですが…、最悪のパターンでおすわりやふせが出来なくとも、生活は送れるだろう!と判断しました!

(アイコンタクトは生活の中で自然に覚えてくれたら嬉しいですね…!)

特に問題行動を防ぐためには基礎トレーニングが必要不可欠と言っていいくらい重要なのですが、問題行動が出ないよう防ぐ意味で「社会化トレーニング」は必要とも考えました。

まず犬には、生後約1か月~3か月の間に社会化期と呼ばれる時期があります。

この時期から適切な社会化トレーニングを犬へ行うことで、問題行動の大部分を防ぐことが出来ると言われており、プレイボゥドッグトレーナーズアカデミーではとても大切にしているトレーニング項目でもあります。

社会化トレーニングは何が大切?

行うべき適切な社会化トレーニングの内容は、大きく


・人
・犬
・環境


この3つに子犬の頃から慣らしておくことを指します。

犬の問題行動の原因すべてがそうではありませんが、問題行動の大部分の原因は“恐怖心”からくるものが多いです。

つまり適切な社会化トレーニング行うと、この“恐怖心”が出ないように(恐怖を抱かないように)生活を送ることが出来るのです。

ちなみに社会化トレーニングの目指すべき形のイメージは、こちらのブログから読んでいただけると嬉しいです(*^-^*)

◆知っていますか?当たり前の大切さ
https://playbow-dogtrainers-academy.com/33526.php

そう、社会化トレーニングには適した時期があるので、その時期を逃すと後からリカバリーするのは少し根気のいるトレーニングとなります。

特に犬は1歳を過ぎてくると、好奇心よりも恐怖心の方が高い傾向があるため、より社会化トレーニングをすることが難しくなってくるのです。(絶対ではありませんよ!)

だからこそ多くのドッグトレーナーも(プレイボゥドッグトレーナーズアカデミーからのメールマガジンでも)、耳にタコが出来るよ~というくらい、【社会化はとっても大事!!!!】とお伝えしているのです。

社会化トレーニングは時期が重要!
子犬がいるなら、今すぐ始めよう

子犬を迎えたらまずは“社会化トレーニング”を!

おすわりやふせなどの基礎トレーニングは、10歳を越えた犬でもしっかり学習できます!

でも社会化トレーニングは適した時期があるので、10歳を越えてから、もしくは特定のものに恐怖心を抱いてしまってからトレーニングをするのでは、一筋縄ではいかないのです(>_<)

ぜひ皆さまにも、社会化の大切さを理解いただき、今後の犬との生活に活かしていただけると嬉しいです。

特に今、まさに1歳未満の子犬と生活している!
と言う方は思い立ったが吉日です!

愛犬に社会化トレーニングを行えるよう考えてみてくださいね!

スクールの日常や役立つ犬知識も配信中!
■アカデミーinstagram
https://www.instagram.com/playbowacademy

え?!そんなところに○○が!!!?

犬の身体を触ったら…

こんにちは。
プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー事務局と講師も務めております佐藤ですU^エ^U

先日友人の犬に会ったのですが、少々びっくりな出来事が。

その友人の愛犬は小型犬。

私は抱き上げて膝の上で友人の愛犬をナデナデ。

犬を撫でる時は、頭をわしわし撫でるよりも、首回りから下の背中あたりや、大丈夫な犬であれば胸周りを撫でる方が、恐怖心を与えにくいので、私は犬の前胸辺りをナデナデ。

すると「ん?」と気になる膨らみの感覚が。

大きさは小さく、1センチくらいのポコッとした触り心地です。

私はすぐに友人に「前胸に何か出来てる…???」と聞きました。

そんなところに!?犬の身体に埋め込むものといえば?

すると友人は「ああ!これだよね?これはマイクロチップだよ!」と。

私は「ええ~????」と日曜日の夕方の国民的某テレビ番組のマ○オさんのように声を上げてしまいました。(ちょっと書いていて恥ずかしくなってしまいました。笑)
何故なら、マイクロチップは一般的に“首元”に装着されるもので、こんな前胸(前足の付け根辺り)にあるとは思っていなかったからです!

