正しい犬の触り方

 

 

こんにちは。
プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー関東校事務局の佐藤ですU^ェ^U☆彡

皆さまの愛犬は触られることは、好きですか?
苦手ですか?
それともどちらでもないですか?

佐藤家にいる犬たちは、触られることが基本的には問題ありませんが、1頭「触られることが大好き」な犬がいます。

その子はどこを触っても、人間が手で触っても足で軽く触れても、そっと寄り添って身体をぐいぐいと押し付けてくるような犬です。

他の犬たちは、触れますが、場所やシチュエーションによっては「今はやだ」というような身体の動きで気持ちを表します。 犬たちは後者のようなパターンが多いような気がします。

お腹を見せる犬

愛犬さんはどこを触ると喜びますか?

 

今日は、先日人づてに「触る場所(犬の身体の部位)」に注目を置いた興味深い実験についてお話を聞きましたので、ご紹介したいと思います。

その実験は2014年と比較的新しい、ドイツで行われた実験です。 実験方法は、飼い主と犬が実験スペースに入り、そこへ見知らぬ人が来て、犬を触るというものです。 触り方は以下の通りです。

(1)肩を撫でる
(2)胸のわきを撫でる
(3)首の上部を撫でる
(4)犬が床に伏せている状態になっているところを撫でる
(5)前足片方だけを持つ
(6)頭のてっぺんを撫でる
(7)尻尾の付け根付近の背中を軽くかく
(8)首輪を掴み持つ
(9)片手でマズルを持つ

このような触り方をした際の犬の行動や反応、心拍数等を記録したそうです。

その結果、犬が特に否定的な反応を示した触り方は以下の3つでした。

(4)犬が床に伏せている状態になっているところを撫でる
(8)首輪を掴み持つ
(9)片手でマズルを持つ

この状況は犬にとって、少し拘束されるようなイメージが出来るので犬は不快に感じるのかもしれません。
この触り方で、「嬉しい~~~♪」と感じてもらえるようトレーニングしていくことが出来ますが、 初対面の犬に、いきなり上記の触り方をしてしまうのは犬にストレスをかけてしまう可能性が大きいので避けたほうが無難です。

逆に犬が喜んだ触り方も実験結果から言われていました。

(1)肩を撫でる
(2)胸のわきを撫でる
(3)尻尾の付け根付近の背中を軽くかく

しかし、いくら実験ではこう言われていたとしても、もしかしたら個体によっては、「苦手」と感じる犬もいるかもしれません。

私たちがこういった情報を知ることはとても大事ですが、犬も動物ですので1頭1頭個性があります。
その個性をしっかりと見極め、把握し、接していくことが大事ですね。

皆さまの愛犬はどこを触られることが好きですか?

初めて会う犬への接する場合は、今回ご紹介した実験を思い出しつつ、犬の様子をよく観察されてみてくださいね!