犬も飼い主も笑顔になった日<後半>

K9ゲームってどんなゲーム??

こんにちは!
プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー事務局の瀬尾です。

早速ですが、前回のK9ゲームワークショップの続きです!⇒前半はこちらから

初っ端から圧巻の松下劇場で始まったワークショップですが、始終その勢いのまま進んでいきます。
犬に飼い主のそばが一番♪と思わせた後は、各ゲームの練習がスタート!

本来のK9ゲームでは、犬は<ノーリード>が基本!
ただし、今回はほとんどの犬がK9ゲーム初心者ということもあり、リードをつけて行うなど独自ルールも取り入れつつやっていきましたよ。
ちなみにK9ゲームはチームでの対抗戦です!

K9ゲームはその名の通り9つのゲームで成り立っているのですが、レベルや時間の関係もあり、実施したのは以下の5つのゲーム。

1)ミュージカルチェア
イメージは椅子取りゲーム。中央に置かれた椅子に飼い主が座りますが、
その間犬はある程度離れた場所で「お座りマテ」をします。
椅子を取れなかった飼い主は、椅子に座っている飼い主の犬へ声掛けなどの妨害OK!
(犬の名前を呼んだり、怖がらせるなどの妨害はNG)
どうにか「お座りマテ」の形をくずせれば椅子を奪えます。

2)ドギーダッシュ
イメージは徒競走。ゴールで待つ飼い主の元に行き、「お座り」できたらゴール。
飼い主は名前を呼んだり、ジェスチャーしたりして犬を来させます。
飼い主のそばが一番!と思っていないと意外と飼い主の元にいかないことも。
名前を呼んだら来るという「呼び戻し」が出来ていることも重要です。
スタート地点では知らない人がホールドするのでそういった部分も許容できる必要があります。

3)リコールリレー
イメージはリレー。1頭ずつゴールにいる飼い主の元に行き「お座り」をし、犬のあたまをポンっとしたら、次の犬が走り出します!アンカーまで終わったら全頭揃って「フセ」をさせるとそれがゴールの合図です!

4)ジョーパップリレー
1頭の犬が、各スペースにいるチームメンバーのところに行き、そのスペースごとに掲げられたお題を
実施していくゲーム。
例えば最初のスペースでは「フセマテ20秒」⇒次のスペースでは「八の字をさせる」・・など。
すべてを成功させればゴール。

5)KONG(コング)・レトリーブ
KONG社が出しているおもちゃが床に散らばっており、それを犬が「持って来る」ゲーム。
おもちゃによって得点が違ったりペナルティがあり、どのおもちゃを持ってくるか指示することが大切!
持ってきたおもちゃを「離せる」ことも重要です。

ゲームについての詳細の案内はこちらから(K9ゲーム公式サイト)⇒https://pet-dog-training.jp/9games/

K9ゲームの成り立ち

こうして実際に犬がやっている姿を見ていると、K9ゲームを実施するには、犬と人が生活するにあたり必要なトレーニング要素がふんだんに組み込まれていることに気づきます。

K9ゲームをするには、とてつもなく高度な技・・ではなく日常的に使う基礎的なマナーが必要になっていくんですね。
K9ゲームの考案者イアンダンバー博士、さすがです。

だからこそ、今回K9ゲームをするのが初めての生徒さんの愛犬も、少しルールを緩くするだけで同じようなことが出来たのです!

さて、練習の後は、2チームに分かれての対抗戦です!
チームごとに誰の犬がどの種目に出るかを決め、いざ勝負!
なかなかの接戦で最後に逆転し勝利するという、白熱したゲーム展開となりましたよ!

犬も人もみんな笑顔に!

おそらく、愛犬を連れてきた生徒さんは、愛犬の知らなかった一面をたくさん見られたと思いますし、
「うちの犬、こんなこともできるようになってたんだ!」と成長を感じられた時間になったと思います。

それも松下先生の華麗な誘導があってこそなのですが、生徒さんの愛犬たち、本当に頑張りました!!!

そして!
このK9ゲームで忘れてはいけないのは何と言ってもゲーム進行のお手伝いをするボランティアスタッフの存在です!

今回は見学者の生徒さんにその役目をお願いしました。
例えばミュージカルチェアの椅子出しやKONG(コング)・レトリーブのおもちゃの用意や片付け、走る種目ではスタートのホルダーの役目など、本当に皆様、快く引き受けてくださり、スムーズなゲーム進行の立役者となってくださいました!

スタートのホルダーは、たとえ犬がかわいくてもその感情を出してはいけません。
犬に好かれてしまったらゲーム進行の妨げになってしまう恐れがあるからです。
そのため、<ただのホルダー役>に徹してもらいます。

また、ゲームを見ている時もたくさんの声援や手拍子など、ワークショップを盛り上げてくれました!
本当にありがとうございます!!

そんなわけで、
松下先生の巧みな進行が土台にあり、
勇気をもって犬同伴で参加してくれた生徒さんとその愛犬がいて、
そしてボランティアスタッフをしてくれた見学の生徒が支えとなり、
本ワークショップは大変な盛り上がりを見せ幕を閉じました。

参加した生徒さんからのアンケートでは、
飼い主としてもドッグトレーナーを目指す身としても、学ぶことがたくさんあったワークショップだったという嬉しい感想もいただきました!

ずっと犬を学べる場所

プレイボゥドッグトレーナーズアカデミーの【ドッグトレーナー養成講座】では、
【座学】と【実習】の2本柱で犬について学んでいきますが、それ以外にも勉強会やセミナー、今回のような犬同伴可のワークショップなどたくさんの知識やスキルのインプットの場を設けております!

それは入学したら卒業後もずっと続いていきますよ!
卒業したら終わりじゃない!
当スクールは、卒業後も末永く生徒さんと犬について学んでいきたい、お付き合いしていきたいと思っております。

ぜひ、プレイボゥに入って、ずーーーーーっと犬への学びを続けてみませんか?

見学者

見学者のみなさん。「ただのホルダー役」に徹してもらってます!

ミュージカルチェア

ミュージカルチェアの様子。お座りマテ、できるかな?