義務化されたマイクロチップ!犬と暮らすって、やることがいっぱい!



ちなみに話の途中ですが、マイクロチップについては過去ブログを↓↓

◆6月から始まる〇〇
https://playbow-dogtrainers-academy.com/32805.php


どうやら調べてみると、マイクロチップは稀に移動することがあるそうで…。

まだ月齢が若い時に装着すると成長とともに体内を移動する(したような?)感じでしょうか?

多くはないケースだとは思いますが、こうなってしまうと仮に首元に専用の読み取り機を当てても、読み取りが出来ません。

私自身マイクロチップの読み取り機を当てたことがないので、当てる時はどんな感じなんだろ~と気になっています。
(空港とかで受ける金属探知機のように全身くまなくチェックするのでしょうか…;?)

こちらはアカデミー事務局でお馴染みのスタッフ瀬尾さんが詳しいので、今度聞いてみようと思います!

(瀬尾さんは前職でマイクロチップに関わるお仕事をされていたんですよ~すごい!)

良い犬生を送るために必要な処置とドッグトレーニング

少し話が脱線しましたが、このマイクロチップが仮に移動していることを前提に読み取り機を当てていたとしても、人が怖い、身体に手が近づいてくることが苦手といった怖がりな犬であれば、読み取り機を当てることが難しく、識別番号を読み取ることが出来ません。

また少ないケースかもしれませんが、初めて見る読み取り機が怖い!と感じる犬もいるかもしれません。

そうならないためにも、万が一に備えてトレーニングをしておくことはもちろん、日頃から身体に触られることに慣らしておくことや見知らぬ人への社会化等、取り組んでおく必要性がありますね。

そう!犬と暮らすって、実はやることいっぱいなんです。

でも1つの命と暮らすわけですから責任重大なのは当たり前。

愛犬の命が燃え尽きるまで、一生一緒に暮らす。

とても大事なことでプレイボゥでも大切にしている考え方ですが、どんな一生を過ごすのかにも注目していきたいですね。

大切な大切な愛犬だからこそ、「ああ!良い犬生だった!!!(にっこり!)」と思って虹の橋のふもとへ出発してもらえるよう、日々接していきましょう!

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犬も飼い主も笑顔になった日<後半>

K9ゲームってどんなゲーム??

こんにちは!
プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー事務局の瀬尾です。

早速ですが、前回のK9ゲームワークショップの続きです!⇒前半はこちらから

初っ端から圧巻の松下劇場で始まったワークショップですが、始終その勢いのまま進んでいきます。
犬に飼い主のそばが一番♪と思わせた後は、各ゲームの練習がスタート!

本来のK9ゲームでは、犬は<ノーリード>が基本!
ただし、今回はほとんどの犬がK9ゲーム初心者ということもあり、リードをつけて行うなど独自ルールも取り入れつつやっていきましたよ。
ちなみにK9ゲームはチームでの対抗戦です!

K9ゲームはその名の通り9つのゲームで成り立っているのですが、レベルや時間の関係もあり、実施したのは以下の5つのゲーム。

1)ミュージカルチェア
イメージは椅子取りゲーム。中央に置かれた椅子に飼い主が座りますが、
その間犬はある程度離れた場所で「お座りマテ」をします。
椅子を取れなかった飼い主は、椅子に座っている飼い主の犬へ声掛けなどの妨害OK!
(犬の名前を呼んだり、怖がらせるなどの妨害はNG)
どうにか「お座りマテ」の形をくずせれば椅子を奪えます。

2)ドギーダッシュ
イメージは徒競走。ゴールで待つ飼い主の元に行き、「お座り」できたらゴール。
飼い主は名前を呼んだり、ジェスチャーしたりして犬を来させます。
飼い主のそばが一番!と思っていないと意外と飼い主の元にいかないことも。
名前を呼んだら来るという「呼び戻し」が出来ていることも重要です。
スタート地点では知らない人がホールドするのでそういった部分も許容できる必要があります。

3)リコールリレー
イメージはリレー。1頭ずつゴールにいる飼い主の元に行き「お座り」をし、犬のあたまをポンっとしたら、次の犬が走り出します!アンカーまで終わったら全頭揃って「フセ」をさせるとそれがゴールの合図です!

