犬の食事の与え方について
こんにちは。プレイボゥドッグトレーナーズアカデミー講師の矢川です。
残暑の厳しい日が続いていますね。
ですが暑い日が続いているおかげで、秋の味覚のぶどうや栗などは例年よりも甘みが増しているそうです。
シャインマスカットなども最近では安く手に入りやすくなってきましたから、食べるのを楽しみにされている方も多いのではないかと思います。
念のためにお伝えしておきますが、ブドウ類は犬に与えてはいけない果物です。
「テーブルに置いていたら誤って食べてしまった!」なんてことのないように注意しましょう。
フードを手からあげていたら、、
さて、先日、出張トレーニングでお伺いしている飼い主さんより、愛犬の食欲についてのご相談がありました。
その内容は、
「ドライフードの食いつきが落ちてきたので、人の手からあげていたら、なおさら自分で食べなくなった」
というものでした。
飼い主さんからはトレーニング以外に愛犬の食事についてのご相談も受けます。
今回は愛犬の食事の与え方についてお伝えいたします。
人がご飯を出しても愛犬が食べてくれないと心配になりますよね。
その事から人の手で愛犬にご飯を食べさせてあげる飼い主さんがいます。
人の手から直接与え続けていると、犬はご飯をもらう時はこれが当たり前なんだと勘違いする可能性があります。
そのため、ご飯の皿を置いてもそこから食べてくれなくなる恐れがあるのです。
いつでもご飯が食べられるのも
ご飯や食べ物にあまり興味を示さない犬や子供が犬にご飯をあげているご家庭でよく見られます。
自分で食べるより、人に食べさせてもらった方が、気持ちの部分でプラスになる事があるのでしょう。
その反面、それに慣れてしまうと、もしも愛犬が病気で入院をしたり、飼い主さんが病気や怪我で入院することになった時など、食べさせてもらう人がいないとその反動がストレスになりかねません。
また、犬のしつけの面から見ても飼い主さんに対して依存度が上がってしまう事がありますので、気をつけたいですね。
その一方で、もう一つやりがちなのが、「いつか食べるだろう」とそのままご飯を入れたお皿を出しっぱなしにすることです。
朝、お仕事に行く前など、もしかすると行っている方がいらっしゃるかもしれません。
これもあまりおすすめできません。
このようにご飯を与えていると、犬は「いつでもご飯が食べられる」と思ってしまいます。
食べて欲しい時になおさら食べてくれなくなってしまうでしょう。
ご飯を出して10分~20分程度経過してもご飯を食べようとしない場合は、そのまま片付けて様子をみましょう。

「早くご飯が食べたい」ぐらいが良いかも知れないですね。
食べない原因を把握しましょう
さて、フードに原因がある場合だけでなく、歯の生え変わりや喉や器官の違和感から食欲が落ちている場合もあります。
また、床にフードの器を置いても食べず、少し高さのある台においてあげたら食べ始めた事で、首の違和感に気が付いたというお話も過去にありました。
すこし特殊な例では、パピーの時期にステンレス製の器を変えただけで食べるようになったという話も。
ステンレスの金属の質感に抵抗があったのかも知れませんね。(食べる時に歯がステンレスに当たるから?)
これらの事は飼い主さんが気が付きにくい部分でもありますからアドバイスしてあげましょう。
今回、お伝えした以外にも、
「ご飯にトッピングを加えているけど、すぐに食べなくなる」
「成犬になって粒の大きいフードに変えたら食べなくなった」
のようなご相談を受けた事があります。
また機会があれば、これらの事についてもスポットを当ててみたいと思います。
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