どうしても苦手を克服できない時
夏の風物詩
こんにちは!
プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー事務局の瀬尾です。
先日、洗濯物をベランダから取り込んだ際、足の甲を蚊が刺した感覚がありました。
「あ!刺された!」と思いながらもあまり気にせず、洗濯物をたたみ、それを片付けている間もなんとなく足の甲に違和感が・・
「ん?なんか変だぞ?」と思って足の甲を見てみたら、蚊が足の甲を刺したまま張り付いていました。
・・・洗濯物を取り込んでから片付けるまで、一体どのくらい蚊と一緒にいたんでしょうね(笑)
存分に吸われてしまった足の甲はしばらく腫れ上がっておりました・・
夏は、一気に虫が増えますね。
会社のビルの階段にも、毎日のように寿命を終えたセミが。
家の中でも、蜘蛛がよく出るようになりました。
どうにも虫全般が苦手なので、困ってしまいます。
他にも、夏特有のもので苦手な物と言えば、「雷」でしょうか?
雷が苦手な犬
この雷、皆さまの愛犬や身近な犬にも苦手な子は多いのではないでしょうか?
人間でも怖いのだから、人間よりも感覚器の鋭い犬が、もっと恐怖を感じるのは当然ですよね。
当スクールの講師の愛犬である「あたち」ちゃんもとっても雷が苦手です。
雷が鳴りだす前から、ガタガタと体を震わせ、ハッハッハと息が荒くなります。
そこから雷が去るまで、そのような状態が続きます。
犬が雷が苦手な理由は様々あると思います。
例えば、聞きなれない音や光に恐怖を感じたり、トラウマがあったり、気圧の変化を感じ不快だったり。
飼い主様が怖がっているとその変化も敏感に感じ取って不安に思う場合もあるかもしれません。
様々な雷対策
あたちちゃんは保護犬ということもあり、どのような経緯で雷が苦手になっているかは不明なようですが、様々な対策も効果が無かったようです。
<対策例>
・サンダーシャツ
・バッチフラワーレメディ(レスキューレメディ)
・サプリ
・テリントンTタッチ
・音慣れのトレーニング
各対策の詳細は割愛させて頂きますが、どんなに対策を取っても、その苦手意識が大きければ大きいほど、取り除くことは困難となります。
小さい体いっぱいに恐怖を感じる姿は見ていてとても心が痛みますが、とにかくあえて通常通り接するように心がけ、雷が通り過ぎるのを待ちます。
雷が去った後は、思いっきりご褒美タイム・・といきたいところですが、疲れ切って力尽きたように眠る姿に『頑張ったね』とねぎらいの言葉を掛けて、そっとしておきます。
安心な場所を
別スタッフが以前飼ってた犬も雷がとても苦手だったようです。
一軒家で飼われていたその子は雷が鳴ると必ず1階のリビングに。
さらに飼い主であるスタッフがトイレに入ると「私も入る!」と一緒に中に入って来たようです。
トイレは1階の一番奥の窓がない場所。さらには飼い主もそばにいる状況。
その子は本能的にその場所が一番安全・安心だと思ったのでしょうね。
このように、少しでも犬が安心できる場所を用意してあげることも大切です。
ちなみにあたちちゃんは、ドアを取り外し、全体をタオルケットで覆ったクレートを避難場所に選ぶようです。
このように「恐怖」などの負の感情は、対策を取ったとしても取り除くことが難しい場合も。
そんな時は、見守る側は騒いだり、必要以上に構ったりはせず、いつも通りに接することも大切です。
苦手が克服できなくても安心感は与えられます!
ただ、やはり犬にとって安心できる場所の最大の条件は、大好きな飼い主様がそばにいることだと思います。
ぜひ、今よりさらに愛犬との絆を深め、苦手なものがあっても「飼い主がそばにいるからきっと大丈夫!」と愛犬に思ってもらえる関係性を築いていけるといいのではないかと思います。
その関係性を普段から深めていくには、やはりトレーニングが有効な手段の一つですね!
ぜひ、その方法が気になる方は、当スクールで「犬も人もストレスなく楽しく学べるトレーニング方法」を学んでいただければと思います!
座学と実習の2本柱で犬について多角的に学んでいただけますよ!
本日もお読みいただき、ありがとうございました!