4)ジョーパップリレー
1頭の犬が、各スペースにいるチームメンバーのところに行き、そのスペースごとに掲げられたお題を
実施していくゲーム。
例えば最初のスペースでは「フセマテ20秒」⇒次のスペースでは「八の字をさせる」・・など。
すべてを成功させればゴール。

5)KONG(コング)・レトリーブ
KONG社が出しているおもちゃが床に散らばっており、それを犬が「持って来る」ゲーム。
おもちゃによって得点が違ったりペナルティがあり、どのおもちゃを持ってくるか指示することが大切!
持ってきたおもちゃを「離せる」ことも重要です。

ゲームについての詳細の案内はこちらから(K9ゲーム公式サイト)⇒https://pet-dog-training.jp/9games/

K9ゲームの成り立ち

こうして実際に犬がやっている姿を見ていると、K9ゲームを実施するには、犬と人が生活するにあたり必要なトレーニング要素がふんだんに組み込まれていることに気づきます。

K9ゲームをするには、とてつもなく高度な技・・ではなく日常的に使う基礎的なマナーが必要になっていくんですね。
K9ゲームの考案者イアンダンバー博士、さすがです。

だからこそ、今回K9ゲームをするのが初めての生徒さんの愛犬も、少しルールを緩くするだけで同じようなことが出来たのです!

さて、練習の後は、2チームに分かれての対抗戦です!
チームごとに誰の犬がどの種目に出るかを決め、いざ勝負!
なかなかの接戦で最後に逆転し勝利するという、白熱したゲーム展開となりましたよ!

犬も人もみんな笑顔に!

おそらく、愛犬を連れてきた生徒さんは、愛犬の知らなかった一面をたくさん見られたと思いますし、
「うちの犬、こんなこともできるようになってたんだ!」と成長を感じられた時間になったと思います。

それも松下先生の華麗な誘導があってこそなのですが、生徒さんの愛犬たち、本当に頑張りました!!!

そして!
このK9ゲームで忘れてはいけないのは何と言ってもゲーム進行のお手伝いをするボランティアスタッフの存在です!

今回は見学者の生徒さんにその役目をお願いしました。
例えばミュージカルチェアの椅子出しやKONG(コング)・レトリーブのおもちゃの用意や片付け、走る種目ではスタートのホルダーの役目など、本当に皆様、快く引き受けてくださり、スムーズなゲーム進行の立役者となってくださいました!

スタートのホルダーは、たとえ犬がかわいくてもその感情を出してはいけません。
犬に好かれてしまったらゲーム進行の妨げになってしまう恐れがあるからです。
そのため、<ただのホルダー役>に徹してもらいます。

また、ゲームを見ている時もたくさんの声援や手拍子など、ワークショップを盛り上げてくれました!
本当にありがとうございます!!

そんなわけで、
松下先生の巧みな進行が土台にあり、
勇気をもって犬同伴で参加してくれた生徒さんとその愛犬がいて、
そしてボランティアスタッフをしてくれた見学の生徒が支えとなり、
本ワークショップは大変な盛り上がりを見せ幕を閉じました。

参加した生徒さんからのアンケートでは、
飼い主としてもドッグトレーナーを目指す身としても、学ぶことがたくさんあったワークショップだったという嬉しい感想もいただきました!

ずっと犬を学べる場所

プレイボゥドッグトレーナーズアカデミーの【ドッグトレーナー養成講座】では、
【座学】と【実習】の2本柱で犬について学んでいきますが、それ以外にも勉強会やセミナー、今回のような犬同伴可のワークショップなどたくさんの知識やスキルのインプットの場を設けております!

それは入学したら卒業後もずっと続いていきますよ!
卒業したら終わりじゃない!
当スクールは、卒業後も末永く生徒さんと犬について学んでいきたい、お付き合いしていきたいと思っております。

ぜひ、プレイボゥに入って、ずーーーーーっと犬への学びを続けてみませんか?

見学者

見学者のみなさん。「ただのホルダー役」に徹してもらってます!

ミュージカルチェア

ミュージカルチェアの様子。お座りマテ、できるかな?

犬も飼い主も笑顔になった日<前半>

犬も人も笑顔になった!

こんにちは!
プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー事務局の瀬尾です。

5月ももう終わろうとしている今日この頃(早いー!!)。
皆様、いかがお過ごしでしょうか?
寒暖差や黄砂にやられ体調を崩している方も多いと聞きます。
ご自愛くださいませ。

さて、本日のメルマガは、先日生徒さん向けに開催されたK9ゲームワークショップのお話です!

そもそもK9ゲームってなに?
という方はこちらをどうぞ♪⇒犬のアンテナ貼ってますか??

久しぶりに<犬同伴可>で開催された本格的なワークショップ。
講師は、20年以上ドッグトレーナーとしてのキャリアを持ち、精力的にK9ゲーム普及の活動もされているDOG TRUSTの松下先生。

参加した犬は、生徒さんの愛犬7頭とスタッフの愛犬3頭の全10頭!
小型犬~大型犬までいろいろな犬種の犬が揃いました!
偶然にもゴールデンレトリバーが3頭揃うという、レトリバー大好きな私にとってはウハウハな光景でした♪
また、普段お話に聞いていたり、画面上で見たことのある生徒さんの愛犬を生で見られたこともとっても嬉しかったです♪

ただ、1頭を除きK9ゲームをまったくやったことのない犬たち。
事前に生徒さんから愛犬の性格なども聞いていたので、このワークショップ、ちゃんと形になるのか・・・?
と実は気が気でなかったのが正直なところ。

ですが!!

結論から言ってしまうと、ちゃんと形になったのです!!!!
これはおそらく愛犬を連れてきた生徒さん自身が一番うれしかったと思いますが、見学の生徒さんも私たちスタッフも、そして松下先生もその場にいた誰もが感動していたと思います!

様々な犬たち

ワークショップが成功した一番の要因は、やはり松下先生の的確な声がけや指示だったと思います。
ワークショップ開始直後、まずは場慣れと犬の性格をみるため、1頭ずつフリーにする時間を設けました。

クレートから犬を出し、ノーリードの状態で会場内をフリーにさせます。
フリーになっている犬以外は、みなクレート待機をしています。
私たち参加者にも松下先生から『犬が来ても反応しないでね』と指示が入ります。

飼い主である生徒さんは、松下先生の指示のもと愛犬に近寄ったり声掛けはせず、会場内を自由に動きます。
つまり会場内で動いているのは、生徒さんとその愛犬。そして指示を出す松下先生のみ。

犬によって全然動きが違いました。

初めての人や犬にあいさつ回りをする犬。
おっかなびっくり見て回る犬。
楽しそうに広い会場を走る犬。
机の上のおもちゃが気になる犬、など。

その間も松下先生からの説明が入ります。
『今ここは、フリーになっている犬にとってとても安全な場所なんです。何かしても何も起こらない。
そう犬に思ってもらうことが大事なんです。犬の好きにさせてあげます。』

『そして、犬が落ち着いた時、飼い主のそばに来たらそこでおやつをあげて褒めてあげます。
とにかくまずは好きに行動させるんです。
自然に飼い主に近づくのを待ちます。』

好奇心旺盛でなかなか飼い主のそばにいかない犬。
ある程度会場を確認したら飼い主を気にするようになる犬。
本当に様々です。

前者の場合も、根気強く犬が飼い主のそばにいくのを待ちます。

でもやっぱり一番は・・

でもさすがは生徒さんの愛犬です。
絆はしっかりできているんですね。

客観的に見ていると、
「うちの犬、多分私のそばに来ないですよ」と言っていた生徒さんの愛犬も、好き勝手動いているように見えて、実は生徒さんを視界にとらえながら動いているのが分かります。

「ばーって好き勝手行っちゃうと思います」と言っていた生徒さんの愛犬も、一定の距離以上は生徒さんから離れようとしないのです。

なおも松下先生の指示は続きます。
『犬がそばによったらおやつをあげて、そのあとも一緒についてくるようなら引き続きおやつをあげましょう!犬に飼い主のそばが一番楽しい!飼い主のそばに行ったらいいことがあると思わせるんです!』

『これは絶対無理やりさせちゃだめなんです。犬に自然にそう思ってもらうことが大事!』

そんな巧みな松下先生の誘導があり、ものの数分間で最終的にはどの犬も飼い主のそばから離れなくなっていました。

序盤からもう圧巻の松下劇場でした!!

長くなりそうなので後半に続きます!
※次回は6月3日(土)を予定しています!お楽しみに(^O^)

フリーになるソフィー

フリータイムの様子。参加者は気づかないふり。犬の好きに動いてもらいます。

松村さんとソフィー

最初は好き勝手動いていた犬も次第に飼い主のそばをついて歩くように!


スクールの様子や犬の豆知識はもちろん、スタッフが好きな犬種を語る動画も配信中♪
■アカデミーinstagram

https://www.instagram.com/playbowacademy

今が注意!犬をマダニから守ろう!

ダニーズの季節

こんにちは、プレイボゥの鈴木です。

ダニーズというと何だか柔軟剤みたいですが、私が犬仲間と山でのトレーニングに行くときに「ダニーズいるかな?」「いるいる、沢山いたよ、ダニーズ」等と声がけをしたりします。
マダニの事です。

日中20度を超える日が増えると、このダニの季節となります。
フィラリアの薬と共にこの何年間かで急にノミ・ダニの薬も宣伝される様になった気がします。

皆さんはダニの薬を飲ませていますか?
私はダニの飲み薬はどうも殺虫剤を飲ませているみたいで苦手なので飲ませていません。
ノミ駆除で首に垂らす薬もありますが、あれも殺虫剤をつけているみたいなのでつけません。
先代のテリア、Beeちゃんが首に1~2滴たらしたら身体中が赤くなってしまい、それから怖くなってつけていません。

そういった経験もあり、実は20年ほど前に学んだドッグアロマで犬のケア用品は、春夏秋冬、自分で作れるものは作って乗り切っています!
前出のBeeちゃんが“ホリスティックケア”と言われているアロマやハーブ、マッサージなどに関して学ぶきっかけを作ってくれました。
まだまだ学びは続いています~。

マダニはわたしたちの天敵…



犬と自分に合ったマダニ対策を

私はノミ・ダニ対策は自分でブレンドしたオイルでノミ・ダニ除けスプレーを作り、散歩に行く前にシュシュッ!としています。

山でのトレーニングで出会う「山ダニーズ」は強力なので。
朝行く前にシュシュッ。
ランチ後にシュシュッ。
そして帰宅するとくまなく身体をチェックして、これまたエッセンシャルオイルを入れた水でタオルを絞り、身体を拭きます。
因みにオイルは水に溶けませんから、本などでみると無水エタノールを少し入れると書いてあるかと思います。
しかし、私はそれも犬には刺激になるので使っていません。
犬なので人よりも希釈は気を付けなければいけませんが、自分で作れるととっても便利です。

ホリスティックケアは奥深いんです。



犬の免疫を上げよう!

ダニは犬の免疫が下がっている時も要注意です。
ご存知でしたか?
しっかりとした食事管理で免疫を上げておくのはダニ除けにも有効なのです。

これには訳があります。
その昔、プレイボゥ稲城店が多摩川河川敷近くの小さなアパートで運営していた時の事。
その2階に事務所があったのですが、ある日事務所で仕事をしていたら、なんとでかいダニが事務所の廊下を闊歩しているではありませんか!!!!

それも1匹だけじゃなく、です。

その時2階の事務所には3頭のゴールデンレトリバー(12歳のメスの小梅ちゃん・3歳のボイシー君・2歳のミスティーちゃん)がおりました。
実はその時小梅ちゃんは体調が悪く、かなり弱っていたのです。
足が弱り自分で歩くこともだいぶ厳しい状態でした。
排泄も人が抱きかかえて行きました。
そして弱っているせいなのか、尿が結構臭かったのでした。

ダニーズの行進を見た私は慌ててその3頭の身体チェックをしたところ、若い2頭には全然見当たりませんでしたが、小梅ちゃんは首回り、そしてお腹には血を吸って大きくなったダニがなんと3~4匹もいました。

飼い主だった森山先生がビール酵母を大量に振りかけたのを覚えています。
因みにビール酵母を振りかけてもダニは死にません。
しかし、どこかに逃げて居なくなる事は確かです。

これを読んでいる方々はご存知と思いますが、ダニを見つけても決して慌てて取ってはいけません。
プチ!と潰してやれ!というのも絶対やってはいけません。
(※詳しく知りたい方はWEB検索してみてください)

ダニはその口で食いつくと皮膚を突き刺してしっかりと食いついているので、ちょっとやそっとでは取れません。
この「口」を取り残してしまうと、膿んでしまったり、大変な事になります。
獣医さんに連れて行って取ってもらうのが一番です。
夜見つけたら動物病院が開くまで我慢しなければいけない、というのはかなり嫌なものですけどね。
そういう人はビール酵母を試してくださいね。
でもダニがどこに「移動」するのかはわからないからこれはこれでまた嫌なものかもです・・・。

ずいぶん昔ですが、森山先生もノミ・ダニ対策での健康管理の重要性をブログにあげていますので、よかったらご覧ください。

ノミダニ駆除の自然療法

今年の夏も昨年同様かなり暑くなりそうです。
きっとダニもどんどん増えてくるはず。
犬は自分で食事管理は出来ないので、飼い主が免疫アップの食材やトッピングで食事を管理し健康を維持しましょう。
そして更に飲み薬でもスプレーでもしっかりとダニ対策してくださいね。

ドッグトレーニングは白か黒か!?

 

ドッグスポーツの一つ、<ガンドッグ>

こんにちは、プレイボゥの鈴木です。

3月の事になりますが、故・森山のトレーニングの師匠でもある
英国のドッグトレーナー、フィリッパ・ウィリアムスが来日しました。
彼女はガンドッグトレーナーやそのジャッジとしても有名であり世界3大ドッグショーでもある英国ケネルクラブ主催のクラフツにも毎年パフォーマンスを依頼されていたドッグトレーナーです。

(詳しくは以前のブログをぜひ⇒3月と言えばやっぱりアレ!

今回、フィリッパの下で7年間修業を積んできた
日本のガンドッグトレーナーでもある磯野麻衣子さんが招致し、
4日間のガンドッグに関するセミナーを開催しました。
私も1日だけでしたが参加してきました。

<ガンドッグ>とは鳥に見立てたダミーと呼ばれるものを、ハンドラーの遠隔指示で犬に回収させるスポーツで、
英国では貴族のスポーツとして故・エリザベス女王もやっていた由緒あるドッグスポーツです。

このダミーを使ったものをワーキングテストと呼び、
(ヨーロッパの一部ではダミー・トライアルとも言われている?)
そして実際に狩猟をして鳥を撃ち落とし、それを回収するのはフィールド・トライアルと呼ばれています。

ケイティのガンドッグ写真

ガンドッグでのケイティ


ドッグスポーツは犬と飼い主との共同作業となり、犬の身体能力云々よりも、飼い主とのコミュニケーションが一番大事なので究極のオビディエンスと言っても過言ではありません。
私のアジリティの師匠も常にそれを言ってました。

ただし、ガンドッグでは犬がハンドラーの指示に従うのも必須ですが
犬の自主性が問われるものでもあります。

なぜかと言うと。。。

 

 

犬は飼い主を移す鏡

ダミーは見えるところに落とされるだけではなく
80メートルから100メートルほど離れた草むらに隠されている事もあり、
ハンドラーの指示でそこまで真っすぐ行ったとしても、
その先は「その辺を探せ」という指示のもと
犬は鼻も使って探さなくてはいけないからです。

更に。

ハンドラーは犬が進む地形や風向きをも考えて
ハンドシグナルやホイッスルで指示をする必要があるので
そこはハンドラーの手腕も問われます。
そして結構ハンドラーの性格が犬に出るのです。

20年以上前に犬のボディランゲージの第一人者と言われる
トゥーリッド・ルーガスのセミナーに参加したのですがその時の言葉が今でも残っています。
結構有名な言葉かもしれません。
『犬は飼い主を映す鏡』

我がパートナー、ケイティは一言で言うと「雑」「中途半端」(汗)
ケイティ、ごめんなさい・・・。

さて、今回のフィリッパのセミナーで改めて思った事。
トレーニングは白か黒かでグレーではない、って事。
これだけでは何のこっちゃ?ですよね。

 

それ、許してませんか?

当たり前なんだけど、実はグレーにしていたトレーニング。
自分が思い描く形ではなくても、終わりが正解だったら「良し」にしていませんか?

おすわりを例にしてみましょう。
「お座り」と言いました。
犬は最終的には座ったけど
・若干お尻が浮いてちょっと前傾姿勢になっていた
・座るまでに時間がすごーくかかった
・座ったけどおやつをあげるところで立ってしまった

最初はきちんと座るまできっちりやっていたものの、時間の経過と共に
「でもいいや、出来たよね」
「うーん、ま、いっか」
となっていませんか?

グレーですよね、グレーですよね。
そして座ろうとする姿、もしくは座った瞬間を見せれば
OKなんだと犬は学びます。
”これをやればおやつをもらって終わりという「芸」なのだ”と学びます。

フィリッパからすると「お座り」はその言葉の通り、座ったらずっと座り続ける事なのです。
「そこに座って居てね」という事。
指示は1回。
厳しく言うのではなくささやく様に言うだけで、犬が”わかった、今は座るんだね”となる事です。

ガンドック時のケイティのグレーの例を挙げると。

ダミーの落ちた場所を見て、私は「真っすぐ行け」の指示を出しました。
ケイティは真っすぐ行く途中で私のイメージする「真っすぐ」よりも若干右方向へ。
その後ダミーの匂いをとって右からギュイーンと左に行ってダミーを回収してきたのですが
「ま、いっか」となっていた私。
「真っすぐ行け」の理想は指示した手の方向に真っすぐと突き進む事。

その後、同じ場所にダミーを隠し、再度練習したところ
また真っすぐ行かずに途中から右方向に行き、左旋回してから回収しました。
ダミーの場所がわかっているのに、です。

グレーを許した為です。。。

ケイティは”一度右方向にいってから左に向かっていく”
もしくは”真っすぐ行かなくてもダミーさえ回収すればOK”と、学んだのです。
ハンドラーである私が「真っすぐ」のラインをしっかりと決め
それ以外は真っすぐではない、と教えなければ
ケイティは”そうか、これが真っすぐなのね”とはなりません。

磯野さんからもちょこちょこ指摘されていた
『それで犬は何を学ぶか』と言うのは
フィリッパの『白か黒かはっきりと教える』に繋がっていたのです。

ケイティママの写真

こちらはケイティのお母さん!凛としてますね。

 

ぜひ愛犬を観察してみてください

犬と暮らしていく中でのトレーニングでは
そこまでやらなくてもいいのかもしれません。
でも「これだけは」というものに関しては、グレーではなくはっきりと伝えた方がいいかな、と思います。

『犬はそれで何を学ぶか』

ご自身の犬、ちょっとだけ観察してみてください。
結構気づきがありますよ。